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【SDVX】スキアナプチ解説-剛力羅編-

こんにちは!胡椒です。

今シリーズからは、ある程度需要のありそうな今作のスキアナの解説をしようと思います。
ここの配置はこう取る!とか詳しい話はあまりしないつもりなので、攻略にあたってのポイントを簡単にご紹介できればなと思います。

※はじめに読んでほしいこと

スキルアナライザー、略してスキアナ。
苦労して合格した段位のプレートがプレーヤーネームの横にでかでかと表示されると、かなり達成感がありますよね。暴龍天付けてる人がいると、この人ボルテうまいんだな〜って一目でわかりますよね。

言うまでもなくこれだけ目立つわかりやすい実力の指標ですから、誰もが一つでも上の段位に合格したい、と思ったことがあるでしょう。

しかし段位とは恐ろしいもので、取得の熱意が強ければ強いほど、短期間で何回も受けて癖を付けてしまいやすく、取得も遠のいてしまいやすい、というジレンマが発生します。
一度落ちたら「地力不足だから鍛え直そう」と冷静になれればいいんですが、そうも簡単にいかないのが人間です。手が届かないと薄々わかってはいても、ついつい手を出してしまいたくなるんですよね。うまいこと噛み合ってワンチャンないかなーなんて。
僕もかつてそうだったので気持ちは痛いほどよくわかります。

ただ、ほんっっっっっとうにスキアナとその課題曲の粘着だけはやめましょう。一つもいいことないです。
少なくとも次回作が来るまでは、コースが追加されることはあっても課題曲が変更されることはまずありません。
魔騎士まではまだ逃げ道がありますが、剛力羅以上は金枠=全コース合格が上の段位の解放条件なので、(少なくともその作中は)癖を付けたら終わりと思いましょう。

・たとえギリギリでも落ちるのは地力不足
・粘着に意味はないどころか逆効果

・地力を上げて上から殴る=余裕で合格を目指す

スキアナに向き合う時はこの3点を常に頭に入れるべきです。「スキアナのために地力を上げる」というよりも、「地力を上げた結果スキアナに合格した」という方がよっぽど合理的です。
実際に受験するにあたって、課題曲を初見殺し覚えるとか配置に慣れるとかで数回触る程度ならいいとは思いますが、くれぐれも粘着だけはしないように。本当に。

あと、仮に癖付けまくってどうしようもなくなっても、作品のタイトルが変われば課題曲もほぼ全て変わります。
なので「明らかに受かる地力付いてるのに、○○に付いた癖のせいで…」と悩んでいる人は、吹っ切れて地力上げをしながら次回作を待つといいと思います。
今作中に受かりたいって気持ちもよくわかりますが、どうせ次回作来たら称号も全てリセットされるんです。本当に十分な地力があるなら、次回作は余裕で合格して上の段位に移れるはずですよ。
ただ一つBoFを除いては。

さて、本編に入りたいのですが、各曲ごとに書いてある練習曲はほんの一例なので、他に練習曲を探したい時にはこちら↓や同シリーズの16編、18編等もご覧ください。(宣伝を欠かさない)


Booths of Fighters 回

【課題曲】
星の詩 [MXM]
キラメキ居残り大戦争 [MXM]
Booth of Fighters [EXH]

【全体概要】
第1回Aコースにして最大の山場。おなじみボスのBoFは、金枠剛力羅および或帝滅斗への登竜門として、驚異の5作連続ボス就任を果たしました。
ぶっちゃけ今回は過去作以上にBoFゲーであることは否めませんが、正確に言うとBoFのサビに可能な限りゲージを残すゲー、つまり星の詩〜BoFの前半を余裕で抜けられるかでほぼ勝負が決まります。申し訳ないですが、BoFサビ前までに補正入るような地力では、その後のサビを耐えるのはまず無理です。
それくらいBoFとは、魔騎士までのスキアナ、はたまた他の剛力羅課題曲の数々とも一線を画した異質な存在。多くの中級者に立ちはだかる高い壁となっています。
なお、BoFのサビを難所と感じない人には、おそらく今作でダントツ楽な回じゃないでしょうか。この回の解説は必要ないはずです。

