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読書日記143【成長マインドセット】

 吉田行宏さんのビジネス書。副題で「心のブレーキの外し方」と書かれている。車専門店のガリバーの社長をしていたひとらしい。冒頭で「成長とは?」と書かれている。成長って確かに格言にはしやすいが、あまりに意味が広大でわかりにくい。よく言われるのは、「ゲームって上手くなると」とか「読書って」とかいうけど、勉強や仕事のスキルアップには邪魔なものも多い。こうやってnoteに文章を書くことだって、仕事をしている人には時間の浪費になっていることも多いw

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 主人公の山田武史はIT企業勤務の課長となっている。部長に「かんばっているのはわかるけど」と小言を言われ悩んでいる。

 成長ってなんだっけ?
 なぜ、成長できないんだろう?

 わからないまま、ぶらっとプレゼン作成のためにカフェに入る。カウンタに座ってコーヒーを飲みながらパソコンを開いてメールのチェックをしていると「どうかされたんですか?」とマスターが声をかける。

 「上司から、「もっと早く成長しろ!」と言われてしまって。でも成長するにはどうしたらいいか、わからなくなってしまったんです」

 すると、マスターは「お役に立てるかも」と「成長の地図」をカウンターにだす。その中で成長に必要な3つの要素をマスターが教える

1・成長とはなにか?
2・成長を阻害する要因
3・成長を促進する要因

 そして成長とはなんぞや?というセッションが始まっていく。武史は成長をこう語る。

「自分が出来なかったことをできるようになること。単純に、これが成長かな、と思います。できることが増えていくことで、結果に繋がっていきますから。それと、少しかっこつけると、自由を手に入れることかな。十分な収入やスキルを手に入れれば、仕事や場所や時間が自由になれますし」

 マスターはそれを聞きながら「劇的自己成長」をするための成長の本質や原理原則を知って体得するということを教えていく。


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 スーツを着ないのだけど、スーツって成人男性はどうしても必要になる。(冠婚葬祭ね)なので、スーツを5~6年かに1回は変えるようにしている。紳士服専門店にいくと大体3~4万円、イオンなどの激安なところにいくと1~2万くらいでその時に必要になりそうな感じで買うのだけど、その原因って単純に太ってきている(いわゆる中年太り)のにある。20代からなら実に15キロ以上太ってしまった。

 スーツだけは正直に痩せている人(痩せすぎは違うけど)のほうが圧倒的に似合う。お店の人がサイズを測ってそれでもいいものをって持ってきてくれるけど、圧倒的に似合わない。オーバーオールなら似合うかもだけど、流石にそれはないから、それなりきでそれなりきの値段のものを買うんだけど、その時に思うことは「痩せなきゃ!」と真剣に思う。自分の中で、「成長を止めてしまった」例となってしまう。(今日も脱線しました)

 この話のメインになるのは副題の通り「ブレーキを外す」という行為が成長だという点だと思う。「自分なんかどうせできない」「やってなんの意味があるの?」そういったものから、時間的な事まで色々な制約(ブレーキ)を少しづつ取り払おうというのが、この本の主旨となっている感じがする。

 読みながら「分岐点」ってあるな~と思う。若い時に大きな会社に入っても、リストラさせてしまった人や、自分で好きなことをやりながら、生活を楽しんでいる人やら、そういった中で何が「成功する人」「成功しない人」の違いって何かな?と思ったことがある。これは僕の見解なので、違うという人も多いだろうし、これが全部ではないんだろうけど、「天に身を任す」というか「人のせいにも自分のせいにもしない人」っていうのが成功するなと思う。

 成功のために、精一杯やって、辛いこと我慢していって、その後に「あ~もう成功でも失敗でもいや~」と上手く開き直れる人っていうのが、なんか成功できている気がする。まあ、それができるから「成功者」なんだろうけど、仕事をしていて努力しないでって人が、今の会社で生き残れるのかな?とも正直に思ってしまうくらい、会社ってシビアになっている感じはする。努力しない人が少なくなっているというか、ちょっとの頑張りぐらいだとすぐに追い抜かされるような感じの世界でのマインドをどう位置付けするか?ブレーキを踏まないで懸命に努力してみるのもと、読んだ後に思えてくる作品です。

 



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