藍色

本とお酒とアイスが好きな27歳 少しでも楽しんでもらえたら。

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最近の記事

唐揚げの主張

"唐揚げ専門店って外装派手だよね" そう呟いたのは助手席にいた母だ。 車を運転していると街には数店舗の唐揚げ専門店。 たしかに赤や黄色で縁取られ大きく書かれた文字や唐揚げの写真が大きく載せてある看板が目に着く。 唐揚げは昔から良く食卓に並び、お弁当のおかずで好きなランキング上位に輝く食べ物。 しかしながら反して見た目の地味さ。 いや、茶色のものは大体美味しい。 料理が得意ではない母の作る彩りの少ない茶色で出来たお弁当が私は好きだったし、 何より運動会で家族みんなで食

    • 思ひ出のプリン

      それでもなお、 この人と一緒にいたいと思ったのは これを食べたからだろう。 私の好きな物や人はすぐに忘れる癖に 私の好きな食べ物だけは覚えていた。 これ好きだよね?と自慢げに言ってくる君が脳裏に浮かぶ。 喧嘩をした次の日にコンビニで買ってくるプリンも 誕生日の日に食べたプリンも変わらずいつだって優しく私を纏うように側にいてくれたような身近な食べ物。 たまごと牛乳と砂糖というシンプルな材料で 人類を虜にしてしまうプリン。 フォルムもまた愛らしく、 スプーンで触れればぷ

      • トキメキの喫茶店

        喫茶店という響きがまず好き。 レトロ喫茶、ネオ喫茶 などと呼ばれるお店も増えて行っているけど そこもまた良いがやっぱり昔ながらの喫茶店… 昔ながらっていう言葉もなぜかしっくりはこないのだけれど。 まあ、昔からある喫茶店が好みだ。 どっしりとした深煎りコーヒーと 薄いパンと薄いハムのサンドイッチ(褒めている) 既に完璧だ。 そこにちょっと気の強めなおばちゃんの店員さん。新聞を読むおじさん。タバコを吸うサラリーマン。井戸端会議をしている40代後半の女性たち。 一人でふら

        • お喋りはカンノーロのあとで

          カンノーリ、カンノーロ… 初めにお伝えしたい。 私はイタリア菓子には全然詳しくないのです… 友人とランチでピザを食べに行った日。 2年ぶりの友人ともなればまあ、会話に花が咲くわけで。 まずは晴々としてカラッとした暑い日だから イタリアビールから…と言いたい気持ちを抑えて辛口ジンジャーエールで乾杯。 喉を刺すような炭酸とピリッとしたジンジャーエールが私は大好きです。 お酒飲まない時、これがあれば必ず頼むかもしれない。 友人との会話は止まらない止まらない。 何をそんなに話す

        唐揚げの主張

          猛暑の漬物

          初回の投稿はこれで良いのか問題。 元同じ職場の方に言われた、 誰も見てない状態でnote書いてみたらどう? の一言。 元々自分で日記は日々書いていた。 文字を書かないと下手になると思ったし、実際字を書く機会が減っていってどんどん下手になっていったから。 とまあ、その話はまた今度。 本が好きだからと言って実際にこう文字に起こしてみると自分の語彙力の無さと表現力の乏さにガッカリする。 ただ誰も見ていないならいっか。 いう気持ちにもなるから、ちょっと続けていこうと思う。 そ

          猛暑の漬物