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「酒母」が飲める? 福岡の日本酒応援キャンペーン!甘酸っぱいにごり酒(ビール割りも)

私は「福岡」に生まれ、18歳まで故郷で育ちました。
なので、私は「福岡の日本酒」を知らずに東京で日本酒と出会いました。

長い間「焼酎県」だと思っていた「福岡」。魅力的な日本酒がたくさんあることに、当時は気づいていませんでした。

今回、あらためて故郷の「日本酒」と出会う機会を得ました。
福岡の地酒を応援するキャンペーン、なんと送料無料、さらに「地元のおつまみ付き」という、県をあげての力のはいった取り組みです。

「酒母」が売ってる??

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(同オンラインショップのキャプチャ)

特設オンラインショップを覗いてみると…
「酒母」がありました。え、酒母、飲めるの?

酒母とはざっくりいうと「日本酒の素」。酒造りでは麹と米と水で「酒母(酛)」をつくり、これに水を米をどんどんたして増やしていきます。

説明をよく読むと
・九州大学の学生と共同開発
・酒母をベースに微調節したもの

とのこと。買います!九大生がつくった酒母、飲みたい!


日本酒(酒母)が届きました

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届きました。品目「日本酒(酒母)」。

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こういうのうれしいです。こちらこそありがとうございます。

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こちらが今回購入したセットです。

(中央)注目の「酒母」です。「あいすえいじ3Q」(いそのさわ)
(左)福岡地酒の雄・みいの寿のにごり酒「美田」
(右)おまけのおつまみ「たけのこピクルス」

「酒母」を飲む(ロック)

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さっそく「酒母」の「あいずえいじ3Q」をいただきます。
裏ラベルを見ると…日本酒度「-86」!!おすすめは「ロック」なのだそう。

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ロックでいただきます。

とろ〜りとした舌触りで、かなり甘酸っぱいです。
「ピルクル」みたいな、「カルピス」みたいな、いや、カルピスよりもうちょっとコクのある乳酸飲料のよう。おいしいです。

氷が溶けてくると薄まるのか、こっくりから「さわやか」に変わります。
うん、これはごくごくいける。氷の溶け具合で味が変わるのもおもしろいです!

どろっどろの美田を飲む(ロック)

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続いては実力蔵・みいの寿の「美田」。蔵付酵母、山廃、どちらも好きなキーワードです。こちらも「オンザロック」が推奨。

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どろっどろ具合がすごい!
「あいすえいじ」よりもさらに固形の澱があり、逆さにすると「じわー」っと落ちてきます。しかし、にごり系は「混ぜる前の上澄み」「まざった完成系」の両方を味わえるのも好きです。

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まず、「うわずみ」だけ飲んでみると、酸が結構するどいです。あいすえいじが「丸い」味わいとすると、「美田」はしっかり「刺し」にきます。

「まぜて」飲んでみたところ、おいしい。まろやかでコクがあります。
そして後味の「苦味」も。個人的にですが、みいの寿さんの日本酒はわかりやすい甘さではなく「苦コク」こそが魅力だと思っています。
料理とあわせるならこっちです。

ソーダ割、ビール割り、酒母で遊んでみます

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せっかくですので、「酒母」をもっといろいろ遊んでみます。
まずは「ソーダ割」。1:1くらいでやってみました。

これは、「アンバサ」だ!
懐かしの「アンバサホワイトウォーター」です!

甘さはありつつもべたつきはせず、適度な「ドライ感」がやってきます。
これはいいです、がぶがぶと「のど」で飲みたいほど美味しいです。

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次は、Twitterの方から教えていただいた「ビール割り」。こちらも1:1くらいです。日本酒とビール、合うのか…?

恐る恐る口に含むと……あれ?おいしい??

甘い濁り酒だけど炭酸があるためぽってりとした重さは皆無で、
ビールの「苦味」はほとんどなく
だけど「ホップ」のようなハーブ感が鼻に抜ける。

うまいぞ、ビール割り。

日本酒でもなく、ビールでもない、でもとてもおいしい新たなお酒を生み出してしまいました。にごり酒のビール割り、これはおいしいです!!!

ちなみに、写真にはないのですが「お湯割り」も試してみました。
ホットレモンカルピルです。風邪の時にのみたい、でもお酒特有のうまみの幅がある…こちらもおすすめです。

福岡のお酒、大満足でした

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ちなみにおつまみの「たけのこピクルス」。これは酸味のある「美田」と相性抜群でした!


福岡のお酒、おもしろいです!
福岡はラーメン、めんたいだけじゃない、なかなか尖った、おいしいお酒があるんですね。次帰福(と、福岡の人はいうのです)したとき、日本酒酒場をめぐってみます!

もちろん、お酒を飲みます。