【個別解説】

星の詩

属性:片手
[ポイント] 最大限ゲージを残す

剛力羅の1曲目としてはかなり易しい17です。
譜面の難易度と後ろのことを考えると絶対にゲージを残さないといけない曲なので、終了時点で最低でも80%、できる限り100%近く残しておきたいです。
基本的には大人しい地力譜面ですが、曲の穏やかさに反して片手がそこそこ忙しいです。練習としては16上位〜17下位の片手譜面、特にA+C同時などの歯抜け同時片手があるものをハードで埋めていくといいと思います。
[練習曲]
(16)
HiGHER
Absurd Gaff
(17)
Happy Sensation
ブチ上げ候!現代忍者三姉妹
Sacrifice Escape : 不条理の模倣による感情と代償

キラメキ居残り大戦争

属性:総合
[ポイント] 総合的な地力上げで無駄なエラーを減らす

鍵盤・つまみ・片手全てが忙しい17準上位の総合譜面。主に削れやすい箇所はFXチップ混じりの8分同時(に伴う体力)出張片手ごちゃごちゃとしたつまみ。特に片手に関しては拾いづらさの割に1エラーあたりの削れる量が大きいので、意識して拾えるように。つまみは正確に回せるに越したことはないですが、現実的には結構ごちゃごちゃしてて認識難なので、ある程度は適当でいいです。
ただし、始点の方向と単純な直角↓

こういうのとか
こういうの

だけは必ず間違わないように。直角とチップは1エラーにつき4%も減る大ダメージ源なので…
[練習曲]
-同時鍵盤-
Rebellio
感情の摩天楼~Arr.Demetori
-出張片手-
D1g1t1ze b0dy
Sparkle Smilin`
-つまみ-
バイナリスター
ぼくらの16bit戦争

Booths of Fighters

属性:ロング片手、BoF押し
[ポイント] サビまでに大きくゲージを溜める/なるべくプレーしない

もはや説明不要のボス。最も意識しなければならないのは、できる限りプレーを控えること。理由は散々言われていると思いますが、他の課題曲とは比べものにならないくらいとんでもなく癖が付きやすいからです。
時代が進み、BoF以外にもBoF押しを練習できる曲は増えてきています。しかしながら、その練習曲の多くが18にあるということからも、BoFの異常さがうかがえると思います。
サビばかり語られますが、見落としがちなのが前半。ここで大きく削れる程度の地力なのに、サビができないと嘆くのは違うと思います。
断言しましょう。サビ前までに補正に入るのは確実に地力不足です。二重階段という18以上が主戦場の高度な配置の対策をする前に、やることがあるはずです。
よほど得意な人でない限りサビで削れるのが当たり前の譜面なので、それまでに大きくゲージを溜めておかなければならないのは当然のこと。
18も交えながら片手譜面をしっかり触ってきて、星の詩・キラメキも含めて「BoFのサビ以外は全て回復」と思えるくらいの地力を付けてから臨みましょう。
なおBoFに関しては個別に記事を書いているので、よければそちらもご参考に(隙あらば宣伝)

[練習曲]
-片手-
(17)目標:ハード、970
Little princess has no identity.
天ノ弱 [INF]
JUGGLE
(18)目標:クリア、955
Beyond the BLUE
Bolérrot
そして黄金郷へ
-BoF押し-
(17)
Princess Lily
Ghost Family Living In Graveyard
(18)
Barbless Ego
Star☆Beat
IKAROS DYNAMITE!!!!


Nofram 回

【課題曲】
おどりましょうよ!ドラゴンさん 〜転生したらゲーム曲でした〜 [MXM]
オルターエゴ [MXM]
Nofram [EXH]

【全体概要】
鍵盤&体力のドラゴンさん、つまみ+変則片手のオルターエゴ&Nofram。素直な地力が求められるかといえばそうではなく、ちょっと癖のある回です。物量で圧倒してくる鍵盤や難しいつまみ操作といったものは少なめで、どちらかといえばテクニック寄り。片手が得意な人には有利かも?
全曲でその片手の絡む箇所に初見殺しがあり、特にNoframは何度か予習(≠粘着)しておくことを強くオススメします。

【個別解説】

おどりましょうよ!ドラゴンさん 〜転生したらゲーム曲でした〜

属性:体力、縦連
[ポイント] 脱力/光るFXチップを有効活用

愉快な曲ですが結構疲れる鍵盤譜面。2曲目以降でバテないように脱力を意識しましょう。
終盤にある縦連はこぼすと大きなダメージになるので、可能な限り0エラーで抜けたいです。
ちなみにこの曲全体を通して光るFXチップが多用されていますが、この特殊なチップには早ニア判定が存在しないという性質があります。つまり、終盤の縦連を含め「いくら早く叩いてもクリティカルと判定してくれる」ことを頭に入れておくといいかもしれません。
[練習曲]
voltississimo
POSSESSION(Gowrock Remix)
empty

