冬のツンとした空気
今年の6月に、
コペンハーゲンに旅行する機会があった。
1.5日間くらいしか滞在していないものの、あの時の冬の始まりのようなときめきを今も引きずっている。
そもそも気温は10℃〜15℃くらいで、私はダウンを着て街を歩いていたくらい寒かった。21時頃に到着し、その時の空は明るかった。
変わった形の建物や、赤煉瓦の駅、大量の自転車、ピンク色の映画館。不思議と街を歩くだけで心が落ち着いた。飲食店などは、地面付近に扉がありそこを開くと地下繋がる階段があった。そして店内は、LEDや蛍光灯の灯りはほとんどなく、間接照明によってテーブルの上の料理が可愛らしく照らされていた。
日本に戻ってから、フィンランド出身のアキカウリスマキ監督作品を何本か見た。家の中の照明や、街の色から、あの時のツンとした空気が伝わってきてなんだか嬉しかった。
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