あさみは

記者。

あさみは

記者。

最近の記事

【ニューヨーク滞在記】⑨早起きはハンバーガーの徳。そして、13時間のフライトを経て、無事帰国

 アメリカで過ごす最終日は、早朝6時に目を覚ました。エリックとハンバーガーを食べにいく約束をしていたのだ。  もともと、帰りは空港まで送ってもらうことになっていた。前夜に飛行機の時間が13時だとエリックに伝えると、「ならばおススメのハンバーガーショップがあるから食べに行こう」と提案してくれた。「朝ごはんでハンバーガー??」と少し迷ったが、それでも最後までニューヨークを(文字通り)味わいたかったので、行くことに。というか、5時くらいに起きて車で迎えに来てくれるエリックは、なん

    • 【ニューヨーク滞在記】⑧規格外のメトロポリタン美術館。お土産探しに奔走、最後の晩餐はエリックたちと

       フルで堪能できる最後の日。残された時間の中で選んだスポットは、世界三大美術館の一つ、メトロポリタン美術館だった。ニューヨークには、数多の博物館や美術館があり、そのほとんどが巨大だ。観覧した方々のブログを見ていると、どんなに早く見ても、メトロポリタン美術館を回るには2~3時間はかかるとのこと。そのため、世界遺産に登録されたばかりのグッゲンハイム美術館はあきらめざるを得なかった。  朝8時ごろ起きた私はまず、ホステルの自動販売機でおやつ用のプレッチェルを買った。  セントラ

      • 【ニューヨーク滞在記】⑦NBA観て4大スポーツ制覇。観光どっさり、会社訪問も

         「ピピピ!!!!」  深夜4時ごろ。イヤホンから流れる音で目を覚ました。旅も終盤で体は疲れていた。それでも、この時間にアラームをかけたのには理由があった。  「第一巡選択希望選手――」  時差が13時間のため、日本では17時。プロ野球ドラフト会議が始まる時間だった。少しばかり時間が過ぎていたので、Twitterは開かずにYouTubeのライブにアクセス。時間を巻き戻し、初めから追いかけた。  我が巨人軍は、ドラフト1位指名で星稜高・奥川を外すと、その次の東芝・宮川も

        • 【ニューヨーク滞在記】⑥やっぱり野球が大好き!! ヤンキース観戦でアメリカ文化に感動…現地のライター・田中さんとの会食も

           旅も4日目を迎えた。半分が終わったところで、最大の目的であるヤンキースの試合を見る日がやってきた。  9時ごろに起床。エリックとナオコさんは朝から仕事に行ってしまい、すでに一人だった。エリック家で過ごす最後の日。荷物を簡単にまとめ、10時ごろ、感謝の念を抱きながらドアを閉めて、出発した。  16時プレーボールの野球の試合前には、重要な会食の予定があった。  お相手は、田中真太郎さん。以前は、「ニューヨークジャピオン」という日本人向けの新聞社で編集長を務めていた方で、現

        【ニューヨーク滞在記】⑨早起きはハンバーガーの徳。そして、13時間のフライトを経て、無事帰国

        • 【ニューヨーク滞在記】⑧規格外のメトロポリタン美術館。お土産探しに奔走、最後の晩餐はエリックたちと

        • 【ニューヨーク滞在記】⑦NBA観て4大スポーツ制覇。観光どっさり、会社訪問も

        • 【ニューヨーク滞在記】⑥やっぱり野球が大好き!! ヤンキース観戦でアメリカ文化に感動…現地のライター・田中さんとの会食も

          【ニューヨーク滞在記】⑤ホッケー文化うらやましいぜ…ハイライン&チェルシーマーケットのオシャレゾーンも満喫

           この日も朝起きると、ナオコさんがすでに朝食の準備を始めていた。マフィンにスープなどが並ぶと、おしゃれなカフェで食べる朝食のよう。ありがたい限りである。月曜日のためエリックはインターンに行ってしまい、すでに姿は無かった。  さあ今日は…NHL観戦!!!!  私が観るのは、13時からニュージャージー州プルデンシャルセンターで始まる、ニュージャージー・デビルズ対フロリダ・パンサーズの一戦。ニューヨークにはアイスホッケーのチームが2つあるが、両チームとも都合がつく試合がなかった

          【ニューヨーク滞在記】⑤ホッケー文化うらやましいぜ…ハイライン&チェルシーマーケットのオシャレゾーンも満喫

          【ニューヨーク滞在記】④NFLに大興奮!!自然史博物館はまるで動物園

           コトコトと、包丁がまな板を叩く音がする。クンクン。良い匂いも漂ってきた。朝8時ごろ、ふと目を覚ますと、台所に立つナオコさんの姿に気付く。少しすると、テーブルに鮭やごはん、サラダ、スープが彩りよく並んだ。ただでさえ、寝床を用意していただいているのに、朝食まで用意してもらうとは。いただきますと食べ始めた時、大事なことを思い出した。  「ラグビーW杯、日本対アイルランドの時間だ!!」   エリック家のテレビはHuluをつなぐことができるため、チャンネルを合わせてみる。試合は残

          【ニューヨーク滞在記】④NFLに大興奮!!自然史博物館はまるで動物園

          【ニューヨーク滞在記】③ついに来たNY、1年ぶりのエリックとの再会

           奇跡の羽田出発を経て、12日の午前11時20分(現地時間)、ついにJFK空港へ着陸した。  同時に、日本で借りたポケットWi-Fiを起動させ、家族などへ到着の報告を行う。エリックからは、「ターミナル1で待っている」とメッセージが来ていたので、「もう少しでそこに行く」と返信した。  飛行機を降り、ベルトコンベアからスーツケースを引き取ると、入国検査の列に並んだ。4年ぶりのアメリカ本土。慣れない英語に戸惑いながらも、検査では「a week」「sightseeing」などの旅

          【ニューヨーク滞在記】③ついに来たNY、1年ぶりのエリックとの再会

          【ニューヨーク滞在記】②苦悩と奇跡に満ちた、出発への道のり

           ただ、ただ祈ることしかできなかった。MLBとNHLを生で見るという夢にまで見た機会が台風によって消滅する、瀬戸際に立たされていた。  10月12日。超強力の台風19号が日本列島に上陸した日である。そして、それは私がニューヨークへ飛び立つ日でもあったのだ。午前10時40分羽田空港発JFK空港行、アメリカン航空(JAL運航)8403便のチケットを持っていた。  滞在記を書けているということは、つまり飛び立ったということだが、出発直前は苦悩と奇跡に満ちた時間だった。  さか

          【ニューヨーク滞在記】②苦悩と奇跡に満ちた、出発への道のり

          【ニューヨーク滞在記】①はじめに

           10月12日から18日の日程でニューヨークへ行ってきた。初の海外一人旅である。  昼過ぎに成田空港に到着。帰宅後、飛行機でも寝たにもかかわらず、気付いたらベッドに倒れこんでいた。ふと目が覚め、床に放り投げたヤンキースの帽子を見ると、過ぎ去った時間の重要さに寂しさでいっぱいになる。  帰りの飛行機で写真をスクロールして思ったのは、とても、とても貴重な時間だったということだ。死ぬ間際の走馬灯が本当にあるならば、ニューヨークでの1週間は確実に一つのシーンとなって表れている。

          【ニューヨーク滞在記】①はじめに