オルターエゴ

属性:逆つまみ、出張片手
[ポイント] 出張片手に慣れる

密度はさほど高くないものの、手を逆側に出張させて取らせる片手が非常に多い技巧派譜面。一部引っかけつまみもあり、予習を推奨します。
片手に関しては、使える指を全て使うくらいのつもりで、普段とは違う指でも自在に鍵盤を叩けるような柔軟な運指力を身に付けましょう。
[練習曲]
みたらしプラトニック
444
LubedeR
Sparkle Smilin`

Nofram

属性:歯抜け片手、着地
[ポイント] 色んな指で柔軟に鍵盤を取れるようにする

譜面系統としてはオルターエゴとやや似ていますが、こちらはA+Cのような取りにくい片手を、縦横に素早く連続で移動(着地)することを求められます。

序盤から歯抜け片手3連直後のFX、いやらしい

こうした配置は素早い片手移動もさながら、やはりオルターエゴと同様に、普段押さない指、時には手のひらなどを駆使して他の鍵盤を無理やりにでも取る力があると心強いです。
ただし、剛力羅挑戦レベルでこの片手をこぼさず取れというのはまず無理な話なので、ノフラムではできるだけつまみを外さないこと、鍵盤で無駄なエラーを出さないことを徹底しましょう。片手に翻弄されるあまり、つまみを十分に回し切れずに放置レーザーを外して大ダメージ、というのはよくあるパターン。一部不規則な順番の直角もあるので、この譜面は予習必須といえます。
慣れで無駄なエラーを減らしていける譜面ではあるので、初見でボロボロでも何度かやってゲージが伸びるようならクリアを目指してやり込む価値はあります。癖が怖いならミラーで。
[練習曲]
ストリーミングハート
Jailbreaker
planetarium
ネメシス SDVX Edit


ULTRA B+K 回

【課題曲】
SHION -sublimation mix- [MXM]
Non RolicK!!大冒険 [MXM]
ULTRA B+K [MXM]

【全体概要】
ザ・総合力の一言に尽きる回。あらゆる要素をまんべんなく問われる全体難の総合譜面揃いで、中途半端な地力の人や一つでも極端に苦手な属性がある人にはきつい回かもしれません。
しかし、一定水準まで地力が付くとスルッと剛力羅初合格となることも。どの段位のどの回にも言えますが、総合的な地力上げは本当に大切です。

【個別解説】

SHION -sublimation mix-

属性:総合
[ポイント] まんべんなく地力を上げる

17ど真ん中の総合譜面。鍵盤つまみ片手全てにおいて17らしい譜面がずっと続きます。
特徴というか、癖という癖が全く無いので、これほどまでに対策という言葉に縁のない譜面は他に無いと思います。他の17をとにかくたくさん触りまくって苦手な要素を作らない、まんべんなく地力を上げることが最善の攻略法です。
[練習曲]
他の17の譜面全て
強いていうなら同ポジションのオリガミカル・スウィートラヴ、le coeur patissiere、fantastic dreamerあたり

Non RolicK!!大冒険

属性:高速、総合
[ポイント] 高速つまみ+片手に耐性を付ける

これも総合譜面といえると思います。ただし17ではかなり難しい方です。
BPM230という高速で激しいつまみや遠い片手がせわしなく飛んでくるので、ハンドスピードの足りない人は全く手が出ないでしょう。
これも他の17を触りまくることで自然と上手くなる譜面ですが、強いて言うなら高BPMのつまみ・片手譜面を意識して練習に組み込む。場合によっては18下位の高速地力譜面も練習に取り入れるといいと思います。
[練習曲]
(17)
Chewingood!!!(イベント解禁)
伊邪那美白山姫大神
放課後ストライド [HVN]
(18)
諏訪大信仰
World of Iris [VVD]
Ethreal Lotus

