見出し画像

やさしさとリーダーシップが育つ場所 〜HUC3周年祭に寄せて〜

1月22日から28日の1週間にわたって開催された、母親アップデートコミュニティ(HUC)3周年祭イベントが全て終了した。

今回、このイベントのリーダーの一人として関わったわたしの、今、胸の中にある気持ちを振り返ってみよう。(個々のイベントについての感想は改めて書く予定)

HUC3周年祭テーマ:「ときはなて この想い」

7日間でプログラム数は24。18の公開イベントと6のメンバー限定イベントをオンラインで開催した。
ひとつひとつに企画者やゲストの想いがこもっていて、個性的であったかくておもしろかった。
それぞれのイベントには個々の担当者を置いており、相互にトンマナを合わせるようなことはしなかった。
それにもかかわらず、全てが繋がっていてさらにお互いの魅力を深め合うようなプログラム構成になった。

それは、今回のテーマ「ときはなて この想い」を実行委員全員が同じ目線で理解し準備することで、全体を通して、参加した人たちにこのテーマを想起させるようなイベントに仕上がったのではないかと自負している。

それを表すかのように、参加者のリアクションが本当にあたたかかった。

今回の7日間のイベントに申し込みをいただいたのは累計で2500件。
うち半分以上がHUCのメンバーではない方たち、いわゆる外部からの参加者だった。
それにもかかわらず、分断、というものを感じなかった。

手を挙げる文化

3周年祭のメインイベントは、1月23日に行われた「高濱先生1分ピッチ&トーク #わたしのアップデート座談会」だと言えるだろう。

毎年行われている「1分ピッチ」は、「#わたしのアップデート」をテーマに、自ら手を挙げたHUCメンバーが1分でスピーチをするセッションだ。それぞれのピッチについて母親アップデートコミュニティの生みの親のお一人でもある、はなまる学習会代表 高濱正伸さんにフィードバックをいただくのがお約束となっている。

発表者は8名。今回の観覧者は100名を超えた。
テーマは自由だが、それぞれ自らが母親として社会人として女性として、日常生活の葛藤や不安からうまれた 気づきや想いが込められたスピーチが圧巻だった。

自分のリアルな心情を開示し、その次のアクションを宣言するのはとても勇気のいる行為だ。
それでもあえて、手を挙げる。その勇気と決意に、聞いているこちらは心動かされずにはいられなかった。

これ以外にも3周年祭の実施にあたって、周りをハッとさせるような「手を挙げる」文化がコミュニティ内に自然に根付いていることを実感した。

気負うのではなく、自らできることをする。
持っている能力や技術、時間はそれぞれ違っても、みんなが手を挙げることで大きなあたたかいものができた。
実行委員を務めたメンバーのみならず、参加してチャットやリアクションで場を盛り上げてくれたみんなも含めて、「手を挙げて」くれたのだと感謝している。

「誰も否定しない」環境

「誰も否定しない」
これは、HUCのたった一つのルールだ。

世の中の4人に一人は「母親」だと言われている。

HUCは、そんな母親の役割を持った同志の集まりだ。

「母親」は私たちの役割でしかない。
自分が担っている役割にがんじがらめになることなく、まずは個人としての自分自身を否定せず、胸を張っていられるように。

当然、個の姿は一人一人違うだろう。
しかし、その違いにこだわって背を向けてしまっては、つまらない。
その違いを面白がって見られたなら、なんて世の中はカラフルで多様性に富んでいることだろう!

誰も否定しない、阻害しない。

その違いを認め合い、「母親」という役割をとっぱらってもお互いを受け入れ合えるような、そんな素敵な関係性を築いていける予感がした1週間だった。

「リーダーシップ」が醸成される瞬間

実際にイベントが開催されて、企画側だけではなく参加者も触発されて感動を分かち合い、学びを深めていく姿を見て、わたしはとても興奮していた。
もちろんイベント自体を楽しんでいたのと企画側の一人として嬉しかったのが一番だが、少し引いた目線で、自分が今まで学んできたことが証明されていくような光景にワクワクを抑えられなかったのだ。

5年ほど前、わたしはカウンセラーの仕事をしながら、自分に物足りなさを感じていた。もっと勉強して、相談に来る人たちをチアアップできるようなスキルを身につけたいと思っていた。そんな時に出会ったのが、「リーダーシップ開発」だった。

「リーダー」と「リーダーシップ」は違う。
リーダーは役割名だが、リーダーシップはスキルであり、具体的な行動だ。
それはリーダーのみならず、組織に属する全員が持っているのが望ましい要素で、リーダーシップは訓練によって開発し、育てることができる。

ただし、リーダーシップは一人では学べない。

わたしが学んだリーダーシップの最小3要素を挙げておこう。
 ・目標共有
 ・率先垂範
 ・相互支援

すなわち、チームが向かうべき方向を示し、それをメンバーと齟齬がないように共有する。そして、その目標へ向かうためのアクションを進んで見せる。さらに、誰かが起こしたアクションを応援しサポートする。
この全てのアクションが「リーダシップ」と呼ばれる。
全てを一人が行う必要はなく、この3つの行動が複数の人によって発動され続けることで、その組織は効率よく活気を持って目標に向かうことができる。

そしてリーダーシップを促進するのにもうひとつ大切なのは、その環境だ。

「安心安全の場」
最近では普通に耳にするようになってきたが、やはり人と人が信頼し合い否定されない環境であることは、個の魅力を輝かせるために欠かせない要素だと思う。

「リーダーシップ」のイメージを体感できる動画を貼っておく。

安心安全の場で、自分の個性をときはなつ。それは幸せな循環だと思う。
今回の3周年祭では、あちこちでこのリーダーシップを発揮する姿を目にした。
そして、日を追うごとにそれぞれのスキルがアップデートされているのを確認できたのだ。

ワクワクしないわけがない。

母親を、もっとおもしろく。

何よりも強く共有された私たちの目標は「母親を、もっとおもしろく。」
誰もがこの目標に向かって、自分自身を成長させた1週間だったと思う。

わたし自身は特別にリーダーらしい仕事はできなかったけれど、最前線で楽しませてもらった。楽しかった。チャンスをくれたみんなにありがとうを言いたい。

最後になってしまったが、私たちの永遠のリーダーであり、母親アップデートコミュニティの代表であるなつみっくすと、3周年祭実行委員のみんな、そして、今回のイベントに参加して想いを共有してくれた人たち全員に、
最大限の愛と感謝を。

※無事に3周年祭が終わった感動を、まみっこと一緒にvoicyの母親アップデートラジオ(パーソナリティはバーディー)で話しています。よかったらこちらも聞いてね。


#母親アップデートコミュニティ #HUC #HUC3周年祭 #リーダーシップ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?