いくつ趣味を持っていますか?
趣味は二種類持つといいそうです。
外を出歩く(身体を動かす)趣味と家の中でできる(頭を動かす)趣味。
消費する趣味と作る(創る)趣味。
みたいにね。
さて、前回の記事で大人になった今だからこそできる趣味として、18禁な趣味について綴りました。
趣味は気持ちを豊かにするなぁと改めて実感してます。
息子が毎週持って帰ってくる翌週の時間割を見ると、いわゆる主要5教科は知識として生活に密着してると思います。
しかし副教科と(今でも?)呼ばれる体育、音楽、美術、技術家庭は人生を豊かにする趣味の素地だと思っています。
大人になってから始めた趣味で、実は子どもの頃からやってみたかったとか、子どもの頃に習っていたことを改めて始めたとかいう方が多いでしょう。
が、一方でやったことないけどやってみよう!といきなり思い立った趣味。
それ、本当に初めてですか?
似たようなこと、学校でやったことないですか?
副教科のどこかに縁がありませんか?
海外は家庭科や体育がない国も珍しくありません。
子どものときに広く浅く素地を経験する、というのは実はとても大きなメリットだと思います。
まぁ子どもの頃はそのありがたさは1ミリもわかんないんですけどね。
仕事を変えて非常にメンタルに余裕ができたせいか、新しいことを始めたいなという気持ちが沸々と沸いてきました。
やったことないこととか、やりたかったけどまだやってないこととか。
私、何がしたかったっけ?と私生活の自己分析をし続ける日々を過ごしていました。
そんなとき、高校時代からの親友が私の興味の種を簡単に掘り出してくれました。
ある日突然、彼女からのLINE。
「ねぇねぇ、着物興味ない?」
親友の話によると、祖母から大島紬(!)を譲り受けたらしく、せっかくなら着れるようになりたいと思い立ったとのこと。
着物興味ない?
あるなら着物着て一緒にお出掛けしようよと。
ある。めっちゃある。
10代のころからある。
実は若い頃からずーっと興味はあったけれど、イマイチ始めるタイミングやエネルギーが重ならず着物に手を出せずにいました。
そして、実家の母はもう亡くなった姑とその姉妹、曽祖母から大量の着物を譲り受け、処分するのはもったいなさすぎて困っているところでした。
上質なヴィンテージ着物はあるのに着る人がいない。
ときは満ちた。
始めよう、着物。
私が一言「興味ある」と答えると、行動力が鬼な親友は
・大島紬をクリーニングに頼んだところで無料の着付け教室があるから行かないか
・大規模な催事が今度あるからとりあえず行ってみないか
・催事、事前予約でパーソナルカラー診断できるらしいよ→予約したよ
・和香ちゃんのお母さんが持て余してる着物見てもいい?→めっちゃ譲った
・譲ってもらった着物をいち早く着たいから催事に着物着て行かない?
・もう長襦袢、縫おうかな←今ココ
と、あっという間に話が進みました。
私も思い立ったらすぐ動くタイプですが、親友はさらに上を行く行動派です。
話はえーよ、と思いつつもこれぐらい勢いがある人の波に乗るとある意味楽です。
一方母は母で、私と親友が着物に手を出し始めたことに触発されて「私も着る」と言い始め、夜な夜なYouTubeで着付け動画や便利グッズを検索して見まくっているそうです。
そんな訳で今の私は親友や母の勢いにさらに触発され、インスタでオシャレな着物の画像を食い漁り、自分で着付けもできないのにすでに半衿や帯の沼にズブズブとハマっています。
私は冠婚葬祭や子の学校式典で着物を着たいという願望はなく、普段のオシャレ着として楽しみたいのでキチンと着る気がさらさらありません。
長襦袢ナシ、タートルネックとロングスカートの上から着物着ちゃうくらい自由に着たい。
着物警察が見たらその場で射殺されること間違いなしです。
でも明治や大正の西洋文化が入ってきた頃の着物姿って和洋折衷してて本当にお洒落なんですよ。
着物にヒール履いたっていいじゃない。
親友と
今年の目標は自分で着物着て一緒に出掛ける
がスローガンとして掲げられました。
着付け頑張って覚えよう。
そんでオシャレして出掛けよう。
出不精な私には外に出掛ける趣味としてとてもいいです。
ありがとう、着物道楽だった大叔母。
悪いけどもう令和なのでめちゃくちゃ自由に着させていただくぜ。
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