ULTRA B+K

属性:総合(配置難)
[ポイント] 難しい配置を誤魔化す

17ではなかなか見られない癖配置がわんさか降ってくる難関譜面。総合譜面とはいっても(逆)直角+タバコ押し出張、Z字つまみ、微縦連などやや得意不得意が分かれそうな配置が多め。どちらかといえばつまみを得意とする人の方が先に埋まるイメージがあります。
この譜面で大事なのは、いかに譜面を簡略化するか。見えた通り正確に鍵盤を押す、正確につまみを回すのはとても難しい譜面です。
たとえば(逆)直角+タバコ押しなんかは、片手を正確に押そうとするとかなり難しい運指になりますが、次のノーツまでの間隔が広いからべちゃ押しで誤魔化そう、とか(実際誤魔化せるかは知りません)。頻出するZ字のつまみなんかも、リズム難も相まって正確に回し切るのは困難を極めます。なので、ごちゃっとしてる部分は適当に回して、放置部分だけはしっかり乗せる、とか。
こういった簡略化や誤魔化しがかなり有効であることは間違いなく、それができるかどうかは今まで触ってきた譜面の数に大きく依存してくるはず。
[練習曲]
(17)
B.B.K.K.B.K.K
S1CK_F41RY
ふ・れ・ん・ど・し・た・い(WEREHEREMIX)
ゴーストルール
(18)
Firestorm
恋愛♡悪戯!?まじかる☆ぱふゅ~む!!


Innocent Azure 回

【課題曲】
Tic Exe [MXM]
MilK [MXM]
Innocent Azure [MXM

【全体概要】
おそらく今作では最も易しいと感じる人が多い回じゃないでしょうか。
ボスのInnocent Azureはレベル表記こそ18ですが、17でも違和感がない逆詐称譜面と言われています。これができないと18の鍵盤何もできないんじゃないかってレベルの18鍵盤入門ですね。
一方、2曲目のMilKはかなり歯ごたえのあるつまみ譜面。むしろこいつがボスで、こいつさえ抜ければウイニングラン、という声もよく耳にしました。
1曲目のTic Exeは随所に見られる素早い片手が特徴で、片手に耐性の無い人から確実にゲージを刈り取ってきます。
このように1曲目片手、2曲目つまみ、3曲目鍵盤と綺麗に属性が分かれたコースとなっていますが、鍵盤属性であるボスが他の剛力羅ボスと比較しても易しめなことを考えると、鍵盤が苦手な人でも突破しやすい回と言えるでしょう。
ただし極端につまみが苦手な人にとって2曲目のMilKは大きな壁となりそうです。

【個別解説】

Tic Exe

属性:片手移動
[ポイント] 片手を確実に取る

デデッ! デデッ!というメロディに合わせてD→B、A→C、L→Rのような少し遠くて速い片手移動が、短い間隔で何回も降ってきます。たまに飛んでくる微縦連や片手両FXにも注意。
BPMもそれなりに速いのであらかじめ覚えておかないと取ることが難しく、特にチップ1つのダメージが無視できないスキアナにおいては大ダメージとなり得ます。少なくとも「ここで手を広げて指を吹っ飛ばす!」と反応できる程度には飛んでくる場所を覚えておきましょう。
その片手を除けば他はオーソドックスな地力譜面なので、他の17をしっかり触ってまんべんなく地力上げをしていれば問題ないはずです。
[練習曲]
この曲自体、他の17

MilK

属性:つまみ総合、認識難
[ポイント] 色々なつまみ譜面に触れ、操作力と認識力両方を鍛える

17のつまみ譜面の中でもなかなかの曲者。どちらのつまみを回せばいいか混乱しやすいのに加え、つまみが当たり前のように回転中に動いたりレーン外にはみ出したりするので、かなりの初見難かつ認識難です。これも譜面の流れやつまみの順番をしっかり覚える、つまり予習(というか暗記)必須です。単純に操作も難しいのでつまみが苦手な人にはかなりの鬼門に感じると思います。
反復して暗記することも大事ですが、今までに触ってきたつまみのパターンやそこで培われた認識力・操作力がものをいう譜面でもあります。
16,17だけでもつまみに特化した譜面は増えてきています。小手先の対策に頼るよりも先に下記の練習曲以外にも様々なパターンのつまみ譜面に触れ、下地を固めてから挑みましょう
[練習曲]
(16)
-基本-
星の器 feat.らっぷびと
弱虫モンブラン
-応用-
幸せになれる隠しコマンドがあるらしい (終盤難しい)
KIRAMEKI OVERDRIVE (かなり難しい)
(17)
-弱-
The setting sun
バイナリスター [VVD]
-中-
Impress(siqlo`s Hi-Tech Veats)
MOVE! (We Keep It Movin')
-強-
Sunflower Vibes
キモチコネクト [GRV]

