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なんて伝えたらいいんだろ

人の仕事をチェックするとき
思うことが3つある

1つは、スムーズに進み、
仕事っぷりに感動する
あ、楽しんで進めたんだな。
こだわりを作ったんだな。とゆう
ポジティブなもの。

2つ目は、あと一歩。惜しい。
頑張ってる努力は見えるんだけど
もう一歩踏み込んで欲しい。
もうちょっと。。。

3つ目は、どうしよう。
はたまた、怒り。

3つ目が、いちばんやっかい。
本人にやる気がなく、
アドバイスも素通り。
ぱっと終われば、ケロッとして、
何もなかったかのよう。
教えても、すり抜けていくから、

「ちゃんとしてくれよ」
「頑張ってよ」ってつい、
怒り出したくなる。

でも最近、2つ目と3つ目に
よく、遭遇して、もやもやっとして、
ふっと我に帰る。

私は誰のために悩んでるんだ?
なぜ、怒る必要があるんだ?

上手くやるとか、
楽しめるようにやるとか、
それって結局、私の押し付け
なんじゃないかって思う。

そうするとちょっと不安になる。

どうにかしなきゃいけないのは
わかるんだけど、なんて言葉で
伝えたらいいんだろう。

だれを喜ばせたいんだろう。

嫌われる勇気とか
世間はゆう。
いい仕事することが大事ってこと?
でも結局関係性は続くのであれば、
伝え方には気をつけたい。

そんなこと、考えてたら、
ふとある人を思い出した。

高校の部活の顧問。
たった1人だった、
生意気なマネージャーを
いつも心配そうに遠くで見て、
よく笑わせてくれた人。

私と顧問の先生の距離は近かった。
とゆうか、1人とゆう心情を察して、
距離を近づけてくれてたんじゃないかと
そう思う。

先生は、いつもおだやかで、
笑うと、シワがいっぱいできる人だった。
くちゃくちゃ笑う顔は、
まだ40すぎなのに、
おじいちゃんみたいだし、
お花みたいでもあった。

いつもふざけていて、
ヘラヘラしてる人だった。
だけど、部活が始まったら、
そうはいかない。

指導が必要になる。

そんなとき、真剣に目を見ながら
諭すように、ぽつぽつと言葉を吐く。

それじゃあだめだろう。
そんなふうにして、楽しめてるのか?
もっと努力できるだろう?

そんな風に、期待を込めて叱ってくれる。

決して、失望したとか、
人格否定とかはしない。
ただひたすら、気づきと、努力が
足りないことに、俺は悲しいんだよ。
人生たのしくなくなるだろ?

って、そんな風に叱る人だった。

そうか、こんな人に私は
なりたいんだと、もやもやが消えた。

そんな先生だから、生徒に愛された。

先生の訃報を知ったのは、
大学生の時だ。
亡くなる2週間前まで
教鞭を取っていたらしい。

そして、先生の癌は、
ある限られた先生しか
知らされてなかったらしい。

言わないでくれ、心配させるから。

そういって笑っていたらしい。

ああ、会いたいな。

なぜ忘れていたんだろう。
先生にもらったものがたくさんある。

かっこいい大人になりたい。

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