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風を生むやうに青葉のなびきをり

新緑の美しい季節、久々に和歌山市の「伊太祁曽神社」を訪ねました。
「伊太祁曽神社」の主祭神は「五十猛命(いたけるのみこと)」。
日本の国土に木々の種を植えて回ったとされる、木の神様です。
そのため境内には大樹が多く、勢いのある緑が社殿をおおらかに包んでいます。


伊太祈曽神社のご神気は私にとってはちょっと厳しい感じで、いつも参拝の時には背筋を伸ばさなくてはならないような気持ちになります。
ところが今回は、駐車場に車を停めた時から、
「あれ?なんだか華やかな空気感??」
厳しさを含んだキリッとした感じはそのままなのに、どこか華やいだようなきらきらした感じが境内にあふれています。
境内社「祇園神社」の参道にはキジバトのペアとスズメのペアが隣り合って仲睦まじい様子。
モンキアゲハがあちらにもこちらにも飛び交い、アオスジアゲハやナガサキアゲハも目の前を横切って青空へ。
下草にはジャノメチョウがちらちらと楽しそうです。


そして本殿にお参りをした時には、今まで感じたことのない大きな圧力を感じました。
目を閉じて手を合わせていると前からぐいぐいと圧がかかってきて、後ろによろけてしまいそうです…。
「?????」
という気持ちのまま、家に帰ってから、はっと気が付いたのは令和になったこと。
もしかしたら令和を迎えたお祝いの気が境内に満ちていたのかもしれません。
「不思議なこともあるものだなあ。」
と思いつつも、なんだか華やかな気持ちが私の中にも残っていて、キジバトやスズメや蝶たちのことを思い出しながら心楽しい一日となったのでした。


noteのヘッダー画像を大学生の次男が新しく描いてくれました。
「朝焼けと神社と三毛猫がいいな~~~。」
という母の希望を叶えてくれた次男に感謝します!
デジタルイラストを始めてから半年になる次男、これからの作品も楽しみです。

#俳句 #エッセイ #イラスト #神社 #伊太祈曽神社

神社仏閣をとりまく鎮守の森を守りたいと思っています。 いただいたサポートはその保護への願いをお伝えし、参拝の際、奉納させていただきます。