Innocent Azure

属性:鍵盤、物量
[ポイント] 最後まで押し負けしない体力を付ける

紹介した通り、18にしてはかなり易しめの鍵盤譜面です。
物量こそ18らしい忙しさがありますが、その配置が曲に忠実でとても素直なものばかりで、鍵盤譜面でありつつ非常に精度が出しやすいのが特徴的です。
ただ、いくら簡単とは言ってもそれなりに高速の16分が立て続けに押し寄せてくるので、あまりにも打鍵速度が遅かったり後半に疲れて押せなくなったりすると一瞬でゲージを持っていかれるので、ある程度の物量耐性は必須です。
仮にMilKを抜けてもこの曲で落ちるようなら、まだ17→18のステップアップ、および他の剛力羅への挑戦も早いと思われます。しっかり17で地力と体力を付けておきましょう。
[練習曲]
Inscape
Яegret of MemoRy
Me:Tear
Stleq


狂水一華 回

【課題曲】
- Jupiter - [MXM]
Sulk [MXM]
狂水一華 [MXM]

【全体概要】
ボスに18がいる剛力羅その2。しかしInnocent Azure回と比べると厳しい内容だと思われます。
1曲目Jupiterは精度難のハネ鍵盤&片手譜面。2曲目Sulkはかなりつまみを外しやすい初見殺し譜面。ボスの狂水一華は17上がりの18挑戦者にとっては難所だらけの地力譜面となっています。
バランスの良い選曲ではありますが、いずれも一癖二癖ある譜面で、個人的には今作で一二を争う難しい回だと思います。

【個別解説】

- Jupiter -

属性:ハネ鍵盤、片手
[ポイント] ハネリズムに慣れる

これでもかというほどほぼ全ての鍵盤配置がハネリズムで構成されている鍵盤+片手譜面。ハネリズムに慣れていないと体力とゲージをごっそりと持っていかれます。
また、出張が絡む片手も特に初見ではやや取りづらく、唯一の発狂があるサビ前と併せて1回は予習しておくといいでしょう。
攻略法としてはとにかくハネリズムに慣れること。片手はべちゃ押しでもいいので死に物狂いで食らいつくこと。
[練習曲]
サクラノソバニ!
Record one's Dream
デンデラパーティーナイト

Sulk

属性:引っ掛けつまみ、認識難
[ポイント] つまみの引っかけを覚える

全体難かつ初見難で、かなりゲージを削り取ってくる譜面。初見のみならず、慣れるまでかなり引っかかりやすいつまみ絡みが多数存在するので、これは予習必須です。ただし慣れてもそれなりのエラー数は覚悟した方がいいと思います。放置つまみは絶対に外さない&外したら鍵盤を捨ててでもすぐに復帰させるのがポイント。
幸いにもBPMが速くないので、比較的素直な鍵盤(乱打)でゲージ維持or回復できるくらいの地力は欲しいです。
[練習曲]
(17)
Lost Wing at.0
この曲自身
(18)
Enchanté
tricky trick

※Sulk自体が独特な譜面をしているので、あまり練習にならないかも…
比較的癖は付きにくい譜面な気はするので、つまみ覚えるまでやり込んだ方がよさそう

狂水一華

属性:総合
[ポイント] 18相当の難しい配置に耐性を付ける

片手、つまみ発狂、乱打、両手&片手orゴミ付きトリル、高速階段、etc…とあらゆる要素が詰まった総合譜面。
正直、18でも決して入門レベルの簡単な譜面とまでは言えず、剛力羅ボスとしてもかなり難しい部類に入ると思います。
こればかりは対策も何もなく純粋に地力を上げるしかないのですが、餡蜜などの誤魔化しの効きやすい配置が多いのが救いです。
おそらく挑戦レベルで鬼門になるのは片手やゴミ付きトリルあたりで、同じような難所のある17上位〜18下位にクリアを付けておくだけでも違ってくると思います。
[練習曲]
(17) たぶん全部解禁曲…
Royal Judgement [GRV]
Cy-Bird
香港功夫大旋風 [GRV]
(18)
Butterfly Twist
The Golden Era
Perfect Ultimate Celebration!!


