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もし隣人がスパイだったら…あなたはどうやって家族を守りますか?

政治系YouTuberであるKAZUYA氏。
彼の名著紹介のコーナーで記念すべき第一回目に登場したのが、こちら。

「スイス政府編 民間防衛」(原書房)

有名な書物ではあるが、まだまだ日本に浸透しているとはいえない、この本。
冷戦時代に永世中立国スイスで政府公認として制作され、各家庭に実際に配布されたものだ。
 
備蓄の目録や、普段私たちが意識していないテロや武力攻撃の潜在的危機に対する警戒と、いざそれが発生した際の対策などが記されている。
日本人に大きく欠けている“備え”意識の重要性を再確認することができる内容だ。
 
はっきり言って、今の日本人は「平和ボケ」している。
「自分から攻めなければ攻められない」
「武器をもっていなければ攻められない」

そう思っている人がけっこういるのではないか。                                                
 
日本が“独立”を維持するためには「明確な意思」が必要である、とKAZUYA氏は説く。
例えば、自分に向って石が飛んできたとする。
そのとき、「避ける」なり「手で防御する」なりしないと、当たって怪我をしてしまう。
今の日本人は飛んでくる石に対して危機感が希薄だ。
当たらないと思い込んでいる。
 
そもそも、「独立は与えられるものではなく、自分たちの意思・行動で勝ち取る権利である」
そういう意思をもつことが重要だ、と民間防衛では説いている。

※抜粋

「自由と独立はわれわれの財産の中で最も尊いものである。自由と独立は、断じて、与えられるものではない。自由と独立は、絶えず守らねばならない権利であり、言葉や抗議だけでは決して守り得ないものである。手に武器をもって要求して、初めて得られるものである。」(P13)


今の日本人の感覚からすると「物騒すぎ…」と思うかもしれない。
しかし、世界を見ると、チベットやウイグルなど、こちらから手を出さなくても危険な軍隊が攻めてくるということが現実に起きている。日本人が平和ボケしているすぐ隣りで、多くの人々の血が流れ、弾圧されている。
世界の秩序はあいかわらず「力こそ正義」のままなのだ。
 
日本が守られているのは憲法9条のおかげという人がいるが、果たして本当にそうだろうか。
実際のところは自衛隊、在日米軍という“抑止力”のおかげではないのか。
(憲法9条が無意味だということではない)
 


 民間防衛でとくに見てほしいところが、
「戦争のもう一つの様相」という章だ。
近年、大々的な武力衝突は減っているが、その代わり、情報戦、いわゆる「関節侵略」がひんぱんに行われている。「戦争のもうひとつの様相」では、そのあたりについて詳しく書かれている。
 
「中○」の脅威。
日本人の政治家でも、やたら「中○」寄りの議員が多くはないだろうか。
買収されたのか、ハニートラップに引っ掛かったのか、あるいはただの馬鹿なのか…
名目上「支援のため」「友好のため」といい、日本はありえない額のお金を援助している。
 
間接侵略の対象は政治家だけではない。
代表的なのが“マスコミ”だ。
「朝○新聞」
「沖○タイムズ」
「琉球○報」
「北海道○聞」
なぜそこまで日本を貶めて、ことさら中○を持ち上げるのか?
そのヒントが「関接侵略」だ。
民間防衛を読めば、あなたはなんらかの答えが得られるだろう。
 
「情報戦」や「間接侵略」は、ふつうに教育を受けて、ふつうに生活している分には何ら疑問をもたない分野だ。しかしそれこそが、「間接侵略」のやりかた・恐ろしさである。
敵は“気付かぬうちに”あなたの日常に侵入し、我々は間接侵略者の敷いたレールに気付かずに乗ってしまう。
そして“あるタイミング”で…
平和主義者の仮面を被りながら潜んでいた侵略者は、一斉に蜂起するかもしれない。
 
この本には、お人好しの日本人には想像もつかないような大変ショッキングな内容が書かれており、冗談抜きで非常に恐しい。
今の日本が間接侵略のかなりの段階まで汚染されている現実がひしひしと感じられるのだ。
 
※抜粋

「我々は絶えず警戒を怠ってはならない。この戦争に勝つ道は、軍隊や武器の力によってではなく、われわれの道徳的な力、抵抗の意志によるほかない」(P227)


侵略者のやり方を知らなければ、侵略は防げない。
国民と国土は守れない。
まずは知ることから始めよう。
そのために、「民間防衛」を読むところから始めることをおすすめしたい。
(1,500円+税で購入できます)
 
※買わないとしても、Amazonレビューや個人ブログ等で内容を少し確認するだけでもかまいません。
決して読者の不安や下手な武装論を煽りたいわけではなく、「平和」というものは当たり前のように与えられるものではなく、不断の努力によって維持されるもの、という認識をもっていただくために記事にしました。

2018年に日本版も出版されました↓

※引用元↓

(note27日目)
(1800文字)

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