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24.7.29 初心に帰る


前回の7/13のピアノライブを終えて…

今は2年ほど前、音楽の活動を始めたばかりのあの頃の自分に帰る→つまり初心に帰るなおかつ、自分の利点や良さを引き出し、それを活かす演奏ができるための練習に励んでおります。

というのも「2年前の月海さんの弾き方のほうが良かった」というお声をいただいたので。

自分ではあの頃よりレパートリーは増えたし、音楽的な知識等の勉強も沢山してきたし、経験も積んで成長し…あの頃よりは演奏も人間性も良くなっている、つもりでした。

確かに良くなっている部分もありますが、前へ進み成長する中で「忘れてられてしまっている部分」や「逆に悪くなっている(?)部分」もあるわけです。

最初のうちは自分のキャパに合わせた作品を丁寧に解釈し、磨いていたのが、演奏の回数を重ねていくうちに上昇思考が芽生え、だんだんと「あれも弾かなきゃ。これもやらなければ」といろんなものや事に手を出したり、数も多くこなさないといけないのもあって、作品解釈や練習も雑になってしまったようです。

そういった表面的な部分もありますが、演奏活動を始めたばかりの頃は、純粋に音楽を楽しんでいたように思えます。

それが何かと経験を重ねていくうちにだんだんと最初の頃の「純粋に音楽を楽しむ」気持ちが希薄になり(何をするにしてもイヤな事あるし壁にぶち当たるしね)演奏や練習をただ「義務感」でやる事がしばしばありました。

ただ、これは何をするにしても起きる現象だと思うので、仕方ない事だとは思いますが…(仕方なく…ないか)。

「自分をより凄いものだと思われたい」

「もっと上達させたい。勉強しなきゃ」

という上昇思考はずっと自分や自分の演奏を磨くための良いものだとばかり思っていましたが、時には逆になりかねない怖い落とし穴があることを、またひとつ勉強しました。

こういった自分の中の原因だけに留まらず、外部からも「迫力がない」だとか「もう少し人目を引くようなパフォーマンスをしたらどうか」「もっと派手な曲を弾いたらどうか」等、今の自分や自分の演奏を否定される事を言われることが多くあり、

それで「今の自分ではダメだ」とその方の言い分をそのまま鵜呑みにしてしまった…事もあるかもしれません。

他人のアドバイスは時には自分をより正しい方向に導いたり、独りよがりになるのを避けるには必要ですが、その人のアドバイスに聞き従って失敗したとしても、必ずしもその人が責任をとってくれるとは限りません。

結局のところ「他人の意見は参考程度にしかならない」のが常です。

こういったいろんな要因が重なって…「自分らしさ」を失ってしまったのだと推測します。

次のピアノライブまではまだ期間があるので、「初心に帰り」つつ、「無理に背伸びしすぎないあるがままの自分」での演奏表現に励みたいと思います。

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