Chocolate Parade 回

【課題曲】
泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて [MXM]
そして紫の幻想曲は全てを受け入れる [EXH]
Chocolate Parade [MXM]

【全体概要】
1,3曲目になかなか強烈な初見殺しがありますが、初見殺しの絡まない箇所はやや易しめで、しっかり地力を付けて覚えるところを覚えてしまえば、他の回ほど大きな壁がない気がします。
2曲目は精度が出しづらく一部発狂のある鍵盤譜面ですが、1,3曲目のような初見殺しや癖配置はほとんどなく、こちらも順当に鍵盤力を付けていけばエラーを抑えやすい譜面ではあります。
総じて要求される地力の高さはやや控えめといったところでしょうか。

【個別解説】

泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて

属性:初見殺し、逆直角
[ポイント] 逆直角の取り方と来るタイミングを覚える

かなりの初見難。赤直角が左側から発生したり青直角が右側から発生したりする、逆直角と呼ばれるものが大量に散りばめられています。ややわかりにくいですが、順直角→逆直角に切り替わるタイミングには必ずパターンがあります。
粘着厳禁とは言いましたが、こればかりは覚えていないとまずできないので、直角の順番や譜面の流れをしっかりと覚えましょう
なお、逆直角が絡まない部分は素直な8分がメインの鍵盤で特に難所もないので、極力エラーを出さないのはもちろん、できる限り光らせて回復に使いたいです。
[練習曲]
終点の先が在るとするならば。
濁色踊るオートマタ
WILD FIRE
※特に終点の〜はかなり傾向が似ているので練習として使えます

そして紫の幻想曲は全てを受け入れる

属性:鍵盤総合
[ポイント] 比較的シンプルな鍵盤でこぼさない

中速の16分階段と乱打がメインの鍵盤譜面。このぐらいのやや速くてシンプルな鍵盤は18以上の基礎になってきます。精度が取れないのは仕方ないとしても、あまりエラーを出さないようにしましょう。
この曲の発狂は主に2箇所↓

少なくともここ以外はゲージ微回復〜維持ができる程度の鍵盤力は欲しいです。
[練習曲]
eXtridia
take a step forward
Stleq
など17中位〜上位の鍵盤譜面全般

Chocolate Parade

属性:初見殺し、つまみ認識
[ポイント] つまみの流れや出張を覚える

チョコプラことChocolate Planetの続編にあたるこの曲は、局所的に押しづらい鍵盤が飛んでくるチョコプラとは違って、全体的につまみの認識力を試される譜面。直角の順番が交互でなかったり、ロングと放置レーザーが重なって見切りづらかったり、いつの間にか操作するつまみの色が変わっていたり。
つまみの順番はもちろん、唐突な出張は理解していないと取りづらく、譜面全体の流れを暗記してしまった方がよいでしょう。
もしプレーして癖を付けたくないのであれば、動画で確認するだけでもいいと思います。
なお、初見殺しが絡まない箇所はボス曲としては良心的な地力譜面が続くので、回復に使えると心強いです。
[練習曲]
If
熱情のサパデアード
Believe (y)our Wings{GRA5P WAVES}
Believe (y)our Wings{V:VID RAYS}
この曲自身


Aftermath 回

【課題曲】
雲の彼方 [EXH]
Virtual Bit [EXH]
Aftermath [MXM]

【全体概要】
局所的な発狂で削りに来る雲の彼方、片手ロングとジグザグつまみでエラー量産必至のVirtual Bit、17最上位級の超総合力譜面Aftermathと、なかなかに厳しそうなコースです。狂水一華回といい勝負か。
ULTRA B+K回では総合力の試される譜面続きでしたが、今回は物量よりも難しい配置で攻める譜面揃いで、どちらかというとNofram回のようなテクニック寄りの回かと思います。こういったやや癖のある譜面が積極的にスキアナ課題曲になってくるのが、この剛力羅あたりからなのかなぁと感じたり。
或帝滅斗にもソフラン譜面や超つまみ特化譜面などありますし、どんな属性の譜面にも対応できる幅広い地力をこの辺で身につけておきたいところです。

【個別解説】

雲の彼方

属性:局所発狂
[ポイント] 発狂で削られない耐性を付ける

静かな曲調の割になかなか破壊力のある同時押しの縦連や片手トリル、押しづらい階段が局所的に飛んできます。特に縦連に耐性のない人は中盤の同時縦連地帯で大きくゲージを削られてしまうので、最低限のダメージで抜けられるよう練習が必要です。
上記に挙げた難所以外は放置つまみが多い普通の地力譜面なので、できるだけ回復に使いたいところ。というかここで回復できないような地力では時期尚早でしょう。
[練習曲]
BLACK JACKAL
打打打打打打打打打打 [INF]
Opium and Purple haze[EXH]

