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人生に変化を与えるために、OUTPUT読書術を身に付けよう!(書評:自己肯定感を上げる OUTPUT読書術)

本書の要点は以下のとおりです。

○要点1.OUTPUTの重要性
本から得た情報が血肉化されるかは、OUTPUTの仕方によって決定付けられる。OUTPUT読書術を身に付けることで、期待通りに読書の効果を実感できる。

○要点2.OUTPUTのステップ 
OUTPUTのステップは以下の4つです。
 ステップ①情報の整理
 ステップ②情報の理解
 ステップ③情報の編集
 ステップ④情報の出力

本を読んでも自分の意見が何も出ないときは、OUTPUTのステップのどこに問題があるか探るとよい。

○要点3.自分のペースを崩さないこと
OUTPUTするのがしんどいときは、無理にOUTPUTしなくてよい。「自分のペースを崩さないこと」がOUTPUT読書術の大原則である。


○要点1.OUTPUTの重要性

本を読んでもほとんど内容をほとんど忘れてしまった、なんて経験ありませんか? 興味を持って、集中したはずなのになんで・・・ そんなときはOUTPUTしていないのが原因かもしれません。

人間はOUTPUTすることで脳に「これは重要な情報だよ」と指令を出すことができ、結果として長期記憶として蓄積されていくことになります。

そして、ただOUTPUTするのではなく、読書の効果をより効率的に得る方法として”OUTPUT読書術”を提唱しています。

○要点2.OUTPUTのステップ 

OUTPUTのステップは以下の4つに分けられます。
 ステップ①情報の整理
 ステップ②情報の理解
 ステップ③情報の編集
 ステップ④情報の出力 

本を読んでも自分の意見が出ないのは、情報の整理・理解が出来ていないからだ。

「そんなの当たり前だよ」と思った方は要注意です。なぜなら、OUTPUTしないと自分が本当に情報を整理・理解できているかの確認が難しいからです。

本書を読んだ後に「実は本の内容を理解していないのではないか?」と疑って再読したことで、本の内容がスッと頭に入ってくる体験がありました。

会話において傾聴が大事なように、読書でも"傾読"が大事なのかもしれません。

○要点3.自分のペースを崩さないこと

本書を読んでいると何回も「自分のペースでいいんだよ」と暖かく励ましてくれます。そんな読書目線で併走してくれる姿勢こそが、本書の最大の魅力だと感じました。

OUTPUT読書術を継続するには「①完璧を求めないこと」「②目標を小さく設定すること」「③継続を意図的に途絶えさせること」が大事だと言います。

この書評を書くのにも、実際何日もかかりました。それでも最後まで完走できたのは、著者がまるでワンピースのルフィのように「誰も仲間を見捨てない!!」と励ましてくれたおかげだと思いました。


[総括]

頑張って読書しているけど「本の内容が身に付いている感じがしない」「なぜか成長している感じがしない」という人は、OUTPUTをしてみよう。

たしかにOUTPUTは大事だというのは、他の色んな本にも書いてある。(”学びを結果に変えるアウトプット大全”とか。)

しかし、とはいえ”OUTPUTは面倒だよ”というのが、本のタイトルを見たときの正直な気持ちじゃないでしょうか?

いや面倒だからこそ、読書はトレーニングと同じで「OUTPUTは大事なんだー」「完璧を目指さずにあなたのペースでいいんだよ」と寄り添ってくれるのが本書なのだと感じました。

本書は上記以外にも「本を読むことの意味」「OUTPUT読書術のより具体的な方法」「選書の方法論」といったテーマを詳しく・丁寧に解説してくれています。

人生に何だかモヤモヤしている人はぜひ読んでみてください。

著者紹介

主に哲学や古典といった本をラジオ風に紹介してくれる書評系Youtuberで、現在の登録者数は約16万人です。物腰が柔らかい雰囲気で、難しそうな本も優しく解説してくれます。

※備考

別のYoutuberですが、マコなり社長は”今のままじゃ嫌だけど、何をやっていいか分からない”という人は「30冊本を読め」と言っています。

その30冊の中の1冊として、ぜひ本書も手にとってみてはいかがでしょうか?きっとあなたの背中を押してくれるはずです。


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