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個人面談


 日本の学校に通っていた人たちならわかると思うが、中学、高校時代、担任の先生と個人面談をする機会が何度かある。
 話す内容は学生生活について心配なこと、今後の進路についてなど多岐にわたる。

 そのような中で、私は今まで中学校から高校までの計6年間、必ず担任の先生に「女子と話せるのか?」と聞かれた。聞かれるたびに私は「はい…」とか「ええ、まぁ…」と返事をしてきた。当時は深く考えていなかったが、何年か経った今、この出来事について考えてみたが、教員から見た私は女子と話せるような人には見えていなかったのか。それとも、性格に難がある人に見えたのだろうか、色々と思うことがある。

 確かに私は、今でも、学生時代も女子はおろか男子とも殆ど関わってこなかった。基本的に人との関わり合いを持ちたくなかったのだ。
 私は元々、一人っ子で両親も共働きで一人で過ごすことの方が多かった。だから一人でいても苦痛ではないのだ。一人で食事にも行くし、なんだったら遊園地、旅行なども一人で行く。一人でいることがスタンダードなのだ。


 確かに、私は端から見たら女性と話せないような見た目なのかもしれない。
 だが、担任の先生も「女子と話せるのか?」と「女子」の部分を強調せずに「みんなと話せるのか?」と聞く方が筋が通っていると思う。

 先生、私は普通に女性と話せると思います。
勝手に決めつけないでください。 



#コラム #エッセイ #学校 #個人面談
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