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あの日、人生
2024年1月中旬、私はスターバックスにいた。
フラペチーノの新作が出たので、販売初日に飲みに行ったのだ。
買ったフラペチーノは私が飲んだスターバックスのドリンクの中で一番美味しかった。
もちろん、店内も雰囲気がよく、そこだけゆったりとした時間が流れていた。
騒がしい日常から切り取られ、別の空間にいるようだった。
私が座っていた席の隣に1人の女性が座っていた。
その女性も私と同じドリンクを飲んでいた。
彼女はテキストのようなものを開いて勉強していた。
学生なのだろうか？
それとも 社会人だけどスキルアップのため勉強しているのか 詳しい事情はよくわからなかった。
どこか儚げで美しい女性だった。
彼女とはもう会うことはない。
あそこの空間だけで時間を共有している存在だった。
もし、知り合いだったり友だちだったら、そこから何か関係性が深まったりしたかもしれない。
人生の幅が少し広くなったかもしれない。
あの日 飲んだフラペチーノ、そして、スターバックスで過ごした時間は、忘れられない思い出の一つとなった。
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