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日本発のカルチャーが世界を席巻!音楽、アニメ、書店、通信などの最新動向をピックアップ


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。

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日本発のカルチャーが世界を席巻!音楽、アニメ、書店、通信などの最新動向をピックアップ
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#トレンドクリップまとめ  2024/06/14
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今週、日本のカルチャーが世界を熱狂させています。ガールズグループとヘビーメタルの融合ユニットBABYMETALがビルボード全米チャートのハードロック部門で1位を獲得し、米国市場を席巻しました。一方、GENDAやラウンドワンといった日本のゲームセンターも海外進出を加速し、現地で人気のアニメグッズを活用した戦略で成功を収めようとしています。また、22歳の放送作家が経営する古本屋「古本興業」も注目を集めています。通信業界では、NTTが2026年に開始する成層圏通信プラットフォーム「HAPS」により、山間部や離島にも携帯エリアを構築する新たなサービスを発表。さらに、AIを活用したプロモーションや生成AIの進化も話題に。各ジャンルの要素からは変化の方向性が読み取れます。ご注目下さい。
(リード文はChatGPT無料版に加筆して仕上げました)


⭐️放送・出版・音楽・SaaS(BtoC)関連トピック

⚪︎音楽
 今週のトップツイートはBABYMETAL。日本のガールズグループとヘビーメタルバンドを融合させたユニットは、これまでにも米国で商業的成功を収めてきました。BABYMETALはビルボード全米チャートのハードロックジャンルで初めて1位に輝きました。ビジュアルはアイドルですが、バックバンドも凄いんです。遂に世界を取りました。

⚪︎アミューズ・アニメ
 日本のゲームセンターがアメリカへ進出です。GENDAやラウンドワンが海外出店を加速しています。ラウンドワンは現地で人気が高い日本コンテンツの関連グッズを使ったクレーンゲームなどをテコに、海外事業を伸ばします。日本発のアニメブームに乗って行くなら、米国のみではなくフランス出店も期待されます。
 アニメ話題をもうひとつ、2.5次元ミュージカルです。日本のIP需要が高まる今が海外進出の絶好機と見られます。マンガ、アニメ、ゲームを原作に舞台化する2.5次元ミュージカルは、舞台界において1つのジャンルとして確立され、ここ数年で急成長を遂げました。新型コロナウイルス禍が開けた今、海外進出への道が開き始めました。舞台「千と千尋の神隠し」のロンドン公演が好評です。

⚪︎書店
 22歳の放送作家が作った本屋「古本興業」に行ってみた!という記事が目につきました。 歌人の枡野浩一が運営する東京・南阿佐ヶ谷の「枡野書店」を間借りする形で、古本屋「古本興業」がオープンしています。店主は、吉本興業の養成所を卒業した22歳の放送作家・若林凌駕氏。両者の対決が見ものです。一般の中小書店は淘汰の時代に入っています。従来のように版元から流れてくる配本を並べているだけでは差別化が付かず行き詰まっています。

⚪︎通信
 NTTが成層圏通信プラットフォーム「HAPS」の商用サービスを2026年に開始すると発表しました。 HAPSとは、高度約20kmの成層圏に無人飛行機を滞空させて、そこから山間部や離島、砂漠といった地域に携帯エリアを構築する構想です。いわば「空飛ぶ基地局」と呼べるものです。一方の宇宙通信の雄、スターシップは次回打ち上げで、第1段を地上のアームでキャッチにアプローチです。代表のイーロン・マスク氏は、5回目となる「Starship」の次回打ち上げ試験において、ブースターの「Super Heavy」を地上のアームでキャッチすると明かしました。宇宙船本体の両方を再使用し、打ち上げコストを圧縮する狙いです。スターリンクのスマホ衛星通信は当初はテキストメッセージのみのなので、フルサービスが可能なHAPSがまずは先行できそうです。

⭐️半導体・部材関連トピック

⚪︎NVIDIA
 AI特需を受けて NVIDIAの独走が止まりません。半導体だけじゃないNVIDIAの強さは、18年前に打った「くさび」 と話題です。その強さはGPUというハードウエアだけではなく、AI開発の基本となるソフトウエアCUDAと呼ぶGPU向けのプログラム開発環境がその最たる例です。2006年に開発されたCUDAは、開発者がすぐにGPUを使ったアプリケーションを開発できるようにする部品集だと考えると分かりやすいです。 10年以上前からAIにおける「事実上の標準」を目指して進めていました。
 NVIDIAの新世代GPU向けとみられるSK hynix製のHBM3Eが量産開始したようです。
HBM3E(High Bandwidth Memory 3E)は、第5世代に当たる高速DRAMです。AIアクセラレーターやスーパーコンピューター、データセンターなどで求められる超高速のデータアクセスを実現します。これで、また一歩前進です。もっとも、エヌビディアのフアンCEOは、自動運転車と人型ロボットが次の波になると予言しており、ヒューマノイドロボット用のソフトウェアとハードウェアを作っています。数年内に大量生産されるだろうとの事です。

⭐️官公庁・自治体関連トピック

 国家公務員総合職試験で、東京大学出身者の合格者がそのうちの1割以下となったようです。離職者の増加にも歯止めかからず。「官僚の給料が安い」という認識が定着しています。その上、政治家の下請け実態が知れわたるようになると、東大生にとって、官僚の魅力が薄れて「憧れの職業」から外れつつあるようです。
 地方自治体でも同様のようです。埼玉県戸田市の2022年度の早期退職者が35人に上り、ここ10年で最多となったことが分かりました。市が昨年行った職員アンケートのうち「今の職場で不満に感じる部分」を尋ねた質問では「待遇(給与面)」との答えが4割超で最も多いとの事です。

