沖縄瀬底の旅~飛行機と海が苦手な人間が行く_2日目(瀬底島へ)
夫からのDVで自殺寸前まで圧縮され、メンタルをメタメタに壊しつつなんとか這い上がっている私です。飛行機が苦手、かつ泳げない私が大好きな沖縄にやってこれました。ありがとう、沖縄の神様!
というのも半年ほど前にも沖縄に来ていて、その時は、空と海は荒れ、強い風で木々がびゅんびゅんと揺れ、頭上には無数のカラスが旋回し、とてもでないけれど今までで一番荒れた天気の沖縄でした。あわよくば岬で落ちちゃう?と思っていたのをまるで神様が見透かしていたかのよう。
今回は、ひとりで!LCCに乗ってやってまいりました。天気は晴れ、なんとか神様が上陸を許可してくれたのかな。
[2日目]
行った場所:
やんばる急行バスで瀬底島、瀬底ビーチ
食べたもの:
モーニング(trank)、沖縄そば(どらえもん)、沖縄豆花、島バナナスムージー体験:
朝をのんびり過ごす、ヒルトン様の牛耳るビーチで夕日を拝む
旅行の朝は早起き!
昨晩の疲れで散乱した荷物を寄せ集めリュックにつめて出発!
2日目のホテルも決めていません。
実は泊まりたいリゾートホテルが夏のシーズンずらせばなんとか安く泊まれそうなのを都市生活でコスパ至上主義になり下がった私は狙っていました。でもよーくよくよく考えて、今の私に、外界と遮断されたファミリー向けプール完備リゾートホテルが必要なのだろうか。
今の私に必要なのは、もうお高くとまらないゲストハウス的なものが必要なのではないかと、本音さんが淑やかに主張してきます。
できたら行ってみたい島もあって、その島に近い瀬底島のゲストハウスに泊まることに。もうそれだけで英断!
1泊だけお世話になったゲストハウスを出発。
一駅歩いて、途中でモーニングを見つけます。
昔はモーニング食べ歩きが趣味だった私。いつからか、そんな楽しみさえ封じるようになっていた心がワクワクし始めます。
オシャレカフェのモーニングは全てがおいしくて、質素な食生活で満足するように調教された私の身体に美味しいものがしみわたります。
朝から幸せな気持ちになって、モノレールで県庁前へ。国際通りを歩いておこうとやってきましたが、学生に海外旅行客に混雑がとんでもないことになっていました。
国際通りにある沖縄そば(どらえもん)へ。
混んでいる中、4人テーブルを使わせてもらい、申し訳ないので相席を申し出ます。こういう小さい親切ができたとき、人は最大HPがちょびっとアップする気がする。帰り際に相席になった人とお礼を言い合い、リュックを背負い直します。
バスの時間まで時間があったため、時間調整のため、おしゃれカフェへ。ずっとあこがれていたカフェです。どうということはないオシャレカフェなんです。でも恥ずかしながら、私はそこに入ることが今までできなかった。江戸の敵を那覇で討つがごとくしばしのまったり時間。
バスの時間になって、やんばる急行のバス停で待ちます。
待てどもバスが来ない。20分ほど遅れてバスがやってきました。バスの席は一番前。運転できないから景色を眺められる席が好きです。途中、SAで休憩しながらも、本部港へ向かいます。
予定よりだいぶ遅れての到着。
ゲストハウスのスタッフさんが港まで迎えにきてくれていて、途中スーパーに寄ってくれました。待たせるのが申し訳なくスーパー内小走りで必要な食糧を調達。ミニトマトが安かった。トマトさえ食べてれば野菜成分足りるだろう。
再度車にのせてもらって、瀬底大橋を渡ります。スタッフさんが、波が強いから今日は泳げないと言っていたけれど、素人には波の強弱が全くわからない。着いたゲストハウスは新しく清潔でいい雰囲気。
こんなときに限って、所用のメール返事をしなければいけなくて、共有スペースで足止め。いつまでも動かない私を見かねたスタッフさんが、「考えるより、行ってみれば?」と。
そう、いつから地図と口コミをたくさん読まないと出かけられなくなったんだろう。
時間はもう夕方だったけれど、まだ沖縄は明るい。どこかのブログで読んだけれど、やはり時差は本州より台湾に近いのではないか。
重たいリュックを部屋に投げ入れ、ビーサンに履き替え、メッシュバッグにビニールシートとおせんべい、飲み物だけ入れて出発。
瀬底ビーチへの近道に集落の中を通らせてもらいます。サトウキビ畑を通り抜け、見えてきたのはそびえたつヒルトンリゾート様。ひぇ。
ホテルの脇を通り抜け、瀬底ビーチに到着。夕日は19時ごろとのことで、まだまだ時間があります。100均で買ったビニールシートをひいてぼんやり。ヒルトン様のタオルを敷いている人多数の中でこうやって工夫次第で安く楽しく、どきどきが何倍もあった楽しめるんだぜい。と思うあらふぉ。段々と夕日が落ちてゆきます。はじめて、海の向こう、地平線に落ちる夕日というものを見ました。太陽は本当に丸くて、まん丸の真っ赤な太陽が、水に落ちていくよう。最後はポトンと海に落ちていきます。
昔の沖縄の人の太陽観は、夜は太陽は地面のトンネルを潜っていて、朝になるとトンネルから出てくるそうです。
その気持ちがわかります。太陽が「おやすみなさい、また明日」と言っているようで、沖縄は太陽までもやさしい。
夜道をひとり帰ります。夜だからどんなに暗くなるかと警戒したけれど、あとで聞いたら太陽の反射があって少しだけ明るい時間は続きます。ゲストハウスに戻って、スーパーで調達したお寿司を食べる、もぐもぐ。共有スペースの居心地がよくてずっといました。この日はお客さんが少なくて私ひとりで独占状態。和室しか空いてなくて、せんべい布団で寝れるかってんだ、と思っていた私をはたきたい。ぐっすり寝れました。
明日は天気がいいそうで、どこに行こうかな、そんなことを考えながら。まだ瀬底の旅が続きます。