Virtual Bit

属性:ギザギザつまみ、ロング片手
[ポイント] 柔軟な片手運指と正確なつまみ操作

属性の通り、ギザギザした形のつまみをゆっくりレーンを這わせながら、もう片方の手でロングノーツを処理する配置が大半の譜面。
つまみのリズムはメロディ合わせで一定のためわかりやすいものの、そこに絡むロングが平気で広く出張を強いるので取りづらく、それに釣られてつまみも外れてしまいがち。かなり柔軟な運指が求められます。
この片手に関しては覚えても難しいので、それなりに激しいつまみ+片手の配置を触りまくって、とにかくエラーを減らす練習をするしかありません。
[練習曲]
カシオペアノヒカリ
Erlung [GRV]
Din Don Dan (Fusion Remix) [XCD]
ラブキラ☆スプラッシュ

Aftermath

属性:総合
[ポイント] 18の配置と密度を知る

平均密度はやや大人しい箇所を含めればギリギリ17と思えますが、配置は完全に18のそれ。たまたま癖のある前2曲が得意で抜けてこられたとしても、他に少しでも苦手な要素があると容赦なくゲージを削ってくる、まさにボスにふさわしい総合力譜面です。
特に後半のつまみは離すタイミングが引っかかりやすく、補正に入っている状態で外すと、激しい動きや焦りも相まって致命傷になりかねません。
総合譜面ではとにかく苦手な要素を作らないことが大事です。どこでエラーが出やすいかを把握し、苦手を潰しておきましょう。
[練習曲]
Renegade Fruits [GRV]
ALTONA [GRV]
Night Rockin' Bird
DATAERR0R
Corrupting Wonderland
※全て薄めの密度でしっかり18の配置が練習できる18入門〜下位クラスの良譜面です。(上2つはブラスター解禁ですが…)
クリアを付けるに留まらず、950などスコア目標を決めて詰めてみましょう。


2 MINUTES FIGHTERS 回

【課題曲】
0=Xerostrumental= [EXH]
Empty Backdoor [MXM]
2 MINUTES FIGHTERS [EXH]

【全体概要】
物量鍵盤→Z字つまみ→物量総合とテーマがシンプルなコース。1、2曲目は片方だけならまだしも、同じ回にこの2つが集まるのはかなり良心的な前座な気がします。
ボスの2分戦は17準最上位の純粋な体力系の総合譜面。体力だからといって鍵盤だけできればいいというものでもありませんが、癖配置は全くといっていいほどありません。
3曲とも明確な難所が少ないため、17の物量がきつく感じなくなった、特に体力に自信のある人はこの回で初合格を狙ってみてもいいかもしれません。

【個別解説】

0=Xerostrumental=

属性:乱打、体力
[ポイント] 最後まで疲れない体力を付ける

ややリズム難で不規則な16分乱打を延々と叩く単調な譜面。できるだけ体力を消耗しないよう、最後まで脱力して叩きたいです。
特別押しにくい配置も少ないので、本当に体力さえあればゲージに余裕を残して抜けやすい曲だと思います。というかボスのことを考えると余裕で抜けたい。
ただしここまで譜面の大半が乱打で構成されていると、その切れ目にある片手やつまみで意外と失点しやすいので注意。最後まで集中力を切らさないように。
[練習曲]
Blue Stream
TIEFSEE
Stleq

Empty Backdoor

属性:Z字つまみ、片手
[ポイント] Z字つまみの回し方を抑える

サビのZ字つまみが大きなウエイトを占める独特な譜面。得意不得意が分かれやすい配置ではありますが、苦手でもそこまで大きくゲージを削られやすい配置ではないと思われます。
Z字が外れる理由としては、画像の赤丸部分を意識しすぎて青丸部分が十分な長さを回しきれていないことが大半です。

前者の判定は一瞬で、回す時間は後者が圧倒的に長いので、青丸部分を長めに回すよう意識するといいでしょう。
なお、このサビ以外はほぼ17中レベルの地力譜面が続くので、17上位が採用されやすい2曲目としてはかなり良心的な難易度のはずです。こちらもボスの2分戦までに十分なゲージと体力を残したいです。
[練習曲]
(16)
不可測的メトロポリス
HiGHER
(17)
Technical Master

