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沖縄瀬底の旅~飛行機と海が苦手な人間が行く_1日目(成田・LCC・那覇)

こんにちは
夫からのDVで自殺寸前まで身体をメタメタに壊しつつなんとか這い上がっている私です。回復のきっかけは台湾への一人旅でした。自分の足で自分の路を決める旅は私の体に主導権の感覚を取り戻すきっかけをくれました。あの後も、まぁ、台所で包丁持ったままわんわん泣いたり、このまま台所で泣いてるのは嫌だ!と薄い蜘蛛の糸を引きちぎるようにして沖縄へ旅立ちました。

[1日目]
行った場所:
成田空港、那覇
体験:
成田空港へ行く、LCCに乗る

そもそも大前提として飛行機が苦手。水辺と閉所が苦手。
過去に、マルタ島留学でパンと水だけで生活しウィーンの寒さにとどめを刺され臓器を壊して、成田に帰り着き空港付属クリニックに直行した思い出があって(保険入っておいてよかった!)、あの時はもうロシア上空であろうがどこであろうがパラシュートで降ろしてくれとうなされ続けました。というわけで、今もてはやされているマルタ島にあまりいい思い出がありません、あとヨーロッパの冬も🤤あれから飛行機が大の苦手。

慣れている人には笑われるかもしれませんが、成田という国際空港がまず苦手。行けてぎり羽田。なので大好きな台湾旅行もなるべく羽田空港発フライトを選んでいました。

今回の旅の目的は苦手にチャレンジする旅。もっと詳しくいうと必要な苦手克服はする旅。必要じゃないものはしない旅。
成田はいつか国際線でどこかへ行きたいから、LCCももっと気軽に旅行したいから。だからレッツチャレンジ!

チケット予約段階で、予期不安で震えあがるためチケットはいつも直前。
行きの成田エクスプレスの中で、LCCの予約します。乗れなかったら、最悪、成田詣でしてうなぎでも食べて帰ろう。そうしよう。

当日朝起きて決めた旅なので、1時間で荷造りして、最高時速で走って駅へ向かい電車に乗りました。この電車に乗り遅れたら最終LCCには間に合わないギリギリのラインで走った。相変わらず引きこもっていたため、都内の移動すら鎧を纏って心を緊張させて日暮里通過。
成田空港に着いただけで不思議な達成感。私の今日のタスクは終わりました。いや違う、LCCに乗るという最大挑戦が待っている。

飛行機が平気な人が心底うらやましい。
LCC搭乗記を検索すると、シートピッチは、機内食は、座席の座り心地は、などが書かれていて実際のどっぷり感情的なものはいっさいありません。
乗りました、、→着きました
以上
私のような飛行機苦手は、その機内の中にたくさんの葛藤と脳内で会話でかなりの寿命は消費しているんだけどな。

今回のLCCはピーチ。なんとなく色合い的に落ち着くピーチ。

沖縄に連れて行ってくれてありがとうピーチ


成田内の国内線カウンターだからか、保安検査場は空いていて、あっという間に待合ロビーへ。最後のお土産売店でそっと最後の東京バナナを買います。初東京バナナ購入。LCCのロビーは旅行客よりも帰省や普段使いのような人が多く、安心感が少しだけ増します。
直前の予約にも関わらず機内は空いていて座席指定をしないにも関わらず
3列窓側を独り占めできました。だがしかし、隣に人がいないはいないで落ち着きません。ななめ対角線にかろうじて見える見知らぬおじさんはさっさと寝ています。寝ている人でさえ飛行機の不運を受け入れたフラグのように見えてしまいます。
飛行機は大した揺れもなく、また私が事前に飛行機苦手申告をしていたからか?アナウンスで揺れる揺れないをしっかり伝えてくれて本当にありがたかったです。
一応、頓服も必ず飲みます。ガムを噛みながらダウンロードしておいたアマプラを見て気をそらせます。必死です。飛行機苦手というものは、淡々と過ごしているように見えて内情は必死なのです。

機内販売の200円チップスターで気を紛らす


少しだけ気持ちが落ち着いて、雲の上の風景を楽しめるようになってきました。視点が変わるってすごい。家の中でうじうじしていたものが、私は空に来れたんだ、とビックリします。
おかげで何事もなく揺れも少なく那覇に到着しました。
那覇はもう夜。
伝家の宝刀。飛行機嫌いのくせに万全を期してゴールドカード保持しているためラウンジ利用ができます。閉店までの30分間ほどトマトジュース3杯ぐらい飲んで気持ちを落ち着かせます。

那覇は変わらず、ぬるっとした海風と湿気とどこか南国らしい暗さが漂います。台湾の南部でも感じることで、南国の夜は、昼間の明るさの影か、それとも積んできた歴史のせいか、暗さが深く感じます。

ラウンジ内で予約したホテルは空港近くのゲストハウス。
カップラーメン(せめての沖縄そば味)と唐揚げ、ミニトマト、無料サービスのオリオンビールで締めます。

飲めないけど気分のビール


台湾のときもそうだったけど、沖縄にいる不思議。

旅慣れしている人は思わないことだろうけど、その場所に自分を連れてこれたことに、それだけで私はいつもビックリしますし、それが私の旅です。
明日のホテルすら決めていません。
ただただ、服のまま、眼鏡かけたままその日はキャビン式の安宿で寝入るのでした。

明日はどんな日になるんだろう


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