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新たな挑戦へってハナシ。

お久しぶりです!五十嵐です!
今日は皆様にご報告があり、このnoteを書いています。

私、五十嵐大河は 1月31日を持ちまして、 3年間働かせていただいたグランセナフットボールクラブを退職致しました。

選手時代から含めると8年間お世話になったクラブを離れるということはとても心苦しいですが、サッカーコーチとして、1人の男としてチャレンジしたいという気持ちからこの決断に至りました。

当時、就職先も何も決まっていなかった僕を拾ってくれたのがこのクラブでした。
大学時代の恩師から声をかけていただき指導者としての道を歩むことになったわけですが、このクラブでサッカーをしていた当時中学生の僕は7年後に指導者としてこのクラブに戻ってくるとは1ミリも思っていなかったでしょう。
これも何かのご縁だったのではないかと感じています。

この3年間を振り返って僕は 3つの感謝があります。
1つずつ振り返っていきたいと思います。

1.当時大学生だった僕を受け入れてくれたクラブへの感謝

当時大学4年生だった僕は、高校までサッカーをしているだけの22歳でした。
僕が社長だったら僕をコーチとしては採用しないかなと思います。笑
指導に対しては何の知識もなく、どのように教えたら良いのか、練習のプランニングって何?サッカー用語すら当時サッカーをしてた頃と比べると変わっていて何が何だかわからない状態でした。
そんな中でも1年目からカテゴリーを持たせてもらい、実際に指導の経験をさせていただくことができました。
初めてのスクールは緊張して、声は全く出せず、今まで全く動いていなかったのでボールも思うように蹴れず、走れずただ立っているだけの状況でした。
今考えると、酷いコーチだなって思います。
そんな僕を受け入れ、指導者としての道を切り開いてくれたこのクラブには本当に感謝しています。

2.担当させてもらった選手・保護者の皆様への感謝

1年目は小学5年生と女子中学生を担当し、 2年目はそのまま持ち上がりで小学6年生、そして3年目は小学4年生を担当させていただきました。
そのほかにもスクールではたくさんの選手、保護者の皆様と関わらせていただきました。
選手のために!と一生懸命頑張ってきたつもりですが、僕の至らない部分が多々ありたくさんのご迷惑をおかけいたしましたことをこの場を借りて謝罪させてください。
申し訳ございませんでした。

指導者を初めて3ヶ月ほど経った時、練習中選手同士が話し合っていたのでどうした?と聞くと選手から衝撃の一言を言われました。
「〇〇さんの練習の方が楽しい」「大河コーチの練習つまらない」
僕はもう何も言えませんでした。おそらく僕の顔はかなり引き攣っていたことでしょう。
しかし、その一言がなければ今の僕はいないと思います。
選手のことを考えられるようになったのはその一言がきっかけと言っても過言ではありません。

保護者の方には、選手の送迎、チーム活動へのご協力などたくさん助けていただきました。
助けていただいたのにも関わらず、新潟県のチャンピオンを一度も取れず申し訳なさと不甲斐なさだけが残ります。
このクラブに入った以上、結果を求めて入団してきている選手がほとんどという中で目に見える結果を出せなかったのは紛れもなく、僕の指導力不足です。

しかし、選手たちにはサッカーで必要なこと以外にも人として大事なことを指導してきたつもりです。
何か1つでも心に残っていてこれからの人生に生かされれば良いなと願っております。

3.プロサッカー指導者というものを教えてくれた2人の方への感謝

プロサッカー指導者というものを教えてくれた2人の方がいます。
プロとしての基準、考え方、在り方など有りとあらゆることを教えてくださいました。おそらくお二人は僕に教えたつもりはないとは思いますが、毎日毎日が刺激的で学びのある日常を過ごすことができました。
グラウンドで僕が遠くで1人ポツンと練習を見ていると「大河!近くおいで!」と声をかけてくれるのはとても嬉しかったです。
コーチルームで練習のプランニングを相談すると、1聞いたら10返ってくるような知識量で僕にたくさんの気づきを与えてくれました。
お二人は常に勉強熱心で常にサッカーのトレンドを追っていてサッカーの話をするのが楽しかったです。
あの試合見たか?あの選手すごいぞ。あの選手は今後伸びそうだね。
などとサッカーの話をしている時は少年のような目をしていました。

僕はお二人を大尊敬しています。
このお二人に追いつくことはできるのでしょうか。
追い越すことはできるのでしょうか。絶対に無理だ!とは言いませんが可能性は低いでしょう。しかし、お二人を追い越すくらいの気持ちでこれからも指導者を続けていきます。そして、いつかまた一緒に仕事をしたいです。
このお二人に出会えたことは僕のサッカー人生にとって大きな財産になりました。

これまで 3つの感謝について書いてきましたが、この 3つ以外にもこの3年間で沢山の出会いに恵まれました。
楽しいばかりことばかりの 3年間ではなかったですが、指導者としてのスタートがこのグランセナというクラブで本当に良かったと思います。
最終日の昨日、本当に色々な方から『ありがとうございました』とお声をかけていただきました。
僕は本当に周りに恵まれているなとつくづく思います。
僕が中学生の頃このクラブに育ててもらったように、僕自身も良い人間を育てられるように精進していきます。

次のクラブは山梨県にあるフォルトゥナSCというところです。
フォルトゥナでも素直に自分らしく学ぶことを忘れずに頑張ります。
今まで以上に苦労することがあるかもしれませんが、信念持って闘います。
凡人は凡人らしく直向きに楽しみます。

最後になりますが、この3年間僕に関わってくれた全ての皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。皆様のご活躍をお祈りしています。

五十嵐大河

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