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【法学部】とある大学生の2月。

 期末試験・レポート提出期間が終わり、まだまだ寒さを感じる中、早くも春休みとなった2月。大学生は全くもって暇となるが、それと対照的に大学は大学受験の準備に追われている。

 そもそも、大学入試は高校入試とは比べ物にならないほど厳重に行われる。具体的には、大学構内への入構禁止期間。2月の上旬から中・下旬にかけて、構内への立ち入りは関係者以外一切禁止される。大学が敷地が広いので、正門以外にも多々入り口があるが、それら全てが施錠される。さらに、日中は各門に警備員が常駐しているという徹底ぶりだ。
 それゆえ、部外者に侵入されることが絶対にないようにしっかりと警備されており、入構許可証を提示しない限り中に入ることはできない。

 ところで、入構許可証を提示しない限りと書いたが、実は大学生の中にはこれを持っていて入構できる人もいるのだ。どういった人かというと、入試バイトをしている人たち。入試バイトは前年の11~12月頃にかけて募集されており、主に1,2か月間という短期の事務作業系とおよそ日雇いの試験官に区分される。

 早朝出勤等大変なところもあるが、時間がある春休み中だけ働いてお金を稼ぎたいという人には向いており、また、私のような休み中に生活習慣が乱れがちな人には日々の生活のペースメーカとして使えそうなバイトだと言える。
(ちなみに時給ついてだが、良くはない。最低賃金+αといったところ)

 そして、2月の中・下旬頃から大学入試の合格発表を迎えるが、その裏で大学生も秋学期の成績発表が行われる。個人的に、秋学期の成績は春学期よりも辛口に評価されている気がする。まあ、某民法の先生曰く、春学期はまだ大学/新学年に慣れていないかもしれないゆえに若干甘く評価しているとのことなので、秋学期の評価基準が単に普通なだけなのかもしれないが。

 だが、4年生の秋学期まで卒業単位が残っていた先輩としては、単位が取れず、卒業できないことは内定取り消しを意味するから、これは超重大事項である。ゆえに、万が一にでも※落単することがないよう、3000字以上という指定の期末レポートでその倍近くの字数を書いて提出したらしい(なお、無事卒業できるそう)。
 そういった点で、秋学期の成績発表は春学期よりもドキドキするものである。

※落単:単位を落とすこと。単位不認定のこと。

 ところで、それ以外の時間は大学生は何をするのか。2月特有のものとしてはサークルの冬合宿や追いコンが挙げられる。
 冬合宿では、結構スキー・スノーボードをしに行くことが多い。若年層のスキー離れが唱えられてはいるが、それでもサークルの合宿先としてスキー場はまだまだ人気ではないか、というのが私の印象だ。

 また、追い出しコンパ、略して追いコンとは、サークルやゼミの、大学を卒業する4年生の送別会のことであり、3月より始まる新歓準備期の前に催される。
 大学は総じて「薄く広く」な人間関係であることが多いが、それでも先輩方には進路の相談等色々と助けてもらって、ありがたかったというのが正直なところ。その上、困ったら連絡先にいつでも連絡してもいいと言ってもらえたのだから。薄く広くの世界だからこそ一期一会を大切にしたい。


冒頭写真:筆者撮影


~忙しい方へのまとめ~
2月(如月)
・大学の入構禁止期間、入試バイト(事務作業or試験官)
・成績発表
・冬合宿、追いコン

1月編

3月編


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