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【10000字越え】レジドラゴを最も強く使うには

お久しぶりですそらそらです。
今回はパラダイムトリガーより、私の好きなポケモンであるレジドラゴがVSTARとして収録されたので、彼を最も強く使えるデッキをコンセプトに考察を進め、一旦の結論に辿り着いたのでnoteを書かせて頂きます。
レジドラゴの持つ魅力を含め、その強みを最大化する為に必要なポイント、採用しなかったデッキの軸とその理由、採用カードの枚数とその理由等を含め、最終的にスタンダードな構築と環境に合わせた構築の2つを紹介させていただく非常に盛り沢山な内容となっておりますので最後までお付き合いいただければ幸いです。

レジドラゴの立ち位置



正直に言わせていただきますと、強いですが明確な不利デッキが存在するデッキタイプになります。
理由としては、レジドラゴの技マシンとして他のポケモンを採用する点・技の要求エネルギーが草草炎と要求が高い点・特性のレガシースターを使うと山札を多くトラッシュしてしまうので細かい動きが難しい点、ギラティナの様に後攻でも強い動きを取るプランが難しい点の4つです。

しかし、ドラゴンタイプの技を何でも使うことが出来るというのは今までエネ配分の難しさから共存できなかった今までのドラゴンタイプには無い性能であり、弱い訳がありません。
なので私はレジドラゴの弱みを無くしていくという構築では無く、その強みを最大化する構築にするという軸の元、考察を始めました。

レジドラゴの強みを最大化する為に必要な要素は以下の4つだと私は考えています。

  1. 安定したエネルギー加速手段

  2. 技マシンとなるドラゴンポケモンをしっかりトラッシュする手段

  3. 2-2-2で取られないサイドプラン

  4. レジドラゴでスタートしない事

これら4つを達成する事が、レジドラゴの強みを最も活かすことの出来る構築だと考え、構築を考え始めました。

先ずはレジドラゴの技として何を使いたいか、どのドラゴンポケモンを技マシンとして採用するかを考えます。
私が技マシンとして採用するポケモンのポイントとしては以下の3点です。

  1. 技としてのスペックが高い

  2. そのポケモンでスタートしない(進化ポケモン)

  3. 役割が被らない

1は言わずもがなだと思います。
2はレジドラゴの技のコピー先がトラッシュからのみであり、バトル場、ベンチに出た場合トラッシュするという手間が生まれるからです。
3は似た様な性能のドラゴンポケモンを採用してオールラウンダーにするというよりかは、特化した性能のポケモンのみを採用し、回しやすさに振る為です。

この様な方針の元、技マシン用の採用ポケモンは決めました。

不採用とした軸

次にデッキの軸として採用しなかった一例を紹介します。

アルセウス型レジドラゴ


この型はレジドラゴにエネルギーを加速するという点においてはかなり安定感が高い型なので選択肢の一つではあると思います。
しかし私視点ではこのアルセウスドラゴはアルセウス軸の悪いところを煮詰めた様なデッキに感じてしまったので無しとしました。
理由としてはまずアルセウスに手張りをしなければならない事。これはデッキの構成上、1ターン目アルセウスに手張りをしない場合2ターン目にアルセウスが技を打てず、レジドラゴが育たないという事、次にアルセウスはVにしかエネルギーを加速できず、両者ともにVSTARなので2-2-2で取られやすいという点です。また、レジドラゴは技を打ってこそ選択肢が生まれる強いカードであり、カイリューの技エナジーハリケーンとアルセウスの役割が被っており、アルセウスをワンテンポ挟むのは弱いと感じました。

ゴリランダーボルテージビート型


ゴリランダーを立て、ボルテージビートでエネ加速する型です。こちらは手張りを比較的自由に行っていいことから、ゴリランダーが立ちさえすれば強い型です。
しかし、ゴリランダーが2進化なのでふしぎなあめが必要で安定しない点。あめorゴリランダーを手札に保留しながら、技マシンとなるポケモンを落とす構築を組むのは難しく、枠が圧倒的に足りないので却下しました。

初期案

これらのデッキタイプを却下し、先ずたどり着いたのはターボナタネ型です。
ナタネで加速していくプランは他のポケモンを比較的入れずに構築でき、ターボでガンガン山を掘り進んでいく為、技マシンとしてのポケモンをトラッシュし易く、レジドラゴの強みを生かす事ができると考えました。
また、レジドラゴの特性レガシースターでカードを多くトラッシュするという特性上、トラッシュからカードを拾ってくるカードを入れるので、同じカードを多くトラッシュするターボ型とは相性がいいと感じ、構築を始めました。

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ご存知の通りミュウのふしぎなしっぽ、ゲッコウガのかくしふだをメインエンジンとしたターボ型です。
初めの軸として考えたのが、スタートポケモンの選択です。レジドラゴは逃げエネ3なのでスタートするのは弱く、初手にバトル場に出したい、出しても弱くないポケモンが必要であるという事です。
この場合はふしぎなしっぽミュウをスタートポケモンとして選択しました。また、ポケストップ型も考えましたが、ミュウでスタートする利点、トレーニングコートを採用できる利点と、ポケストップによりナタネをトラッシュする確率が高いという弱点を考えると、こちらの方が利点が大きいと考え、今回はこちらの型に決めました。

この型の強みとしては、まずふしぎなしっぽでのサーチ力にあります、基本的にグッズから繋がるカードを多く採用し、ナタネという目標に到達しやすくしています。更に山札からグッズを引き、圧縮する事で、エネルギーを引きやすく、レジドラゴの特性レガシースターにより、技マシンのドラゴンポケモンを落としやすくなります。
そしてターボのドロー力により、高確率でナタネに触る事ができ、ガンガン山を掘り進めていくので、自然とトラッシュにカードが溜まり、必要パーツをレガシースターで再利用しやすくなっています。
しかし、このデッキの欠点としてミュウでスタートできなかった場合、完全に停止する危険性がある点、サポートに触りづらくナタネ以外を採用する余裕があまり無い点、マリィ・ツツジ等の手札干渉に弱い点等の弱点があり、根本的にレジドラゴが技マシンとして他のポケモンを採用するのでターボ構築として単体で完結できていないという所から、要求値が高く、再現性に問題がありました。

そこで必要だと考えたのが、ナタネを採用している都合上、サポートでのドローはあまり期待できないので、グッズ以外のカードにより触るべく、ミュウ以外のドローエンジンを採用する必要があるという事です。
そしてこのドローエンジンとして考えたのがリファインの特性を持つキルリアです。キルリアの利点として1枚手札をトラッシュして2枚カードを引く事が出来るので技マシン用のポケモンをトラッシュしつつ必要パーツを集めることができるという事です。更に進化先のアルカナシャインサーナイトのエネルギー加速、バディキャッチエルレイドのサポート確保から安定した展開力が期待できます。
これによりナタネを使わなくてもよいターンが生まれる事、それにより他のサポートを使えるというメリットも得ることができ、ナタネ以外のサポートを採用する余裕が生まれました。

採用カード・枚数・その理由

ここからはリファイン軸レジドラゴの採用カード・枚数・その理由について述べさせていただきます。

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