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“ペルソナ”について

おはようございます!!川上です。
先日、社内でアプリに関するイベントをおこないました!🎪
その際いただいたご質問で最も多かった『ペルソナ』にまつわるお話を今月号のテーマとさせていただきます。
とは言っても、エポスアプリのペルソナについてではなく、ペルソナをつくった過程やメリットを中心にお伝えできればと思います😊

ペルソナ構想は今から少し前の話になるのですが、今回のイベントを通じて改めて言語化をさせていただくことで思い出しができたのと、公なドキュメントに残すことでこれからペルソナを作ろうとしている方のお力に1ミリでも貢献できればという思いです。

それでは今月もよろしくお願いします~!



ペルソナってなに?

サービス・商品の典型的なユーザー像のこと。仮説ではなく仮想のユーザー像のこと。

https://goodpatch.com/blog/persona

当初わたしは『ペルソナ』と『ターゲット』は同じだと思っていましたが、初めてペルソナ構築をした際に別物だということを学びました。

ターゲット:実在、集団、大まかな属性
ペルソナ :仮想、個人、詳細な属性

今更聞けないペルソナとは?作り方から活用までの5ステップ | エンプレス(enpreth)
https://www.lycbiz.com/jp/column/yahoo-ads/marketing/what-persona/

また、ペルソナは仮想の個人(ユーザー)の価値観を知るもので、規模感を測るものではありません。


なぜペルソナをつくったの?

💡蓄積されていた定性データを見直し、エポスアプリの価値観分布を明らかにするため
💡上記を踏まえ誰に向けたアプリなのかを明確にし、関連部署(ステークホルダー含む)との共通認識をつくるため

💡蓄積されていた定性データを見直し、エポスアプリの価値観分布を明らかにするため

お客さまアンケートやインタビュー、目的はさまざまですが定期的に実施をしてきました。
ある特定のサービスの分析のためだけに定性データを使用するのはもったいない&会員数も増加傾向にあるので、ここらで定性データを洗って利用ユーザーの価値観を明らかにしてみよう!!などの運びで、定性データとほぼ終日(1~2か月)にらめっこしました。

ワークの内容は割愛ですが、一部チラ見せ

“定量データ”は目に見える事実として、ステークホルダーも知りたい情報(伝えるべき情報)なので捉えてはいたものの、定性データに焦点を当ててじっくり時間をかけて考えることって実はあまりなかった(というよりどう扱っていいかが分からなかったに近い)ので、どっぷり定性について考えることはチームとして初の試みでした。
ユーザーはどのようなことに価値を感じていて、次にどのような価値を求めているのか?では、見えてきた価値を提供するために必要なことは?
定量データと掛け合わせて、このあたりの問いを改めてチーム全体で本質的に考えていく大きな転機となりました。


💡誰に向けたアプリなのかを明確にし、関連部署(ステークホルダー含む)との共通認識をつくるため

開発当初はペルソナが不明確だったので『誰の何のペインを解消するためにこれをやる必要があるのか?』を考える時間が長く、関連部署で集まってアプリのサービスを考える際に認識合わせが難しく議論が難航することも。
主担当であるわたしの頭の中には漠然とユーザー像がある中で、他部署の方はこのサービスを提供したい!これつくりたい!がメインな会話が繰り広げられていくので、なんとなくお互い伝わっているようで伝わっていない悶々タイムが流れていました😇

ユーザー像を伝えきれてない主担当⇄伝えてるのに伝わらない他部署

この状況を解消するためにペルソナを設定して、関連部署(ステークホルダー)との認識のすり合わせを円滑にし共通認識を持てるようにしたい、さらにはプロダクトをつくる軸や起点となりうるペルソナを作って終わりではなく、アプリ開発に関わるすべての社員へ波及して全員の目線合わせとなるものにしよう(こっちは裏テーマ)という強い思いのもとペルソナをつくるに至りました。


ペルソナをつくってよかったこと

前段でも述べたように、“どのようなユーザーのための”が明確になったことで関連部署(ステークホルダー)との認識合わせが円滑になり、議論の質が上がった実感があります。
チームとしてもプロダクトにおける明確な軸ができたことでユーザーの解像度が高まり、今まで以上に自信を持ってユーザー視点を考えるきっかけになったのではと感じています✨

PO(決裁者)を交えた日々の議論でもペルソナを主語にして対話を重ねていくことで、PO⇄開発メンバーの中での共通認識を自然と深めていくこと・ペルソナの●●さんの気持ちになってプロダクトを考えることが可能になり、チーム全員が同じ温度感かつ高い納得度を持ちながら意思決定をする場面が圧倒的に増えました。

対話時は常に主語がペルソナ。「●●さんは~」

個人的には、ユーザー調査を実施する際のリクルーティングの精度が上がり、同時に作業効率もかなり向上したと感じます。


さいごに

裏テーマ😎
ペルソナを作って終わりではなく、アプリ開発に関わるすべての社員へ波及して全員の目線合わせとなるものにする

これもきちんと叶えられるようにしていくことが次なるミッションだと認識しているので、引き続き波及活動を継続していきます!!

併せて、ユーザーの思考やニーズに合わせてプロダクトを変化させていく過程で、ペルソナのアップデートも必要になります。
日々のリサーチで得られる定性データと最新の定量情報を掛け合わせて、チーム全員でペルソナをアップデートしていく動きも忘れずにやっていきたいと思います🔥

最後までお読みくださりありがとうございました。


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