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大量のスズメバチに刺されたオバハン

皆様、梅雨の時期を保湿だと思って満喫されてるでしょうか?

このトラウマな話はnoteを読んでいる人たちに問題定義したいと思う。
この話は私がまだ裕福な生活が送れてた7才の時の出来事。
学校終わりに必ず立ち寄る公園があった。
対して毎日寄っている割に決まってすることはなく友達といつまでも居たいという気持ちと家に帰った所で誰もいなく極端に寂しくなるのも嫌なので必ず公園に立ち寄った。
そんなダラダラと過ごす日々が続いていたある日ついにしびれを切らしたのか、一人の男が立ち上がった。
そう、私である。
「何か困ってる人を助けるその名もお助け隊を作るのはどうだろう?」
まず名前が安易。そしてあまりにも唐突。
7才の時の発想・・・お許しいただきたい。
「よし!それやろう」即答メンバー。疑う余地なし。
無茶苦茶シビレ切らしてたんだなと思った。
「そうと決まれば早速パトロールしよー!」
「おー!」
もう一度言わせてもらいたい。
7才の時の話。
パトロールしていたその時!今困ってる人ではなく、これから必ず困るであろう目標物発見。
スズメバチの巣である。
大きさはバケットゴール位はあったと思う。バスケットボールではなく、ゴールのほう。
何故?
下にドローンと垂れ下がってる感じだから。
どっちでもええがな的な心ツッコミ沢山お寄せ頂き誠にありがとうございました。
それはさておき、そうスズメバチの巣。
お助け隊としては困った人ではなかったが、とにかく無茶苦茶に興奮していた。
「こ、これは俺たちで退治しよう。」
「う、うん」
みんな震えてた。
しかしながら最近の夕方のニュース特集でよく見る蜂バスターの要素は誰一人、そして何一つ無い状態。
そんな中、若干7才と言う若さでお助け隊の隊長に就任した私はとんでもない発言を口にする。
「石投げよ。」
「えっ!?」
「ん?だから石を投げて落とそ。」
「えっ!?」
「いや、もういいからやろうよ」
意地になっていた。
隊員は顔に無謀とくっきり文字が浮かび上がっていたが、やはり若さが仇となったのか他の人の意見を無視して石を持った。
隊員は何故こんなにも乗り気がなかったのかというと、スズメバチの巣があった場所は大型団地の真ん中にあるスーパーの入り口付近の天井に位置してたからである。
しかし隊長は周りが見えていない。
もう目もぶっ飛んでいる。
その顔を見た隊員はもうどうにでもなれという思いだったのか、ゆるりと石を拾った。
「いくぞ。せーのでいくぞ。」
「う、うん」
「せー・・・待って!」隊長はピークを少し前で迎えて、ビビリモードに突入。
「どしたの?」
隊員の方が覚悟を決めてた。
「なんでもない」
「いく?いま投げる?」
「もう、いいよ!俺から投げるから!」
ここで隊長は一つ降格。
隊員が新隊長へ昇格。
「おりゃ!」
新隊長につられて私も投げた。
「バッシ!!!!!!!!!」
「あ、当たった!!」喜ぶメンバー!
新隊長を中心に。
私は蚊帳の外。無念。
しかし巣は落ちなかった。
当たってはいたが表現として正しいのはテニスボール位の穴が空いた。
喜びも束の間、マジギレしたスズメバチの奴らが誰がやったんじゃコッラッ!!!と言わんばかりに出てきた。
早かった。
「逃げるぞ!」と、私。
「うん!!」と、メンバー
「とりあえず1度アジトの公園まで全力で戻れ!」と、私。
「わかった!」
とメンバー。
私この時点で隊長返り咲き。
新隊長は元の隊員へ。
「だいじょぶかな?」
不安がる隊員。
「だいじょうぶだと思うけど一応そっと見に行こうか。」
2人で少しずつ近よりながら様子を伺っていた。
まだスズメバチの奴らも辺りをウロウロしてる感じだった。
そんな時!運の悪いことにスーパーに買い物に来たおばちゃんが登場!
みなりはかなり太っていて髪型は昔の鶴瓶さん、いや警察コントしてた時の小柳トムさん。
なんせ耳かきの綿みたいなな感じだった。
スーパー入り口10m付近で綿おばちゃんが前に素早く揺れた。
「刺された!!!!」
すぐわかった。
本当にどうしようと思った瞬間!
綿おばちゃんがすっと右手を頭の後ろに持って行き往復ビンタをするかのようにパンパンッ!と払ってスーパーにゆっくり入って行った。
何事もなかったかのように。
お助け隊はゆるりと公園に戻った。
さぁコレを読んだ皆様方。
私のトラウマは、スズメバチなのか綿おばちゃんの強さなのか少しだけこの状況を思い描きながら考えていただきたい。


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