僕のランブルボール
8月、夏過ぎ。
僕が一番嫌いな季節です。
なぜなら「暑い」からです。
何もやる気がでません。
学生時代は暑いからという理由で夏期講習をサボり
暑いからという理由でバイトの日数を減らしたり
暑いからディズニーランドの誘いを断ったこともあります。
それほどの暑さ耐性0人間です。私は。
暑くなければ夏フェスなどにも参加したいのですが、
なんせ暑いから行く気にもなりません。
(夏じゃなくてもフェスやればいいのに…その点ラジフェスって最高ですよね!11月だもん!人が死ぬほどいても暑くない!大好き!ラジオ!)
日本の音楽をもってしても「暑さ」には勝てません。
そして僕の最大のコンプレックスは汗です。
この汗を解消するために色々なことをしました。
汗を止めるツボを皮が削れるほど押し続けたり
舞妓さんが胸の上に帯を巻いて汗で化粧が落ちるのを抑える要領で胸の上を包帯でぐるぐる巻にして学校へ行きました。
(行きのチャリで汗だくになったので速攻売店横のトイレで捨てました。)
結果、僕が頼ったのは薬です。
学生時代、僕の夏は薬漬けでした。
中国から取り寄せるタイプの汗止め薬なのですが、
実家にそれが届いた時、怖い中国文字が沢山かかれた箱の中から見たことない薬が出てきたので
「息子が怪しい薬に手を出した」ということで
家族会議にまで発展しました。
そんな薬ですが、まじで汗が止まります。
ただし、効力は3時間。
僕はこれを「ランブルボール」と呼んでいました。
3時間だけは確実に汗を抑えてくれるのでここぞという時に服用していました。
(就職時、友達と遊び時、マッチングアプリで出会った女性とのデート時etc…)
ただ、この薬には欠点があります。
汗を止めると同時に
口の水分をも全て奪い取ります
何を食べても後味ちんすこう状態。
汁物を食べても一瞬でちんすこう口内になります。
一日に何回も服用すると口の中がモンスターポイントの如く全ての水分を奪い暴走します。
気づけば大学時代、夏に美味しいものを食べた記憶がありませんし、何も思い出がありません。
僕はただ皆と仲良く夏を楽しみたいだけなのに…
トナカイの人獣ということで仲間の群れからハブられていたチョッパーの気持ちがよく分かります。
夏は、「汗をとるか?食をとるか?」
この地獄の2択によって毎日苦しめられていました。
そんな地獄の生活を得て、最近気づいたことがあります
「割とみんな汗をかいている」ということに。
僕が思っていた「汗」というコンプレックスは
割と皆にとっては大したことなかったみたいです。
それを大学時代に気づけていれば無駄に5000円もする薬を買わず、口んすこうにならずに済んだのに…
ただ、「この薬がよく効くんだ!」と知り、命懸けでアミウダケのような汗止め薬をを取りに行く前にこの事実を知れただけでも良かったです。
大学の4年間の修行を得て、僕はランブルボールに頼らずに夏を楽しむ方法を見いだせました。
チョッパーは2年間の修行で何故かランブルボールを食べずに他のポイントになれるという手段を見つけたので倍の時間はかかってしまいましたが…
(あれ、なんでランブルボール食べなくて良くなったの?)
皆さんも
意外と自分がコンプレックスだと思っていたことは他人からしたら大したことないっていうのを覚えておくと
人生がちょっと楽になるかと思います。
初めて意味あるnoteを書いた気がする!!!
早く夏フェスいってみたいなぁ…
コロナがあけたら夏のお誘い待ってます!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?