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祝日無関係の大学生。

こちらの記事はおよそ1年前に執筆したものです。
現在は大学が100分授業化したため、休日授業実施日は大きく減少しました。次週、100分化した感想を投稿いたしますので、よろしければそちらもご覧ください。(100分化した感想はコチラ



 私だけだろうか。大学生になってからどうも祝日の恩恵を感じない。毎日が祝日のような生活をしているからだろう、と指摘されるかもしれない。だが、そうではない。そもそも、祝日なのに学校があるのだ。

 なんで。きっとそう思われたことだろう。
 大学の講義は全15回で構成されている(大学間で違いあり)。すなわち、14回しか講義をしないとすることもできないし、15回でで収まらないからといって勝手に16回にすることもできない。そして、各授業は基本的に週1回である。

 ここで、どの講義も4月に始まるが、祝日というもの不思議なことに特定の曜日にだけ集中することがある。そして祝日に講義をしないとなると、ある講義は7月中旬には予定通り全行程を終了できている一方で、祝日が集中した曜日の講義は15回分を未だ消化できていないという事態が生じる。
 そうなってしまうと、講義の全行程終了後に行うテストの実施期間を全講義で統一しようとしても、なかなか厳しくなってしまう。

 ゆえに、授業間の行程統一という観点から、祝日が特定の曜日に集中している場合には、当該曜日が祝日であるにもかかわらず通学しなければならないこととなってしまうのだ。

 そんなわけで、ときに私は祝日に大学に行かなければならない。実にめでたくない。ただ、すずめの涙程度ではあるが、良いこともある。それは通学中の電車内が空いていることだ。通常だと通勤・通学ラッシュの時間帯を自身の通学時間が重なってしまうと車内は言わずもがなの状態となる。しかし、祝日だとかかる時間帯は混雑していないから、朝から疲れるということにはならない。

 しかしながら、大学生は中高と異なり、何事も自己責任だとして、授業に出席することを先生に強制されない。だから、祝日が授業日だと「自主休講」をする学生が一定数存在する。ゆえに、教室内はいつもに増して広々としている。

 そんな自主休講している人たちは別に好きにさせておけばよいのだが、一年生の中には祝日だから学校も休みだと勘違いして授業に行き損ねる者も存在する。事実、大学に行こうとしたら家族に「寝ぼけてるのか。今日は祝日だぞ。」と言われ、欠席した友人も一年次に幾何か存在した。通学していない学生全員を故意犯だとするのも違うということだ。

 そんなわけで、基本的に憂鬱な祝日登校。だが、とある理由によって私は我慢できている。それは大学生の休暇は長いということだ。いわゆる春休みと夏休みは各50日、冬休みは10日間設けられている。これらを足し合わせると裕に100日超。つまり3日に1回は休みである計算になる。こういった事情があるから、周りが休みの中で自分は通学しなければならないことも、なんとか耐えられるわけだ。


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