見出し画像

食べると思い出すこと~稲刈り~

新米を食べると思い出すのが「稲刈り」

私の祖父が生きてた頃は、
みんなで稲刈りを手伝うのは当たり前の恒例行事だったなぁ。


実家は、兼業農家でした。
祖父が農業を主にやっていて、
父の兄弟が、みんな同じ町内に住んでいたので
田植えや稲刈りは、全員参加がお決まりでした。

私はいとこ達と同じ小中学校に通い、兄弟のように仲良く育ったので
秋の稲刈り、そして年末のお餅つきという恒例行事は
とにかく皆でワイワイ楽しかった思い出しかない♪


いとこや私に家族ができて、
それぞれの夫たちにびっくりされたり
「子ども達にもこの貴重な体験をさせたい!」って言われるまで
気づかなかった、これが特別なことだったなんて。


稲を干す作業を大人達がしている周りで、
子どもだった私たちは落穂拾いを手伝いながら

カエルを捕まえたり
追いかけっこしたり
泥だんご作ったり
広い田んぼで遊ぶのがとにかく楽しかった。

水気を含んだしっとり冷たい土の感触や匂い
雲のない澄んだ空
ちょっと冷たい風

今でも頭の中の記憶というより感覚として覚えている

食べ物がスイッチとなって私の中の原風景を見るようで
新米って食べると味そのものを楽しみつつ
そんな記憶も味わえて、なんとも幸せな気持ちにさせてくれます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?