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【精神保健福祉士取得までの道】実習はキツイけど学び多し

だいぶ日が空いてしまいました。
今回はせっかくなので実習について書きたいと思います(実習先や実習内容については触れられないので、東京通信大学でのスケジュール感が中心になります)。

この記事は、東京通信大学での実習について調べている人、精神保健福祉士の実習について情報収集している人に参考になると思います。

始まりから終わりまで1年以上!

私は東京通信大学の3年次に編入学し、その1学期から実習に向けた準備はスタートしました。
厚生労働省が定めた指定科目を履修する必要があるのですが、実習関連の科目として「ソーシャルワーク演習」・「ソーシャルワーク演習(専門)」・「ソーシャルワーク実習指導」・「ソーシャルワーク実習」があり、スクーリング等1学期から行われました。
※指定科目については、↓のリンクで確認できます。

ちなみに、入学した2023年度はコロナ禍の対応だったこともありスクーリングはオンラインで行われましたが、2024年度から対面になっています。
スクーリングは全国3箇所(東京・新宿、名古屋、大阪)で実施していて、北海道などから来ている学生もいました。
社会福祉士を目指すコースの方は分かりませんが、精神保健福祉士を目指すコースの学生はほぼほぼ社会人。20代の方が珍しいくらい。社会人大学生でもアウェイ感は全くないですし、講義のディスカッションボードで名前を見ている人ばかりなので、妙な親近感でスクーリングに臨めます。

入学後早い段階のスクーリングで先生から実習先選定にあたってのヒアリングを受け、実習に必要な個人票や実習計画書などを前もって作成する機会が設けられていて、直前に慌てることがないようになっています。大学としても実習先に失礼があっては困るからというのもあると思います。

実習先通知は9月下旬

人によっては配属先が決まらないなどあると聞いていましたが、私の場合は無事に決まりました。
そこで実習期間など通知されるのかと思いきやそうではなく、実習先が通知されたのみ。実習期間は分かりませんでした。実習の日程は学生と実習先で調整という形だということをその後知りました。
なので、早めに決めたいと思っていたのですが、大学から指示があるまで実習先に連絡しないようにと指示がありました。おそらくですが、実習先と大学との間で契約であったり、実習生の情報を伝えたりといった事務作業があった関係かと思います。
疑問点等質問すれば、きちんと対応していただけた印象があります。私は仕事を休む関係上早めに日程を決める必要があったのですが、その旨伝えると対応してくれ、早めに日程を決めることができました。

実習日程の決まり方

上にも書きましたが、実習日程は実習生から実習先に連絡をし、決める形です。
医療機関実習は12日間90時間以上、地域実習は16日間120時間以上という要件を満たす形で決める必要があります。施設によって勤務時間が異なるので気をつけないといけません。
私は医療の方は8時間労働の病院だったので問題なかったですが、地域の方は7時間労働の法人だったため、1日7.5時間になるようにしていただき、16日間で終えられるようにしていただきました(大学教員にお願いして要望を先方に伝えていただきました)。

医療は土日祝以外、地域の方は土日祝も含めて実習可能ということで事前に聞いていたため、仕事等の都合でこの日程がいいというのを事前に考えておき、先方から日程の指定がないことを確認してからこの日程ではどうでしょうかと提案、受け入れていただきました。
結果的には希望の日程で実習に入りました。
医療は1月中下旬、地域は4月下旬〜5月中旬で実習をしました。

ハプニングもある!

同級生の中には直前で先方が受け入れられなくなり、大学の方が頑張ってくれ新たな受け入れ先で実習したという話も聞きました。
モチベーションも下がり、授業も手につかなくなったという話を聞くと、こういったハプニングも覚悟しておかなきゃいけないなと感じました。

実習後は報告会

実習が終わってそれで全て終了ではなく、報告書をまとめ、またパワポの資料を作りスクーリングで報告会として発表するというタスクがあります。
それが思った以上に大変!
実習を思い起こし、それぞれの総括を自分なりに資料に落とし込んでいく、時間のかかる作業でした。一方で授業の配信もあり、授業も受けなければなりません。私はそれでお盆の休みが潰れました汗
報告会は7月にある人もいれば、8月にやった人もいて、遅くとも8月には終わるように日程として組まれているように感じました。

報告会後に報告書の手直しをして再度提出しなければいけないのですが、これを書いている時点で、その作業はまだ着手していません(ボールが先生にあるので、私は待っている形です)。
すべてが終わるのは10月末でしょうか。

実習は行ってよかった!

私は支援者として、福祉施設などに勤めた経験もなければ、病院で働いた経験もありません。
詳しい内容は書けないので、感想だけ。

実習は行ってよかった!

自己覚知、制度に対する考察、権利擁護、日本の精神科が抱える課題、さまざまなところに想いを馳せ、自分が精神保健福祉士として働いていく覚悟のようなものを醸成することができたんじゃないかと思います。
また、同級生の話も非常に参考になります。実習に行った連帯感もありますし、大人になってこういった連帯感を持てるのは嬉しいなと思いました。

これから実習に行く方たちへ

不安がたくさんなんじゃないかなと思います。
私もそうでした。ネットでネガティブな情報も見聞きしていたので、実習を終えられなかったらどうしようとも思ったりしました。なんてったって、この実習を終えないと国家試験を受けられないですもん。

実習先によっては大変だった話も聞いたりするので、適当なことは書けませんが、実習期間中は先生にその不安やモヤモヤを伝えながら、実習生としての節度を守りながら実習期間を終えたらいいと思うのです。
私は、医療は車で下道を使って1時間10分くらい、地域は車で高速を使って1時間前後の場所へ毎日通いました。
正直両方とも遠かったです!!
医療の方は関わる可能性もありますが、地域は関わる機会も限られると思うので、もし実習先で大変な思いをしていたとしたら、逆に距離があることがプラスになっただろうなと思っています。
同級生の中には実習先でアルバイトを始めたり、うちで働かないかと声をかけられている人もいるようなので、人によって実習先との関わりはいろいろだなと思います。

もしかしたら不安を煽った側面もあったかもしれませんが、実習について知りたいと思っていた方の役に立てたなら幸いです。

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