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美容業界限定のイベントに出店したので、美容業のことを書いてみた。

こんにちは。
平日月曜日になりましたが、月曜日もイベント出店にきております。
お餅屋の商品リストには"おこわ"があって、こっそりヒットし続けてる"バイ飯おこわ"っていうのを作っています。
今回の出店はピンポイントで"おこわ"のリクエスト。おこわ屋源七で出店してきました。

今回の出店はレア中のレアイベント。
美容業界の方限定の会場です。
問屋さんやメーカーさんが集まり、サロンタオルやバリカン、スタイリング剤やシャンプーハットなどの業務用品の受注会場で出店です。
お客さんが美容師さんや理容師さんだけのレアイベントです。
見渡す限り美容業界の方々ばかりなので、美容業界のことを考えてみた。

美容業界の数にビビる
まず、これだけ美容関係の方がいることに驚きを隠せない。県外からも来られているとはいえ、ほぼ北陸、富山の人ばかりだそう。
来場者数、約900人
その数だけサロンがあると思うと衝撃。
・どうやって稼いでるの?
という疑問。
年間約300日の営業日の中、それだけ多く髪を切りに来る人がいるのか。

売上の想像
単純な想像なのですが、カット代が¥5000。
月に1度来店する顧客さんが100人いたら、
年間売上600万円。
営業日数が300日なら1日の来客数は4人。
1人2時間かかれば8時間の営業時間。
なるほど。
これに追加して、
カラーやパーマなどの高単価サービスがついたり、ヘアセットや着付けなどのサービスをしたりして客単価が上がるのか。
仮に高単価サービスが¥10000だとして、
年に4回そのサービスを受けた場合は、
年間売上750万円。
なるほど。ほとんどが技術料だとして、600万ほどの利益になる、、のか??
そう考えると工場勤務の方の年収平均と同じほどの給料になります。

顧客数が最重要
そう考えると平均的な年収を得るには100人の顧客さんを抱えるのが美容業の条件になるかと思います。
顧客数のボーダーラインはここ。
(たまたま友達がいたので聞いてみたら、やっぱり100人が最低限必要なラインだと言ってました。)
顧客数よりも問題になってくるのは、その顧客数がイコールで売上になるという点。
小売りと大きな違いは必要とされる周期があるか、ないかという点だと考える。
食べ物や雑貨、衣料などは本当に必要では無いときにも需要がある。(その結果がロスを生んだりしていますが、、)
しかしサロンは行く回数がある程度決まっている分、顧客数の数がそのまま売上につながっている。
この差がとてつもなく大きい。

必要なものは最新のサロンアイテムなのか?
ここで、今回のイベントの中身を思い返してみる。
今回のメインは美容業界限定の業務用品の販売、受注会でした。
最新のヘアケアグッズや、サロングッズが並び、来場されたプロの方が選んでいくイベント。
900人もの来場者、その1人1人が約100人の顧客さんを抱えている。
その中で、今回はグッズonlyのイベントだった。
しかし、本当の業界の悩みと言えば"顧客の獲得について"だと思う。
もしかしたら、ココに対してのアクションを皆さんは求めていたのかもしれない。
もしくは、来店の頻度をあげる新しいコンテンツ情報を求めていたのかもしれない。

本当に必要な部分はクローズドのまま
今回こんな感じで素人が業界を分析してみても、美容業は顧客商売だということは見えてきました。
どんな業界でも共通している悩みではあるけれど、これほど顧客に重きを置く業界はそんなに無いと思う。
だからこそ今回思ったことは、
"美容業が最も顧客作りを考えている"ということです。
顧客作りが上手なんです。と言える業界のハズなんです。
少なくとも僕のような製造小売りの業態よりも、遥かに顧客化の戦略が上手いハズ。
そういうふうに見てみると美容業の友達がたくさん欲しくなった。
だって、900人のプロが集まって顧客作りの話をしているところが無かったから。
本当に必要な部分はクローズドなんだなって思いました。

レッドオーシャンからの脱却法を知っている人達がいる
先に書いた、"顧客数イコール売上"の部分を掘り下げてみると、美容業では顧客の取り合い合戦が行われているという状況です。
100人の顧客さんを得たい、もっと顧客さんを増やしたい。そんな考えの人もいるので、状況は思っているよりも深刻なのかもしれない。
新規出店を夢見ている人も後を絶たないし、状況は深刻化していると思う。
しかし、"顧客作りのプロ"の中にはその脱却法を知っている人が絶対にいる。クローズドのコミュニティの中で見つけ出している人がいると僕は思う。
過去を見てみたら、
それは[痛まないパーマ]だったかもしれないし、[マツエク]だったかもしれない。
時代が移り変わって、技術の差があまり無くなった現在。
新たな一手が投じられるのはいつか。
先駆者となる人がもしかしたら今日の会場の中いたのかもしれない。

業界の壁を取っ払え
僕が今回書いていて1番重要だと思ったことは、"自分がいる業界と別の業界を知る"ことだと思いました。
業界の体質を知れば、極める方向が絞られていく。時間は有限で、極めるには時間が必要。
かかる時間はその人の質によるが、なんといっても時間は必要になる。そこに時間をかけているうちにも他の業界は進んでいる。

時々他の業界を覗いてみて知ることは重要だと思いました。なにせ、時間は有限だから。
知ること、考えることで得るものは大きくて、
どれを体感するか選択をすることができるようになるからです。
自分に必要なものを迷わず選択することができるのは時間の大幅なカットにつながるだろうな。って思いました。
そう考えたら自分の隣接してる業界だけではなく、幅を広げて考えるのも良いことだと感じます。

あとがき
昨年に引き続き、お声かけいただいての出店でした。
色々と考えながら、やってしまったー!と思うことばかり。
美容院の待ち時間のお客さんに向けたBtoBの商品を持っていったり、企業向けの冊子、会場スタッフさん用にひと休みできる商品持っていったり、、やれることだらけだったなーと。
結局1年前と同じことやって、もったいない結果になってしまった。
うちのブースでスタッフさんがゆったり休み時間を満喫するような状況を作れたら、美容業界の話をもっと聞けたなー。
一度きりのチャンスにどこまで頭を働かせれるか。
日頃からの脳の使い方が足りてない。
クソー。悔しい。
起業にうつつを抜かす前に目の前のことをもっとやれ!そう思った1日です。
読んでいただきありがとうございました!

#起業 #美容業 #ビジネス #20代個人事業主 #BtoB #一度きりのチャンス


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