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【大学生より】最近、リスクマネジメントせずに投資に走る若者が多い

 大前提として、投資詐欺は絶対に許されるべきものでありません。悪いのは騙された人ではなく、騙した人です。

 しかしながら、詐欺師をいくら非難したところで、騙されたお金は基本返ってきません。
 ゆえに、投資をする場合は色々とリスク管理をする必要があるはずです。それにもかかわらず、同年代の人を見ていて最近、各種投資におけるリスクを考慮せずに投資に走る若者が少なくないように感じます。

 リスクを考慮していない場合として、まず、そもそもリスクという概念が眼中にないパターンが挙げられます。

 例えば、年利40%だから一瞬どこかから借金しても直ぐにそれ以上のリターンが得られるという話です。これが詐欺なのかは別として(十中八九詐欺でしょうが)、元本割れといったリスクが全く考慮されていません。それなのに、自分自身が成功する未来だけを想像して支払ってしまう人が後を絶ちません。

 次に、一見リスクは考慮しているように映りますが、そのリスクマネジメントの実効性までは考慮されていないパターンについてです。

 私も友人から、「年利10%かつ元本保証付きって話、すごく良くない?」と言われたことがありますが、そんな旨い話などあるのでしょうか。
 確か、国債・地方債だと複数年ものであっても、金利は1%切っていたと思いますし、社債だとしてもそこまで高くはなかったと思います。

 投資話を吹っかけてきた人の不動産に1番抵当権を設定させてもらえるのなら話は別ですが、本当にあるのかも分からない「元本保証」という文字ずらだけ見て安心するのは個人的に早計だと思います。

 私自身は臆病者ですから、何かするときは成功によるメリットと同時に考えられる最悪のパターンを考慮して決定しますが、最近の若い人は自分は失敗しないだろうと思っている人が少なくないように思うのです。

 そもそも、近年、世間で給料の伸び悩みによる対処策の一つとして投資が叫ばれていますが、労働と違い、投資は必ずお金が増やせる活動ではないと思います。少なくとも、暇な時に日雇いで小遣い稼ぎするのとは違います。
 それにもかかわらず、ラクにお金が必ず増える手段として投資が一部の若い人々から認識されてしまっている気がするのです。

 投資においては、リターンの高さとリスクの大きさは比例するというのが大原則だと思います。

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