大学の校風を知るにはwakatte.tvが最適だと思う理由
wakatte.tvというYouTubeチャンネルをご存知だろうか。登録者57万人超、総再生数7.5億回超の2人組ユーチューバーだ(2024/10/3現在)。
このチャンネルでは街の人々の学歴についてインタビューし、学歴如何によっては罵るような対応(※)をするので、賛否両論が絶えない、少なくとも人間教育上はよろしくないコンテンツといえる。
しかし、彼らの行っている「キャンパス調査」という企画に限っては、それらの弊害を上回るだけの見る価値があると感じる。
キャンパス調査とは、実際に大学に出向き、大学生に大学生活に関するインタビューを行うという企画であるが、なぜ大学の校風を知る目的でこの企画動画を閲覧することを薦めるのか。その理由を説明するには私が本ブログを始めた理由まで遡る必要がある。
そもそも、高校生が得られる大学に関する情報が少なく、大学の発行するパンフレットのほか、オープンキャンパスや先輩からの口コミ等でしか大学を知る手段がないだろう。
そうなると、大学を選ぶ基準は自ずと各予備校が発表する偏差値表になる。
しかしながら、それでは自分自身に本当に合った大学に入学するということはできるだろうか。
もちろん、偏差値の高い大学に行くことが就活上有利になることは否定しない。
だが、日本には800近くの大学がある以上、似たような偏差値の大学は複数あり、その際、偏差値0.5~1程度の僅かな差で高い方の大学を選ぶよりも自身に真に合う大学を選ぶ方が結果的に大学生活を楽しめるのはもちろん、就活上も有利になると思う。(関連記事もどうぞ)
そのように感じたため、かかる状況を打破すべく私はとりあえず大学に関する情報のうち、自分にできそうな”学部”というテーマに絞ってブログを始めたのである。
wakatte.tvの「キャンパス調査」企画を見たことがない方は一回上記の動画を見てみてほしい。かなり学生のホンネがネガティブなものも含め、赤裸々に語られているのが分かると思う。
一方、大学が発行するパンフレットはどうか。確かに、学生の声は載っているが、いわゆる”理想的”な大学生活を送っている大学生のものばかりで、大多数の大学生が実際に送っているものとは浮世離れしている感が否めない。
また、「キャンパス調査」企画とは異なり、大学側にとってネガティブな情報は掲載されていない。そのため、大学パンフレットに記されている大学の良いところばかり見、入学後に思い描いていたものとのギャップに悩む学生も少なくない。
そういった意味でリアルな大学生活を垣間見ることができるwakatte.tvの「キャンパス調査」企画は非常に貴重な情報源だと思う。一応、その動画も個々人の一口コミかつカット編集されたものであるため、決して全てを信用すべきではない。ただ、私の通う大学を扱った動画を見る限り、割と的を得ている印象である。