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来世は猫になりたい。できれば家猫でお願いします。
月曜の朝は毎週1時間、会社の同じチームのメンバーで定例ミーティングがあります。
忙しい時期はもちろん仕事の話なのですが、ゆったりしている週は1時間雑談だったりします(いい職場でしょ・・)。
そこで、いつでも自分の軸があっていいね、というようなことを言ってもらいました。
イラっとすること、嫌な人に会うと瞬間湯沸かし器のように怒りが沸点に達してしまうんだけど、あなたはそれがないね、と。
私も昔は瞬間湯沸かし器だったので、言っていただいたことをすごく嬉しく噛みしめながら、どうしてそう思ってもらえたかについて少し振り返ってみることにしました。
私は来世猫になりたくていわゆるプンニャを積んでいるのですが(←)、なんとなく最近これが軸っぽくなっているのかなと思いました。
仕事でトラブルがあっても、嫌なことを言ってくる人がいても、
「私は私の領域で徳を積んで来世猫を目指すだけだしな・・」
「私のコントロール外のことはどうしようもないしな・・」
という考えにすぐに行きついて溜飲が下げられるようになりました。
無理やりではなく自然にすーっと諦めがつく感じ。
私は来世猫になりたいな~が瞬間湯冷まし器の役割をしてくれています。
そのような思考回路に少し近づいたのは、ザ・ワークという本を読んだのが最初のきっかけです。
世界にはたった三種類の領域しかありません。
私の領域、あなたの領域、そして神の領域です。
…
ストレスの多くは、頭の中で自分自身の領域から離れたときに生じます。
…
私が頭の中で、あなたや神の領域に干渉していると、自分自身から離れてしまうことになります。
バイロン・ケイティ、スティーヴン・ミッチェル
世界には私がコントロールできる私の領域、他人のコントロール下にあるあなたの領域、そして人間のコントロール外(災害など)の神の領域があります。
自分に変えられるのは私の領域のみなのに、他人にこうしてほしい、もっとこうだったらいいのに、という自分以外の領域に踏み込んだ時、コントロールできないことでストレスが生まれるというようなことが書かれています。
この本の後半ではその思考のクセを直していくワークが紹介されていますので、興味がある方は読んでみてください。
最初にこの本を読んだときにとても感動し、とてもよく理解したような気がしました。
でもそれからもヨガの練習を重ね、私生活でいいことも悪いことも起こり、今では最初に読んだ時よりも内容がより腑に落ちている気がします。
今私のことばで解釈しなおすとこんな感じ。
自分がコントロールできるのは、自分が考えることや行動だけ。
結果が返ってくるかどうかはコントロール外。
私は英語を勉強しているのですが、かけた時間の分だけ右肩上がりに英語力が上がっていくわけではなかったりします。(語学ってほんと厄介だよね・・)
すごく上達を実感したと思えば、私って英語全くできないじゃん・・って思ったりの繰り返し。
でもただただ勉強を続けることしか私にできることはない。
ヨガでもそうなんじゃないでしょうか。
練習を重ねていても、こんなに練習しているのにちっともアーサナが上達しない、ちっとも体が柔らかくならない、と思っていると苦しい。
できることは練習を重ねることだけ。修行のようです。
仕事や人間関係でも、他人への期待があるとストレスが生じやすいと思います。
普通こうするでしょう、なんでこうしてくれないの、あの人空気読めないよね、なんて思いがちですが他人が何を選択するかは他人の領域のこと。
自分にできることは、自分がこうあってほしいと思うことに近づけるために自分が行動することだけ。
そう思うと怒りに到達する前に落ち着いた指示やリクエストに変えることができます。
最初は難しいと思います。思考の癖は長年積み上げたものだから。
私の場合は本で読んだり講座で勉強した知識と実践のハイブリッドが理解や新しい回路づけを助けてくれました。
直したい癖は習慣にしたい癖で上書きする。
同じように、好きじゃない自分はなりたい自分で上書きする。
なりたい自分になる行動を、ぜひひとつ見つけてみてください。
MIKI
いつも読んでいただきありがとうございます😃