1年半ぶりのお酒で泣いた話

こんにちは、霜月です。

わたしが最後にお酒を飲んだのは2021年4月。ちょうど第3波全盛期の直前、職場の仲の良い人たちと3人でギリギリ行けた小さな飲み会でした。
思い返せば当時から心療内科には通っていたし、薬も処方されていたのに、なんで普通に飲んでたんだろう。。

その飲み会から数日も経たないうちに、感染者が爆発的に増えました。まだワクチンも現実的でなく、行動制限も厳しかった頃のこと。
加えて当時は祖父と同居していたこともあり、わたしは家族の中で唯一県を跨いだ通勤をしているので、これはむしろ帰らない方がいいのではと思い、マンスリーでも借りようかな、と休日のリビングでぽろっと零した時でした。

「なんで?こないだ飲みに行ってたやん」

妹のこの一言で、わたしは外出を最低限に留めるようになり、お酒も飲まないと決めました。
だって正論だもの。ついこないだ飲みに行ってた人間が手のひら返したようにしばらく帰らない方がいいと思うなんて言いだしたら、そりゃはあ?ってなるよな。
なので妹を責めるつもりはありません。根には持ってるけど。性格悪いな!

そうこうしているうちにメンタルはどんどん悪化していき、夏の第5波の頃にはワクチンの副反応やオリパラ開催の是非、行動制限のお達しと人の動きの矛盾、分断された社会、限られた人としか会わない生活、エトセトラが重なりまくって、日に日に少しずつ壊れていった気がします。
気晴らしになるものもなく、推していたバンドも好きになれなくなってしまい、秋を迎える前に祖父が亡くなり、そこからさらに悪化が加速していったみたいです。自覚はないけど母が未だにそう言ってる。

その頃からもう1年近く経つんだと思うと時間の速さにびっくりするし、その間にわたしは何か変われたのかと自分に問うては落ち込むことも多いです。
だけどきっと、本当に少しずつではあるけれど、前に進んでいるはずなんだ。今は先日の事件の影響が根強く残っていて、またしばらく波の大きい時期が続くだろうけれど、それでもきっと良くなるはず。

ずっと飲みたかったけど我慢していたお酒を実際に飲もうと思えたのも、その証拠のひとつだと思っています。

左の白飛びしてるのはつまみの紫蘇入り笹かまです

実に1年半ぶりのお酒。350mlも厳しいかなと思って、さらに小さいのを買いました。昼なら漢方しか飲まないので一番影響は少ないかなと。
父が付き合ってくれて、サシで昼飲みしました。久しぶりのお酒、おいしすぎて泣きました。出先から帰宅した母にも、ここ最近で一番いい顔してると言われました。現金だなわたし。

本当に久しぶりに、今日は良い日だなと思えています。夜になったらまた波が来るのかもしれないけど、少なくとも今は今の気持ちを大事にしたい。

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