はじめての便秘外来

はじめて『便秘外来』なるものに行ってきました。
元々２−３に１回ペースの排便で、便秘なのか便秘じゃないのかギリギリのライン。出てはいるけど時間はかかる。硬い。病院にいくべきなのか様子を見ていていいのか迷っていました。
あることをきっかけに、小児の便秘外来を探し始めました。
そしてついに便秘外来を予約し、１回目の受診をしてきました。
それについて書いておこうと思います。
便秘でお悩みのお子さんをお持ちの方など、こどもの便秘でお役に立てたら嬉しいです。

▷こどもの「便秘症」って？

便秘とは、便の回数が少ないか、出にくいことをいいます。週に3回より少なかったり、 出すときに痛みや出血があったりすれば便秘と考えます。便が腸に溜まりすぎた結果、ちょっとの便が漏れ出るような場合も便秘です。便秘が続いて治療が必要な状態を便秘症といいます。

出典：便秘ガイドライン「便秘のおはなし」

息子は生まれた時から快便ではありませんでした。
乳児期は１日数回出るものだと思っていました。
しかし、生まれて数日、夜中に看護師さんから呼び出されました。
「２４時間出ていないと赤ちゃんも苦しいから綿棒浣腸するね。お母さんもよく覚えておいてね。」
その時から乳児期は綿棒浣腸がかかせませんでした。
現在も自分で排便することは出来るものの硬くておむつに血がついたり、時間がかかったり、毎日すっきり出せている様子はありません。

▷きっかけは保育園での出血

排便時の出血はたびたびありましたが、心配しつつも真剣に向き合えていませんでした。
ある日保育園の先生から電話がかかってきました。
「排便の時にすごく辛そう。今日は鮮血で、多めの出血があった。病院に行ってほしい。」
言われて、はっとしました。
まだ１年半しか生きてない息子にこんなに辛い経験をさせているなんて母としてよくない、と反省しました。
便秘をみてくれるお医者さんを探そう！
そう思いました。

▷通院先の決め方

そこから便秘を見てくれる病院を調べ始めました。
その時に意識したのは、以下のことです。

• 小児科専門医が見てくれること

• 無理なく通える範囲であること

• 「便秘外来」と称していること

• 予約制であること

そこで自宅から電車で30分程度の小児科クリニックで便秘外来を見つけました。

▷はじめての受診

１．息子への挨拶
まずは息子への挨拶から始まりました。
「ちゃんと子供を見てくれるお医者さんかもしれない！」
そう感じました。
こどものための受診でいくつか病院に行った事がありますが、こどもの名前を呼んで挨拶をしてくれるお医者さんは多くはありません。
ただ、そういったお医者さんがいる病院は評判がいい事が多いです。

２．排便状況の聞き取り
頻度、ブリストルスケール、排便にかかる時間、本人の様子、その他排便に関して気になることなど排便状況を細かく聞き取りしてくれました。

３．診察
お腹の音を聞いてもらい、お尻の穴の状態を見てもらいました。
お尻の穴にぽこっとしたものがあり不安に思ってたので、それを見てもらいました。
ぽこっとしたものの正体はスキンタグという皮膚の膨らみでした。

４．治療の説明
息子の場合、重度の便秘までは至ってなさそう、と判断してもらいました。
まずはお薬で便を柔らかくして、状態を良くすることが目標となりました。

▷スキンタグって？

スキンタグとは肛門にできる皮膚のたるみ、です。
いぼ痔ではありません。
スキンタグの特徴は、

• 女の子の赤ちゃんに多い

• 肛門のしわの一部が鶏の「とさか」のように盛りあっがている

• 12時の方向（お腹の側）にできることが多い

• 今までに便が固くなって、肛門が切れて血が出たことがある

• 特に治療する必要はないが、出血や排便時に痛がる時は軟膏を塗る必要がある

です。
治療としては、

• 外科的な手術は必要ない

• 数日で治るというものではないが、切れ痔などを繰り返さなければ、だんだん小さくなる

• 便秘にならないよう心がける

• 便が固いときは出やすいように肛門に軟膏を塗る

• 硬い便が出た後は、ぬるま湯におしりをつける

です。
息子の場合、便が固くなって血が出たことがあり、便秘にならないように薬で便を柔らかくすることになりました。

▷薬の種類

息子は酸化マグネシウムを使うことになりました。
効果が楽しみです。

▷結果、受診できてよかった！

息子の排便について、きちんと話を聞いてくれて、細かい悩みも相談できて、本当に受診してよかったと思います。
かかりつけ医に相談して処方をしてもらうだけでもいいと思いますが、専門外来・専門医だからこそ母としても「よし、やろう！」という気持ちになるな、と思いました。

お子さんの便秘に悩まれている方は、
ぜひ『便秘外来』の受診をお勧めいたします！
同じ悩みを持つママさん、また、これを読んでくださった方に役立つと嬉しいなぁ、と思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。