⭐️小売・EC・マーケティング関連トピック

⚪︎生成AI活用
 タキヒヨー・しまむら・AI modelの3社は、AIモデル「瑠菜」を活用したプロモーションを開始しました。スケジュール調整や撮影に時間がかからないAIモデルを起用することで、「10代~20代の若い女性の顧客層の取り込み」などの課題の解決につなげていきたいとしています。今回発表されたAIモデル「瑠菜」は、公式SNSで名前を募集し名付けられたAIモデルで、身長158センチ、ファッションモデルを目指す20歳の服飾専門学校生という設定です。チラシ等に登場するのはもちろん、インスタグラマーとして情報発信もしています。
 生成 AI で 7 割を自動化、マーケ担当者の業務を激変させるグーグル「Gemini」活用術とのタイトルに注目です。Google Workspace の AI アシスタント機能「Gemini for Google Workspace」の導入効果について、マーケ担当者・チームの生産性を上げる具体的なユースケースで解説されています。DLは以下のURLから。
https://www.sbbit.jp/document/sp/21473

⚪︎ゲーム内広告
 博報堂DYホールディングスがテレビ見ないZ世代に的を絞ったゲーム内広告で活路を探ります。 米国で先行するゲーム内広告を日本で本格導入します。イスラエルのスタートアップ、アンズバーチャルリアリティーと提携し、ゲーム空間に広告を提供します。成長が著しいインディーズゲームにも先行投資していけば、将来が広がるかも知れません。

⚪︎SEO
 SEO対策は「オワコン」か? とうとうGoogle検索に生成AIが本格的に実装されます。全世界シェア率が90%以上のGoogle検索が大きく進化し、私たちの「検索する」という行為が変わろうとしています。検索上位を取るためのSEO対策は「AI最適化」として生まれ変わります。

⚪︎ オムニチャネル
 カタログ通販に残された利用価値とは、とのタイトルが悲哀です。セブン&アイは、子会社の総合通販企業ニッセンホールディングスの全株式を売却すると発表しました。これは同社が推し進めた、ネットをベースに連携させるオムニチャネル戦略「オムニ7」の失敗を意味します。時代は既にネットが主力となっていますから仕方ないです。次にはTVショッピングが凋落して行きそうです。

⭐️時流関連トピック

 永谷園、スノーピークも上場廃止。好調企業で「上場離れ」が相次ぐワケ、とのタイトルには興味を引かれます。 「上場離れ」は上場企業が株式市場から撤退し、非公開企業へ移行する流れと定義されています。企業が経営の自由度や柔軟性を高めることを目的に、MBOやTOBを通じて株式市場から撤退する現象です。徐々に高配当などの株主優先主義に傾く市場の流れに棹さしています。

⭐️EV・自動運転・ロボット関連トピック

⚪︎人型ロボット
 電気自動車が停滞する間に自動車メーカーがロボット競争を繰り広げています。昨年末から現代自動車とテスラは相次いで次世代ヒューマノイドロボットを発表しています。BMWは米カリフォルニアのフィギュアAIが製作したロボットを生産ラインに投じると発表しました。生成AI技術の投入でロボット機能が革新しています。

⚪︎ドローン
 三菱重工業は、最大積載量が200kgという大型のマルチコプター型ドローンの実機を、展示会で初披露しました。現在、実運用を見据えた実証試験などを行っているといいます。ここは是非に人型ロボットの展開も期待したいものです。

⭐️海外関連トピック

⚪︎EU
 欧州議会選挙で極右が伸長しました。フランスのマクロン大統領は下院を解散して信を問います。 欧州議会選(定数720)で、極右や右派など欧州連合(EU)に懐疑的な勢力が伸長する見通しとなりました。マクロン仏大統領は選挙結果を受け、危機バネを狙って仏国民議会(下院)の解散を表明しています。丁半どちらに転ぶかに注目です。

⚪︎中国
 中国不動産市場がいよいよ危ない!住宅ローン大幅緩和など救済策も効果なしとの記事に注目です。習近平のめざすところは改革開放路線のからの逆走。今回の不動産在庫買取政策は、市場救済のふりをしながら、その資産を買いたたき、接収するのが目的か、との読みは当たるのでしょうか。
 このような状況を受けて欧米投資銀行が中国の穴埋めに奔走しています。中国に多額の投資を長年行ってきた欧米の投資銀行が、景気減速や新規上場案件の低迷を受けて他市場の開拓を急いでいます。しかし、中国外の新市場は規模や人材の不足といった問題を抱えています。
 中国企業は市場低迷でもAIは別次元のようです。TikTokの親会社のバイトダンスはマレーシアにAIで3300億円投資する計画です。 マレーシアのザフルル投資貿易産業相は「バイトダンスはマレーシアを地域のAIハブにすることを計画している」とし、データセンターに関しても「15億リンギ追加投資し、拡張する予定だ」と語っています。米国のAIチップ規制逃れとも見られます。

⭐️生成AI関連トピック

 世界初の自律型AIソフトウェア「Devin」が発表され、衝撃を生んでいます。コーディングから実装までの開発プロセス全体を自ら行える、自律型の「AIエージェント」との事です。ブルームバーグによれば、たとえば「シドニーにあるイタリアンレストランをすべて地図上に表示するWebサイトを作成して」と指示すると、Devinはレストランを検索し、住所と連絡先情報を取得し、その情報を表示するサイトを作成したといいます。一般公開が楽しみです。


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