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撮影日々徒然。 #002 ちょっとした事でうまく魅せれる方法

とても簡単な事。
それは水平線をしっかり意識する事です。

写真は構図が命じゃぁぁ .. とももっぱら言われますが。
ただ別の意識でプロでも最低限守っているのは水平線のパースです。


SNSのプロフ写真や、何気ない旅先などのお写真。
ただ否定は絶対しません。
思い入れあるお写真はその方にとって貴重な写真なので。

後めっちゃ勿体無いというのは不動産や、工務店さんの物件の写真です。
建物の写真は画角上も難しい場合があるので、
撮影時は仕方ないのです。
ただ簡単な補正で直ぐに綺麗に魅せれますよ〜。(特に営業写真。)
ってことです。


一眼でもスマホでも先ず縦横のパースをしっかりそろえるかで、
写真の安定度が劇的に変わってくるので、
是非意識して実践されてください。


手持ち単焦点50mm F1.4の例
全体が樽型になります。
しかも縦軸横軸が斜めってます。

その段階で手持ちの構えが、
いかんと言う事です、厳しめに言うと。

Before
After

Photoshopのレンズ補正でレタッチすると、
このように生まれ変わります。
同時に色調もしっかり補正は施します。

50mmでも歪むので、それ以下の焦点距離、35mmや24mmなどであれば、
もっとお椀型の歪みが発生する可能性は高いです。

Before
After

何気ない子供の写真でも大切に記録したいもの。
元データは右寄りに傾いていたので、
軸を中心に戻してあげました。

極端な例の縦軸起こし。
Photoshopのジオメトリ一発ポチ作戦。

Before

After

これも樽型になっており、
なんせ下から見上げる形での奥行きが遠過ぎる。
撮影する以上元データのように奥の遠近が出るのは
仕方ないもの。

ただ少しでもバランス良くしたいなと思ったら、
こんな感じに仕上げるのもアリだと考えてます。
これはちょいと極端な例だし、好みもある思います。笑

PhotoshopのCamera Raw機能の中のジオメトリと言う機能があります。

Camera Raw の自動的な遠近法の補正

https://helpx.adobe.com/jp/camera-raw/using/automatic-perspective-correction-camera-raw.html

Photoshopで水平垂直を補正する簡単な方法

https://digitalista51.com/camera/photoshop2


ここの機能を駆使すれば縦横軸をコントロールする事ができます。
まぁ補正沼というか .. 一度パースの歪みを気にしたら、
ほっとけない。
これはいい意味でも抜け出せない .. 。

上記の鹿の階段写真はジオメトリの「フル」と言うボタンを押したら、
一発で垂直が起きた記憶があります。
なんちゅう機能や!と思いますが、意外と色んな場面で活用できるものです。

写真のゆがみを補正する方法 (Photoshop CC)

https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/kb/5657.html

後はレンズ補正という機能。
Macでは Shift+Command+R
Windows では Shift+ +Ctrl+R
こちらもジオメトリ以上に、さらにきめ細やかにパースの調整可能です。

自身は竣工撮影や店舗の内観、外観の撮影も結構多くさせて頂いてます。
なので、どんな写真でも水平線だけは気になり過ぎて、
完全に治さずにはいられない特異体質的な身体になっちゃいます。

他のプロの皆様はどうなんやろうか .. 。
師匠に詳しく聞いた事ないから、今度聞いてみよう。


とある広告のお仕事。夕暮れの奈良薬師寺。

Before

一見黒潰れしてるようで ..
After

Raw現像で煌々と生まれ変わる。
建物のレタッチは楽しいもので、
色んな現場に行っているのですが、何分仕上がりを逆算して撮ります。

建築撮影はシフトレンズと言う、風変わりな特殊レンズを使用します。
(特に外観撮影にその威力を発揮。)

レンズ側に水平のパースをコントロールする軸がついており、
見た目も魚眼!?レンズの途中で分離してズレてるんですけど .. !笑
っていう見た目摩訶不思議なレンズです。

自身が持ってるのはTS-E 17mmの広角で、後は24mm、50mm、90mm 、があります。これはCanonメーカですね。
90mmなどは物撮り用として凄く使うレンズです。

ヨドバシカメラとかに置いているのか .. 。
見かけたら是非触って頂きたい異質な雰囲気です。


じゃぁ元から歪まない写真を撮るためにはどうしたら良いのか。

・安価なレンズより少し高価なフラッグシップ(ハイエンドモデル)のレンズを選ぶ。
・焦点距離が長いレンズを選ぶ。(目安85mm以上が良きです。)

・三脚を使用するという元も子もない解答もありますが、
手持ちの場合脇を構えてしっかり水平線を意識して撮影!


他は撮る時に被写体を中心に寄せて、後でトリミングするという方法もあります。
もっとサンプルを載せたかったので、
後日これがこうなるという作例を載せときます〜。

今日は西日本めっちゃ雨降ってますが、
今から映像撮影に出かけます。
大丈夫なのか ..。

もう寒々しいですが、雨の日こそ撮れる被写体や良い雰囲気もが撮れるのも多いので、
チャンスはチャンスです。

皆様本日も良い日で一日でありますように^ - ^

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