2 MINUTES FIGHTERS

属性:物量、総合
[ポイント] 最後まで耐えぬく体力を付ける

通称2分戦。ひたすら17上位の配置が絶え間なく降ってきて非常に忙しいものの、個人差が出やすい癖配置や発狂などは一切無く、純粋な地力と体力が試される物量系の総合譜面です。
ブレイク明けに1箇所つまみ出張があるくらいで、対策が必要な箇所はほぼ皆無と言っていいでしょう。十分にゲージがあるのに落ちるのであればシンプルに地力不足ですし、逆に前2曲で削られてもこの曲でギリギリ耐えられるのであれば、現時点でもかなり物量耐性があるといえます。
対策という対策ではありませんが、とにかく最後まで粘れる体力が重要なので、予行演習として17上位〜18下位で全体難の物量譜面に触っておくといいと思います。
[練習曲]
(17)

Candy Colored Hearts
(18)
She Turns Me On [GRV]
水簾ノ調
Sweet Requiem


Destroy 回

【課題曲】
Fun walk!! [MXM]
Royal action [MXM]
Destroy [GRV]

【全体概要】
おそらく今作最終回となるであろうコース。難易度としては標準くらいでしょうか。
1曲目つまみ、2曲目鍵盤、3曲目地力とやはりバランスの取れた回です。特に癖のある譜面もなく、こちらも総合的な地力上げが有効となるでしょう。
余談ですが、スキアナって割と最後の方に追加される回は地雷や最難関と呼ばれる譜面が採用されにくく、良心的というか真っ当な地力を試される良選曲が多い気がします。

【個別解説】

Fun walk!!

属性:つまみ発狂、片手
[ポイント] つまみ発狂で削られない

何度か来る両つまみが荒ぶった直角地帯が難所…と思いきや、実は片手の方が難しい(と思う)譜面。
直角地帯はつまみ地力がモロに出るのでなんとも言えませんが、赤青それぞれのつまみが内外どちらに動いているかに注目するといいと思います。なにも直角全ての音通りにつまみを回そうとする必要はなく、左右の方向さえ間違わなければ同じ方向へ適当に回しっぱなしでいいので、見た目以上にやることは単純です。
また、片手もリズム通りに動かすと大変なので、スキアナを抜けるだけなら餡蜜も有効です。
[練習曲]
Impress(siqlo`s Hi-Tech Veats)
S1CK_F41RY
Into The Madness
Sharkbait

Royal action

属性:混フレ、精度難
[ポイント] FXチップ混じりの鍵盤でエラーを出さない

FXチップ軸の独特の混フレ+微ズレ配置、トリル等の鍵盤でスコアが出にくい譜面。精度はまず出ないものとして、鍵盤でできるだけエラーを抑えることがポイント。混フレやFXチップ混じりの高密度な鍵盤譜面に触って耐性を付けておきましょう。
鍵盤譜面とするには片手やつまみもそれなりに多いですが、鍵盤に比べれば素直なものが多いので回復に使いたいです。
[練習曲]
地球最後の告白を[XCD]
take a step forward[HVN]
eXtridia
Rapsodia d'amore

Destroy

属性:総合、片手
[ポイント] 片手移動を素早く正確に

17上位の配置を集めたような総合譜面。後半から時折片手トリルやセツナ押し、BoF押し等が飛んできて密度が上がりますが、おそらくここまで来れたのであれば、密度の低い序盤とサビの前半でゲージを回復できるので、そこまでの破壊力ではないと思われます。
問題はサビ前と終盤の長い直角+片手地帯。特に片手は短い間隔で左右に振られる上に同時がメインで、かなり押しにくくなっています。左右の片手移動が素早くできるように練習しましょう。
[練習曲]
Pieces of a Dream
Royal Judgement[GRV]
Devastated Territory[VVD]


おわりに

いかがでしょうか。
解説というほど噛み砕けていない気もしますが、それぞれがどんな地力を要求されるコースなのか、どういった練習をすればよいかは多少なりともお伝えできたかと思います。

何度も言っていますが、全ての回を通じて言えることは、苦手を作らない総合的な地力上げが合格への一番の近道です。

最後に、この記事が少しでも剛力羅挑戦者のお役に立つことを祈りつつ、先日実施した今作剛力羅の難易度アンケートの結果を載せて締めたいと思います。

(正直、多少個人差が出るとは思っていましたがここまで割れるとは思いませんでした)

それではご健闘を!
胡椒

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