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「書くこと」について書いてみた


ライターとしてものを書く仕事を始めて10年
(本格始動からは6年)

いろんなジャンルのお仕事をしてきて、その中で気づいたことがある




セールスライティングにおいても、こういう記事においても、
魅せる文章が書ける人は、多分天才だとおもう





「天才」「生まれ持った才能」「選ばれし者」とか、そういうことを言うのはあまり好きではないけれど、文章を書くっていう世界においては一定数そういう人間がいるんだと思った話






「ものを書く」という仕事

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私は別に、なるべくしてライターになったわけではないと思う

学生時代に文芸部に所属していたというわけでもないし、
両親が執筆業やマスコミ関連の仕事をしているわけでもない 
ラップができる一人称「小生」の小説家が知り合いにいるわけでもない

最後はいたらうれしいけど


言うてしまえば、
人より少し文章を書くのが好きで、それで人より少し褒められてきただけ





「書く」ためには まず「読む」ということ

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私はライターという仕事柄、できる限りジャンルにとらわれずに本を読むことを意識するようにした

小説はもちろん、マンガも読むし、ライトノベルも読むし、海外小説、コラム、ビジネス書籍、エッセイ、雑誌、Twitterまとめサイト、気になったツイッタラーさんのツイートも読む 
仕事で必要になったときには、英語の医学書と厚生労働省のHPも読み込んだ



「これ何の役に立つんだろう」っていうような情報でも別に構わない
どんなジャンルのどんな文章であっても、それを書いている人がいるわけで
その人がどんな風に考えてどんな文体で書いているかを見たいから読む

特にコラムは、良い意味で書いている人のクセが見えて面白いから好き

文芸的なものは、先人ノ語彙 食ウ。って気持ちで読む


子どもの頃から、母が「とにかく本を読みなさい」
「本なら好きなだけ買ってあげるから」と言ってくれた
そのおかげで、今でも「文を読む」という習慣が生きているんだなと思う


ものを書く仕事をするようになって、この「読む」というスキルが
本当に本当に大切なものなんだなと実感した

ありがとう母
クリスマスには美味しいお米を送ります




「書く」にもいろいろありまして

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私が文章を書くときに気を付けていること

まず、お仕事に関しては相手の望む文体を意識すること
ライターなら当たり前のことなんだけれども

セールスライティングは「読み手のために」というのが大前提にあるから、基本的には「ていねいで分かりやすく、正しい日本語で」という感じ

医療広告に関して言うと、専門用語を使わないとか、堅苦しくなりすぎないようにとか、やさしめな口調とか、そんなところかな


一方、好き勝手に書く場所
こことか、Twitterとかね

そういうところでは、とにかく書きたいように書く
真面目に書く時もあれば、こうやってただ書き散らしをすることもある

でも、その中でいつも意識しているのは
「魅せる文章を書きたい」ということ

全然書けてはいないと思うけど、書きたいなぁって思う





「魅せる文章」を書く人

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失礼な言い方かもしれないけど、魅せる文章って
「内容めっちゃ普通なのに、何でこの人が書くと面白いんだろう」
と思うことがよくある

※そもそもの内容が面白いこともたくさんあります


そういう人って、お堅い内容も難なく読ませてくれるし、
長文でも「終わっちゃった」「まだ読み足りない」ってなる

noteで言うなら岸田奈美さんは本当に読ませる天才だと思うし
王道なら、さくらももこ先生のエッセイは神だと思う

そのほかにも、各ジャンルで「この人すごい」って感じる作家さん、
ライターさん、レビュアーさんがたくさんいる

とにかく読ませる才能…?がすごい人は、何を書いても面白い
それが持って生まれたものなのか、努力の末に得たものなのかは私には知り得ないけれど、勝手に尊敬しています

身近なところで言うと、
昔の同僚でライトノベル作家をしている人がいるんだけど
その人はチャットのやりとりでも語彙力がケタ違いだった

へー、その言葉ってそうやって使うんだァ みたいな

そういう人に、わたしはなりたい





結論、書くのが好き

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なんだかんだ言っても結局、文字で何かを伝えるっていう行為が好きだからできることなんだよな、というのが結論

ライティングのお仕事にしてもnoteにしてもね
友達とのやりとりで電話よりLINEのほうが好きなのも多分これ

だって私、絵を描くのはやだもん
真面目に描いたのに「真面目に描いてよ」って言われるし
イヌやネコ描いたら二度見されるし

立体図描いたら「三次元はまだ早かったね…ごめんね」って謝られるし

壊滅的で笑う





だけど、文字を書くことなら天才にはなれなくても自分が楽しめるし
読んだ人が「続きは?ほかにはないの?」って言ってくれるのもうれしい

少なくとも下手すぎて謝られることはない


好きだから続くし、好きだから追求できる
それをこうして生きる手段として活かせているのは幸せなことなんだろう



できることなら、
せる文章の「」の部分だけでも手に入れたいけど

#私の仕事

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