魔女の宅急便 どこにでもいる魔女の話
わたしは、「15歳を拗らせた」17歳である。
自分はどこか人とは違うという一ミリも根拠の無い自負を持ち、たまに「変わってるね」と言われ、そう言われる自分が割と好きで、携帯のバッテリーはいつも10%台。そんな世の中にホウキで掃いて捨てるほどいるであろう17歳だ。
そんなよくいる女子高生の私は、某新型肺炎により突然できた余暇(などというと大人たちから叱られてしまうかもしれないが)を大学受験への焦燥と共に過ごしていた今日、金曜9時のロードショウで、じんわりとした衝撃を受けた。
今