ハイロイン(上瘾)第1話を本気で見た

※2020年7月30日から9月23日までGYAO!で無料配信中※

私なりにこのステイホーム週間をより有意義なものにしようということで、今私の日常を振り回しまくりコンテンツこと伝説の中華BL「ハイロイン」を1話から順番に、本気で見た感想をこのnoteへとやり場のないパッション(愛と打ち切りへのやるせなさ)とツッコミと共に発散します。

ハイロイン」公式サイト

冒頭、バイロインのセリフ「父さん!母さんが結婚する!」という大声から始まります。バイロインの声にゆっくり振り返るお父さんが「母さん、結婚おめでとう」と言うと、ベッドで寝ていた汗びっしょりのバイロインの目が覚める。
まず私、バイロインのお父さんのビジュアルがイケメン過ぎて動揺したよね。お父さんがだいぶ好みでした。
外で掃除をしているお父さんと、水道で歯を磨くバイロイン。すると、水道の下に自分のパンツが落ちているのを見つける。「何でまた水たまりに落としたの?」と聞くといやあそんなはず無いけどな……というお父さん。さっき水を捨てた時一緒に落としたのかも、と言われたバイロインはパンツを捨てようとしますが、もったいないじゃないか!とお父さんに止められる。ここでバイロインの家の貧しさが少しずつ分かってきます。あと服越しのお父さんの体がなかなか筋肉質でまたきゅんとしてしまうという失態……好きだな……。
そして学校に向かうバイロイン。家の前は幼馴染のヤンモンが待っていて、一緒に登校。マジでヤンモンの顔がアイドルフェイスすぎてどっかで歌って踊ってそう。今朝の悪夢にも出てきたお母さんが結婚する件について相談していたバイロイン。ヤンモンは「お前、お母さんいたの?」と聞く。
幼馴染のヤンモンがバイロインのお母さんと会った覚えがないと言う事は、バイロインがかなり幼い頃に離婚していたということ。
しかし、バイロインは「先週一週間くらい家に帰って来てたし、お前の家の前で車を止めてた」というのでヤンモンびっくり。うちの姪っ子より若く見えるからまさかお母さんだとは思わなかったとか言っちゃってからかう。かわいい二人のやりとりからもバイロインの中の知性が見え隠れしていい感じ。

一方、バイロインの家とは打って変わって超豪邸の場面。ソファーにどかっと座ったグーハイがいて「パーティーが決まりました。明日いつ出発しますか?」とか言われている。どうやら父は軍部長官でかなり裕福に暮らしている様子で、バイロインとは全く住む世界の違うところにいる……。グーハイを腐女子的に分かりやすく言いますと、オメガバースで言う""ジ・アルファ""って感じで見るからに強い雰囲気。アルフィーではない。
ここの場面ではグーハイは父親に対して強い反抗心があるんだけど、その理由は母親が亡くなったことに由来している。「母親にやったことを一生覚えている」と強い調子で言うグーハイ、完全に恨みが剥き出し。母親は不慮の事故で亡くなったようですが、グーハイは信じていない。とても複雑な事情がありそう。一見無敵なのに闇がある人大好き……ギャップ……。
グーハイはクラシックがかかっているカフェでパリコレ感強めの彼女のジンルールーを待ちます。ここでグーハイは「父親が結婚する」と告げる。
……あれ?今朝バイロインが「お母さんが結婚する」って言ってなかったか?いや、まさか……まさかね……?
ジンルールーは「もう?早くない?」とびっくり。結婚式にいくべきか否かを迷うグーハイに、行きなよ!と強く勧めるジンルールー。直接その女にぶちかましてやればいい!的なことを言われるけど見るのも嫌なグーハイ。なぜなら、母親が死ぬ前から父親と女がデキていて、女と結婚するために母親は殺されたのではないかと考えていた訳です。闇が深い。考えすぎじゃないか?というジンルールー。詳しく知らないけど何となく私も同意。
そして、自宅で父親と新しい母と共に食卓を囲むグーハイ。何も言わず黙々とご飯を食べ続けるグーハイ。険悪な雰囲気の漂う食卓。気を遣っておかずをよそってあげようとする新しい母。父親の趣味悪……なグーハイ。
父親が「子供を迎えに生きなさい」というところで、新しい母に子供がいることが発覚する。それもグーハイと同じ年齢で、性格も似ているらしい……まさか……?ていうかお母さん美魔女……。子供が来たら出ていくと言うグーハイに、今すぐ出ていけ!と強く言っちゃう父親。新しい母はここに子供は来ない、自分と一緒に住むはずがないと言ってその場をなだめます。しかしどっちにしろ出ていってしまうグーハイ……。

