一瞬の救いと長い苦痛。

6/4、大腸内視鏡検査を受けた。
今まで軽く覗き見るくらいはやっていたけど、奥の奥まで診るのは初めてだった。
鎮静剤無し。グイグイ進むカメラ。入る空気。
全部がしんどかった。時々痛む時はあったけど、それよりひたすらに辛かった。空気が入ることで圧迫され、浅くなる呼吸に痛みと辛さが入り混じってぐちゃぐちゃになった脳が呻き声を勝手に洩らす。深く吸うことで多少楽にはなったけど、また深く吸うことを忘れて呻く。その繰り返しだった。
鎮静剤無しがここまで辛いとは思わなかったし、入れられた空気を自力で抜くこともできず、苦しかった。無意識に腹に置いた手の下で、波打つようにカメラが蠢いていた。

結果は特に異常は見つからず、大丈夫という診断が下った。
潰瘍性大腸炎になって初の大腸内視鏡検査。そこそこ痛みには強い(というか、耐えられる方)と思っていたが、少し次元が違う。腹の中で空気が入れられた時、逃すことが上手くできないと普通に焦りを通り越して思考が働かなくなる。まあこれは無理に自分で抜く必要もなく医者の手元で抜けるっぽいがキツかった。バルーンアートが過ったけど、あそこまで膨れられない。でも似てる。あれくらい膨らんでた。
叶うならもうしたくないし、するなら鎮静剤を打ちたい。それが鎮静剤の影響とか諸々あって1日かかるとしても…。

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