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17賛美?belloの魔力

初夏の気配が、心地よい頃
チョッとした挨拶や動詞の活用ルールが分かり始めた時の事
私に黒船様が、伊語で質問されました。
”Che cosa fai oggi di bello?”
直訳すると「今日はどんな美しいことするの?」となります。

当時、私は、額面とおり受け止め、その質問に答えようと頭をフル回転させていた。

「美しい事?」

日本の四字熟語で言うところの”一日一善”みたいな事なのか、はたまた小学校の頃やっていた”今日の目当て”的なこと??
そんなこと、もう何十年ってやってないし考えたこともねぇーっうの・・・とフル回転させすぎ
ショート!!返事に困っていると・・・

彼女は・・・”私はね~♪”って今日のスケジュールを伊語で言い始めた。それは、”今日の目当て”も”一日一善”的事項も何一つ無く淡々とただそれだけだった。
単なる”Che cosa fai oggi?”てことじゃん!!

じゃあ あの”bello”=「美しい」と言う言葉は何??
日本人って「美しい」とかそう簡単に出てくる言葉ではないので、惑わされた。
もちろん後々文法にも惑わされることになる。

Bello(a/i/e:形容詞なので主語が♂か♀か単数か複数かで語尾を変化させるのです。
本当に伊語はイケズですよね)

イタリアの街を歩けば老男若男が私に”Ciao bella!!”と言うし、もちろん
私以外の老女若女にも同様に”Bella”の大安売りをしてる事にも惑わされる。
惑わされてばかりの”bello”だけど、なんだか”bello”が付くと嬉しい気がするのは、私だけ?

+(プラス)の言霊だからかな?だから私も“che cosa fai oggi di bello?”って言う事にしてるの。
だって言葉に華があるって言うのか、星の様にキラめいてる(?!)文章言っている感じ、ネイティブに喋ってるって感が味わえるのが良いのよね~。(自己満足だけど)

”bello”自体に意味はないけれど、有と無とじゃぁ大違い。
ちょっとした言葉のアクセサリーなんだよね。
日本語って、言葉を削って削ってそこに奥深さや余韻を残すけれど、伊語は、つけてナンボヤ!!
てことは・・・その分 語彙のアイテム増やさなきゃいけないってことだよね・・・
ヒィェ~~~~~~~~~~~~~~~(泣)

最近は、伊語で外国人の友達に日本語ではとても書けない様な、ちょっぴりオーバー表現で書いて楽しんでいる”日本よりhugをおくります”とか“千のキスを”とか”私の○○さんへ”とか・・・(男女問わず)だってそういう風に書くと、友達から伊語の腕上げたねとか、伊人みたいだねって返事が返ってくる。
お調子者の私は嬉しくなって、もっと素敵な言い回しがないか、探している。
そんなこと伊語考えてる時って、テイションが上がってきて、なんかだんだんハイになってくる。
ちょっとた麻薬のようだ。(笑)

20年イタリアと言う媚薬にやられすっかりイタリアなしでは、生きられない体となり、立派なイタリア中毒患者です。
#イタリア #イタリア語 #イタリア中毒

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