チャリで現れるバイロインのお父さん。外で開いている食堂にいつも朝食を食べているらしい。バイロインが祖母のために病院に薬を取りに行き、家に帰ってくると、周りから見て浮きまくってる高級車が現れ、中からはあの美魔女なグーハイ義母。やはり彼女はバイロインの母だったのでした……。
バイロインを車の中に連れ込み、今通っている高校から私立の有名な高校に転校し、卒業したら海外に行かせてあげるという提案をします。将来を考えればめっちゃ美味しい話だけど、バイロインは拒否。今のままではこの生活から抜けだせないと諭すお母さん。再婚相手の息子であるグーハイもその私立高校に通っている。同い年で差はないはずなのに……という。学歴社会のつらさ。ずっとこのままで、父親と同じような人生を歩むつもりなのかと聞いてブチ切れ寸前バイロイン。「人の価値を測るのは、財産を持っているかではなくて人のために財産を創ってあげられたかではないか」という言葉とともに突っぱねます。これは名言。真剣に座右の銘にしたい。
バイロインはあえて母の名前を言うことで一線を引きながら強く問いただす。母は再婚することでやっと余裕ができて、バイロインの母としての責任を果たしたいと言う。すれ違う親子の気持ち。自分たちを見捨てていい車乗ってブランドものを身につけて変わってしまった母親に不信感を抱く息子の気持ちも分かるし、息子は愛しているがいい暮らしをしたいという母の気持ちも分からなくもないっていう。母親であるまえに女としての幸せを追い求めちゃったところもあるんでしょうか……まあ結婚したことないんで分かりませんけども……。

グーハイは突然学校を転校したいと身内の女性に相談している。なにやら本当に家を出たらしく、もっと家から離れた高校に行きたいと言う。どこでもいいから適当に学校を見繕ってくれということで話は終了。さすがコネと金に困らない男です。なんでも思い通りに生きてきた感がすごいよね。

部屋で爆睡中のバイロイン。着信音と共に目覚めると、なんと今日は始業式。え?嘘でしょ?始業式の日に爆睡……?しっかりしてんだかしてないんだか分らんな……不思議な男ね、バイロイン……。
さて、遅刻しても悠々と教室に入って席について秒で寝るバイロインに、斜め前のヤンモンが「お前チャンス逃したな~」的なことを言います。まだ寝ぼけてるのか「なんか母さんと似てる……」とか言ってるバイロイン。確かに美人女教師である。ていうか中国の女性みんな強めの美ですよね。ちょっと憧れるしチャイボーグ流行るのも分かる。
自信満々の女教師、突然黒板に連絡先を書いてドヤる。そして拍手が起こる教室。強いな……。ここでまさかのしれっと一番後ろに座っていたグーハイが「義理の母と似てるな」的なことを呟いてて、あら!?あなたいつの間に!?!?状態。身内の仕事が早いぞ。
始業式なので一人ずつ黒板の前で自己紹介をするんですけど、なんかジャージの着こなしといいやや型破りなヨーチーが気になっちゃうヤンモンがめっちゃかわいい……何かが始まりそうな予感……。
さて、バイロインは遅刻したせいで完全に目を付けられてしまったのか、それともクラス委員的なあれなのか、女教師から全員分の名前と席番号が書いてある紙を渡されて座席表を書けと言われる。文句も何も言わずに書くバイロイン、とある名前がどうしても読めない。なんか字が崩れすぎてて判別できない。「グーガァ?グームー?何て読むんだこれ?」とヤンモンに見せても分からず、ヨーチーが奪って見ても分からない。結局席の番号が書いてあったので直接聞くことに。
一方、ヨーチーの名前に興味津々のヤンモン。しかし名前ディスられてふん!!なヤンモン……いや怒り方……超かわいいけど……。

席の後ろに向かうバイロイン、おもむろにグーハイの教科書を取り名前を見ます。やっぱり読めない。「何のつもりだよ」と聞くグーハイに「座席表に書くから名前を教えろ」という。やっと……やっとグーハイとバイロインのファーストコンタクトじゃん……!!!と思ったら「人間なら人の字書けよ」となんとも辛辣なお言葉。これはもう印象が最悪。
そして教えてもらったグーハイをめっちゃきれいな字で記入するバイロイン。あなた……字も上手いのね……。
記入された座席表をみたグーハイが、バイロインに「これお前が書いたの?」と聞くと「邪魔すんな」と塩対応で返される。するとグーハイの「俺、この問題分かるよ」と近づくのを「ありがとう、自分で出来る」と堅く拒否。しかもその拍子に落ちた定規をグーハイに拾わせるという猛者。
まさか自分がそんな事させられるとは思ってもないグーハイ、拾った後にものすごい力で定規を置く。
そしてバイロインが席を立ったところを見計らってこっそり作文の課題をちぎっとくグーハイ……いや、やることがヤバイって……定規拾わせた仕返しなの……?
その後、バイロインは先生から呼ばれ、白紙の課題を出すなんて!!私の事バカにしてんの!?!とめちゃくちゃに怒られます。急なことすぎて何が何だか分からないバイロインですが、廊下で立たされる羽目に。かわいそう……。
さて夜、小さい頃からの仲間と飲んでるグーハイ。父親が探してるんじゃないか?と心配する仲間に、俺のことは早く出て行って欲しかったに決まってると完全に捻くれモードなグーハイ……というところで一話は終了。

なんか冒頭の流れからはBLな感じが全然なく、家族との周りの環境を丁寧に分かりやすく描写されているなと思いました。裕福なグーハイと貧しいバイロインという正反対の境遇を見せながら、最後の方で同じ学校にいて、え?この二人?どう交わっていくの~~~!!?っていうか母って知るのいつ~~~!!?!?というワクワクがヤバかった回です。なんて丁寧な沼の導入。そしてバイロインのお父さんの顔がかっこよすぎません?好きです。
正反対の境遇だけど似てる二人が出会っちゃってそこからどうなるの?これ本当に恋始まる?現時点で完全に喧嘩の流れじゃない?と高揚させてくれる天才的な一話。ただヒステリック女教師はマジで謎だった。落ち着いて。

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