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妄言

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日々考えたことや考えなかったことを書いています
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#とりとめのない話

いつも大変お世話になり過ぎている

社会人になってからというもの「お世話になります」という一文を仕事のメールで多用している。日本全国どこでも通じるであろうビジネス上の常套句である。 あまりにも使い勝手が良いため、どんな場面でもとりあえず”お世話になっている”。使用上限を突破したのか、いつしか「お世話になります」が無機質な記号のように見えてしまうようになった。「お世話になります」のゲシュタルト崩壊。ひとりでこっそり「お世話になりまシュタルト崩壊」と呟いてみたが、人前では絶対に言わないでおこうと思った。 気の迷

ケンタッキー食ってたら心の中の阿部寛が演説を始めた

先日の晩。 奥さんは用事があり外出、家には僕ひとりだった。僕は密かに企んでいることがあった(エロいことではない) <<<ケンタッキーを腹いっぱい食ってやろう>>> ケンタッキーというのはケンタッキーフライドチキンのことである。 いや、あなたが言っているのは三宅健と滝沢秀明のアイドルデュオ「KEN☆Tackey」のことだ。全く違う。 僕にとってケンタッキーフライドチキンは、暗闇に差す一筋の光、ドブに咲く一輪の花、オッサンばかりの職場にいる化粧っ気はないけど美形で優しい30

僕よりネギの方が強いんだ、向上心が

ネギは収穫後も伸びるらしい。奥さんが教えてくれた。冷蔵庫に入れたネギが勝手に伸びていた、なんてこともあるらしい。 どの怪談でも日本人形の髪は大体伸びるが、ネギが伸びるのは初耳である。一体どこから栄養を得て成長しているのか。どう考えても僕より成長意欲が高い。新卒でITベンチャーでも立ち上げる気か。 就職活動中から今まで、社会人としての「成長」という言葉をよく聞くようになった。よくよく考えてみると、ビジネスだけではなく生活のあらゆる場面に「成長」という言葉が存在している。

スベった瞬間、人は宇宙に瞬く

昨日は朝目覚めた瞬間から目がゴロゴロしていた。しかし、上まぶたをめくっても下まぶたをめくっても、まつ毛は見当たらない。 どうにも不快だが「目にまつ毛入ったかも休暇」なぞこの世に存在しない。働き方改革に思いを馳せながら職場に向かった。 目の不快感は僕の1日にとってマイナスでしかないが、なんとかこれを逆手に取ってプラスを生み出せないだろうか。そう考えるのは僕がポジティブだからではなく、マイナスだけだと損してるようで悔しいからだ(自分で言うのもなんだが、僕はナチュラルボーンネガテ