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ロゼワイン

ロゼワインと言えは、皆様はやはり…プロバンス産を思い浮かべるでしょうか?
残念ながら(笑)ロゼワインの生産はフランスに次いでイタリアは世界第二位。
ロゼワインについて調べてみると…
古代ローマ時代からプロバンスで作られていたと記述をみつける。
きっとイタリアから製法が伝わって行ったはずとイタリアラバー思考なんで考えてしまいますが…

私がはじめて飲んだのは…バブルの頃フランス料理店。
色が美しいだけで中途半端のお飾りワインとインプットされてそれ以降飲む機会を失っていた。

それを覆してくれたのが、2007年にプーリア州の旅行先のエノテカだった。ピンクローズの様な香り、フランボワーズのような爽やかな酸味にほのかな甘み。バランスのとれた味わいに、すっかり私はロゼワインラバー!
プーリア州は、イタリアロゼワインの先駆者と言っても過言でないとソムリエになって知った。
イタリアにおけるロゼワイン発祥のワインナリーがあったりイタリアロゼワインのコンクールの開催などを行っています。

そして…プーリア州には【カステル・デル・モンテ ボンビーノ・ネーロ】イタリアで初のロゼの DOCG があります。
黒葡萄品種であるボンビーノ・ネーロ主体。

もちろん他国とは異なり(笑)北から南までバラエティー豊かなロゼワインを作っています。ロゼワイン生産の4割を占めるプーリア州、その後ヴェネト州、ロンバルディア州、トスカーナ州、エミリア・ロマーニャ州、カラブリア州が続く。

近年海外では、流行中。
白ワインの消費量を脅かす存在になっているそうです。
ロゼワインの魅力は何か?
それはあの中途半端さなんです。
逆を返せば、オールマイティなんです。
日本料理にはもちろん多国籍料理にも、懐深く寄り添います。
赤身肉には赤ワインがベストマッチですが、和牛のサシの旨さを味合うなら、ロゼワインがオススメ。脂身の甘さとロゼワインのフレッシュな甘み、キリッとした酸味が、脂分を包みこんでくれます。

焼き鳥の塩なら白ワインもありですが、タレ焼きならタレの濃さに負けちゃう事もある。だからロゼワインが向きます。もちろん塩焼きでも合う。
ソムリエ学校時代、先生にロゼワインって何が合いますか?と質問したら、お好み焼き、たこ焼き、豚骨ラーメン、しゃぶしゃぶと…イタリア人の先生からそんな料理名が出るなんてと…B級グルメにはもってこいです(笑)家庭でも合わせやすいって事です。

また例えば、2人でレストランに行きます。
白と赤ワイン二本飲むのがつらいけど…グラスだと…って時ないですか?
そんな時は、ロゼワインなんです。
冷やして、前菜、プリモ 常温くらいにして魚、肉などのセコンドともバランスが取りやすい。

また、夏の暑い日、白ワインばかりだと…赤はのみたいが…って時はうってつけ!
キリッ冷やしてロゼワイン!
飲みやすいのでワイン初心者も入りやすいし、女性も手にしやすい。
品種によっても味も香りも色合いが違うのも魅力的!

食のトレンドを見ていても感じますが、ヘルシー志向に傾いています。それにタンニン重めや樽香バリバリの赤ワインなんて合うはずもなく…

もう1つ上げるなら、コストパフォーマンスが良い。
世界中経済不況…安くて美味しい!ロゼワイン!
イタリアロゼワインなら2000円代で上質なロゼワインが買えます。

欠点を上げるなら…色が変色しやすい。早飲みタイプのワイン。
色をアピールするには、遮光瓶は不向き…
光は大敵!なんですが…悩ましい。

私がそうだったように…日本でのロゼワインは「甘いお酒」「中途半端なワイン」という位置付けに。
レストランでも「売れない」と敬遠されているようで、あまり用意されていない。

売れないから輸入しない、市場に出回らない、知る機会がなくなる…負のスパイラルにハマってる。

その機会を作るべくソムリエとしてバンバンおすすめ致します。

ロゼワインを是非飲んでみて下さい。  
目から鱗の美味しさです。

#ロゼ #ワイン#イタリア#プーリア州#旅の思い出

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