長野~農ボラ~

日曜日は長野の農ボラへ参加させて貰いました。今回もいくつかの出会いを頂いたので忘れないように感じたことを書きとめておこうと思います。

昨日出会ったボランティアさん。すごいなぁと感じたのは、先週お手伝いした時に農家さんから頂いたリンゴでパウンドケーキを作り皆へ振る舞ってくれたことです。

長野の山を見ながら食べた心のこもったケーキ。それはそれは甘酸っぱくて美味しかった。農家さんもボランティアさんも皆で美味しいねと喜べるのがとっても素敵なことだなと。

初めて会った年下のコウジ。お昼ご飯持ってきた?と聞くと「来るつもりが無かったから持ってこなかった。」とのこと。聞くと彼は遠い親戚にあたる叔母のりんご農園が被害にあったと知り手伝いにきてみたそう。けれど、すでに亡くなっている叔母の親戚ということもあり先方が遠慮されたようで大丈夫と断られたとのこと。見た目、全然大丈夫ではなさそうだったんですけどと小さな声で教えてくれた。

それでもせっかくだし何か手伝いがしたいと思った彼は、確か大きな道沿いにボランティアセンターがあったはずと車を走らせ農ボラのセンターを見つけて急遽の参加となった。お昼ご飯は皆からおにぎりやら唐揚げ、ジュースのお裾分け。皆優しい✨

週末はいつも被災地へ足を運んでいるアユミちゃんはスムーズに作業が進むように周りを見て動いたり、初めてボランティアへ参加した私の友人の作業をさりげなく手伝ってくれたりと心遣いをしてくれて心から感謝でした。

今回メンバーになった「11人1チーム」とは、さとこちゃんが言った言葉。とっても素敵な言葉だ。

休憩ごとに水分補給しながら出身やどうして今日ここへ来たのかという話。地元、長野の美味しいお店屋さん。そんな話をしているうちに作業もさらにスムーズになり皆がひとつになっていく。

出会ったばかりのボランティアさん一人ひとりが、被災にあわれた方や町の1日も早い復興復旧を願いそれぞれ自分の出来ることをしている姿や優しさ温かさ、頼もしさに力を貰ったし、今日は終わらないかもしれないと思ったところまで終わらせることができたのは、いつものことながらやっぱりマンパワーだと思う。


ボランティアセンターへ戻ると地元のお母さんによる温かい豚汁と漬け物の炊き出しも頂いた。お子ちゃまもお手伝いをしていて冷えた身体にとっても美味しかった。

りんごのお手伝いを終えてから、さとこちゃんに連れられて復興ラーメンを食べにどんぶり大倉&麺屋一耕 改め とんくららーめんを訪れました。

こちらでも2mの浸水にあい、大変な筈なのにボランティアの方々や被災者に温まって貰う為にも早い時間からオープンして提供されておりました。私は復興辛味油そばを。

待っている間に次々と運ばれてくるサイドメニュー。えぇっ?と思っているとサービスなんですと。
ネギ味噌おにぎりと鰻の頭の煮付けと野菜炒めとマカロニサラダ他にもテーブルにはお水やお菓子が置かれていたり目につくところには「自由に持っていってね」とカイロまでありました。心尽くしの数々。すごくないですか。

聞いた話では、皆さんから提供いただいた食材を調理して、被災者ならびにボランティアの方へ食べてもらっているとのこと。

是非一度、足を運んでみてください。  

◆どんぶり大倉&麺屋一耕 改め とんくららーめん
長野市大字津野349-1
026-296-9555
準備出来次第~17:00
不定休
P 沢山

帰りは湯の里ちくま白鳥園(はくちょうえん)という温泉へ。こちらの温泉、ボランティアは無料となっていて初めてロウリュウというものを経験しましたが。やばしです。気持ちよすぎてはまりそう。無料だなんて本当に有難うございます!

白鳥園はこちら→ http://www.hakuchoen.jp


そんな一日を通して感じたのは、朝から寒いなか優しさや温かさや笑顔を忘れないボランティアさんや炊き出しをしてくれる地元の方々、また飲食店や温泉など至る所で復旧復興に向かって心ひとつに前を向いてる姿に強さを感じられた1日でした。


また、ドライバーのさとこちゃんにおいてはいつもいつも安全安心の運転有難うございます!

お母さんのように数日前から煮豚と味たまを仕込んでくれたり、朝早く迎えにきてくれたあげく新鮮野菜が売っているお店へ連れて行ってくれたりと。感謝感謝です。
 

12月に入り風も冷たく、寒い冬がやってきました。寒がりの道産子ですがカイロをたくさん貼ってまたご縁いただく所にネコの手ならぬサエコの手として参加させて貰いたいと思います。 

来年、また長野に来てください。美味しい果物がたくさんありますよ。そう言ってくれた地元の方の笑顔がとっても素敵でした。

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