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エッセイ 【noteの読み方】

noteって最初の何行かで読まれるか読まれないかが決まってしまう。だからなのか題名と最初だけに力を入れている作品が多いというのを多く聞く。

noteの不便さとしてというかブログ仕様とでも言えばいいのか?他のブログで使われるストック型でないので長編小説に向かない。構造的に1話・2話と話を進めてもちょっと戻ってという時になかなか戻れない。

作品を探せないというのもある。あーこの記事いいなと思った時にいいねとかをしておかないと、アプリやサイトを一旦閉じてからだとなかなか見つけることが難しい。

TikTokとか新しいSNSの宿命なのだろうけど、「読みたいけど、今はそれほどでもない」という作品を再確認できない。ちょっと秀でた能力に目がいきにくいというのがある。

後で「あ、面白い……この前の……なんだっけ?」と思った時には後の祭りとなってしまう。

それと平行して、あれ?この人文章も才能もあるのに……と思う人がいいねの数が少なかったりする。


この前、時間があって丸善でゆっくりと本を物色していたら、たまたま見かけて面白く読ませてもらった本があった。


‎ 皓星社 大石トロンボ著

大石トロンボさんの『新古書ファイター慎吾』という漫画というか本を買わせてもらった。(エッセイも少し載っている)面白かったし、これってnoteの読者に向いている本だなと正直に思った。

画風は漫画太郎さんとさくらももこさんの中間といった形で一つ一つも何ページかで読みやすい。漫画としてはいささか高い気もするけど、内容からしてコアな読者層がいそうな気配がする。(Twitterでは推薦する書店が多くあった)

内容を簡単に説明すると、新古書店の「ブックエフ」という架空のお店で主人公である慎吾が本を探すというただそれだけの漫画なのだけど、そこに出てくる登場人物が「せどり」を主にしている人物だったり、本のうんちくを語る人物であったり……

ブックオフあるあるを書いてあるのがすごく面白い。というかnoteに本のエッセイを書いている人には共感するところが多々あるんじゃないだろうか?とおもうところが盛りだくさんとなっている。

読んでいる途中で、あ!noteに書いているんだとわかった。喜んで大石トロンボさんのnoteをみるようとした。さぞかし人気があってたくさんの人がみているのだろう……と思ったら意外にというか相当少なかった……

フォローしたら直ぐにフォロー返しもしてもらった(ありがとうございます(人''▽`)ありがとう☆)Twitterも直ぐにだった(暇なのか?変な勘ぐりすいません)

正直にいうと、Googleで調べたほうが有名だったし、noteに書かれている作品が載っている本が出版されているのに……と思ってしまった。あれ?と思いながら、noteの限界みたいなものが見えてきてしまった。

何ならブックオフ全面協力のもとに、岡山天音さん主演でテレ東あたりでドラマ化されても悪くない作品というかそうなるだろうなという作品が無料で読めるプラットフォームなのに……と本気で思ってしまった。

創作賞とうったって作品を募集しているんだよね!とツッコミを入れたくなってしまった。

それにしても過去の作品が読みにくいシステムはどうにもならないのかなと……
今……大石トロンボさんの作品を読んでいます。



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