愛を消費する自分をみつけた【映画感想文】

映像作品のキュンを、消費する自分を見つけました。それは、自分の普通が邪魔しているからなのでは？と、映画が教えてくれました。

わたしはどうやら、同性愛で、映像美がハンパじゃなくかつ絶妙に切ない作品が好きみたいです。それを好むようになって、初めて気づきました。


今どき同性同士というのは名前を付けないくらいの普通の概念かもしれないですが、名前を付けないのもややこしいので、ここでは使いますね。ご了承を！

・もともとそこまで好きではなかった
いわゆる男女のお話を可愛いー！！と言っているようなオタクでした。例えば、深町なかさんとかの絵の空気感が大好きです。
そういった考えだったのか、映画どころか漫画もなにも手を出すこともなかったです。ブロマンスも全く興味なし。

・映画に感情移入しすぎて生活に支障が出た
そのくらい同性愛テーマの映画作品が、自分に刺さったようです！！なにこのはなし！！笑


とある映画に出会ってしまったら世界が変わってしまいました。

これはCMBYNのネタバレ込みの感想です。とにかくトチ狂ったオタクを見たい方・感想をエア共有したい方はぜひ。

ここにもかいていますが、はじめての恋愛体系に触れたからか、食事に影響でまくりました。何その話？？？？

…とまあ、自分が好きな空気感も、テーマも、これだったんだ！と気づいた反面、もうひとつモヤモヤっとすることが出てきたんですよね。

•キュンとする消費対象でもあること
同性愛を、作品やカタチとして好きな自分がいるということです。
まずは恋愛にいろんなかたちがあるよと理解するだけでなく、受け入れることはそれはそれであるに越したことはないですね。

ただ、キュンの消費としても作品を探している自分が確かにいる！

このもやもやに対して、この映像とかでのコンテンツとして好きだからいいや！という気持ちと、ノンフィクションの同性愛もエンタメにみえてしまうのでは…？といったような、なにかすこしの危機感を感じるわけです。

別に同性愛じゃなくても、友情以上のブロマンスでも当てはまるわけです。
ブロマンスって観る人に解釈寄るけど。


例えば最近のだとTENETとか…？
とある2人の話だったりするわけです。逆行の世界観や映像は確かにとんでもないですが、登場人物2人が主人公みたいなそんな感じなんです（とりあえずすごかったので見てほしくてざっくり）。

そういった関係値に、どうしてか言いようのない愛おしさなんかがあるわけです。

愛がふわっとしているブロマンスの2人に対して、どうしようもなく萌え的な好きを感じたり、同性のしっかりとした愛を伝え合う2人に萌えるのかは千差万別です。個人差があります。
わたしはどっちも見ちゃうけど！友達でもいいし実際幸せなら同性に限らず見ちゃう…けどこの雑食は本筋から逸れるので一旦置いておきます。

確かに作品が好きだけど、本当に現実で同性での素敵な恋愛してる人からしたら、こういう人はどうなんだ？と思っちゃいます。
人脈が広くないので、こういう恋愛をしている人に会ったこともほぼないです。余計に分からないです。

多分、逃げ恥を見て可愛い！と言ってるのと大差ないと思うんですけどね…。逃げ恥見てキュンして、男女カップルに変に思われてないか！？て言ってるようなものですからね〜。

最近やっと名前がつけられ、しっかりとした概念で出てきて、何処かではやっぱり普通と思っていない自分がひとつまみ分いるからか、過剰に心配するのだと思います。
名前がつくことで、良くも悪くも分類されてしまうので…

結論、映画を観なかったら、この好き！もこのモヤモヤにも気づかなかったです。
運良く映画が入り口だっただけかもですが、映画から得られたこと、としてやっぱり映画感想文になるのだと思います。だからここまで書いてます。


モヤモヤはきっと、まだ自分の中で普通になっていないのかもしれないからだ、と思えば結構悲しいです。


でも、（主に同性愛作品を）観ることで追体験したり、確かに人としてなんか学んだ気になった（学んだ気になるだけでもいい）！となるのが自分は結構好きだったりします。そんなもんでいいのかな〜！

ということで今後も、たくさん観ていけたらいいなーと思ってます。

結構映画館のイスとかあの暗い空間好きだったりするし。シネコンはもちろん、ミニシアターとか行くだけでワクワクします。アマプラさんにもお世話になるぞ！

とそんな感じで終わりたいと思います。
120分ちょいでこんなに何か言葉にできない感情を得られるんだ、っていつも思います。

P.S. 軽いおすすめ
最近観て終わり方にぐっときたのは『ammonite』。ただキュンとしたのは『リスタートはただいまのあとで』。可愛かった〜。
今は、『燃ゆる女の肖像』が気になっています、みたい！！