2019年に東京国立博物館へ「VR刀剣」と三日月宗近を見に行ってきました。(2019.08)
2019年の夏、東京国立博物館へ「VR刀剣」と三日月宗近を観に行ってまいりました。
「VR刀剣」とは、東京国立博物館(以下トーハク)のミュージアムシアターで期間限定で上映された30分程度の映像です。
「VR(バーチャルリアリティ)によるデジタルならではの新しい文化財鑑賞方法を体験いただけます」
と解説されてるように、シアターの大きなスクリーンに映し出された刀剣をガイドさんの解説入りで鑑賞できるという、刀剣の知識ゼロな私にとってはとてもありがたい上映会でした。
TNM & TOPPAN ミュージアムシアターでは、VR(バーチャルリアリティ)によるデジタルならではの新しい文化財鑑賞方法を体験いただけます。
超高精細4K映像を映しだす迫力の大スクリーンは、文化財の姿をあざやかに映し出し、かつての姿の再現や、まるで実物に触れられるかのような空間を楽しむことができます。
ナビゲーターによるライブ上演でVR作品をお楽しみください。
(東京国立博物館のミュージアムシアター紹介ページより)
このとき取り上げられていたのは「三日月宗近」と「岡田切吉房」の二振り。
岡田切さんのことは良く分からないけど(申し訳ありません…;)、三日月さんの刀身についての知識を深められるなら、これは是非とも行かなければと思いまして。
結論から言うとすごく良かった。
ガイドさんの説明がとても丁寧で分かりやすかったです。
また、今回取り上げられていた「岡田切吉房」が「三日月宗近」とはすごく対照的な感じの刀でして。
何というかこう……いささか説明が難しいのですが、全体的に勇ましいというか逞しいとでもいうか、質実剛健!猪突猛進!!といった感じのつくりだったので(なんじゃそりゃ;)、三日月さんの優美さがものすごく良く分かりました。
三日月さんの「天下五剣の中でも最も美しい」というのはなるほどこういうことか…!!と心の底から納得した。
刀の鑑賞方法とか、どの部位をなんと呼ぶかといった刀剣初心者向けの基礎知識的なこともさらっと解説して下さっていて、私にとってはすごく有意義で有難かったのです。
ただ、刀剣についてある程度知識のある方には、ちょっと退屈だったかもしれないなーと思いました。
このときちょうどお盆休みだったこともあって、さぞかし並ぶのだろうと覚悟して行きましが、全然そんなことは無くてびっくりした。
座席は指定席ではなく先着順なんですけど(ゲートが開いたら好きなところに座って良いシステム)、のんびりと中に入って特に急ぐことも無く最前列で鑑賞できました。
何と…!!(゚Д゚)
この時期まだコロナではなかったのに、ソーシャルディスタンス的な空席がぽつぽつとあったりしたんですよね。
これは告知が行き渡らなかったということなんだろうか。残念;
内容はすごく良かったので、ぜひとも再上映して頂きたいです。
最後にガイドさんがスクリーンを指し示して、
「こちらは写真撮影OKですよ」
と言って下さったので、記念に撮ってまいりました。
大きなスクリーンで見る刀剣は迫力があってすごく良かった。
素敵な企画をありがとうございました!
あと、このときトーハクで三日月宗近が約2年ぶりに展示されていたので、刀剣コーナーにも足を運びました。
このときは我が本丸にも三日月さんがいらしたので、心穏やかに鑑賞できました。
また、三日月さんの特徴や鑑賞方法についてガイドさんの解説を聞いたばかりだったので、見ていてすごく楽しかったです。
2017年、初めて三日月さんを拝見したときは何とも思わなかったけど、この反りは確かにすごい!!
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