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【レマコムと私vol.6】ゆーさんの日本酒事情。彼女と僕と新政と

このシリーズは、氷温ストッカー「レマコム」を通して、日本酒マニアの生態を追う企画です。今回は、それに加えて付き合って半年(取材時)の男女の空気感をお楽しみください。
酒でも飲みながら流し読みしていただければ幸いです。

Vol.6のレマコムの持ち主は「ゆー」さん、27歳男性です。

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ーー昨夜、ゆーさんのご自宅で日本酒の飲み会をしていたそうで、これから残ったお酒の「移し替え」をするそうです。……移し替え…?

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(ゆーさん宅のレマコム。一人暮らしの部屋には、やはりでかい)

ゆーさん 昨夜何本か開栓して余ったお酒を「小瓶」に移すんです。もちろん小瓶は煮沸消毒してます。小瓶はネットで最近買いました。
昨日来られなかった人がいたので雰囲気だけでもとプレゼントしたり、冷蔵庫のスペースを作ったりするためにやります。

奥の部屋でやりましょう。

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(小瓶。その奥に女性)

彼女 あ、こんにちは。

ゆーさん あ、彼女です。付き合って半年になります。

ーー一緒に住んでらっしゃるのですか?

ゆーさん いえいえ、昨日は宅飲み会だったので片付けを手伝ってもらっていました。

彼女 うん。

ゆーさん …さあ、移し替えるのは「宮泉」(宮泉銘醸)です。

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ゆーさん こうやって、直接やります。漏斗も持っているのですが、直接でもこぼれないから大丈夫だなって。

彼女 結構、雑ですよね笑。

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ゆーさん そしてせっかくなので「ラベル」を貼ります。こうやってキレイに切って。凝り性?ええ、そうですね、こういうのはついこだわってしまいますね。

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(お手製ラベル。字は彼女担当)

ゆーさん 一升瓶って場所を取るじゃないですか。中身が少ないお酒でレマコムの場所を取るのはもったいないですからね。

また、小瓶にわけて、ひとつはレマコム、ひとつは常温というふうに、管理温度を変えて変化を楽しむこともできます。知人に聞いて、僕もやってみたいと思っていたんです。

2人の出会いには「新政」があった

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(せっかくだから、少し飲むことに)

ゆーさん 美味しい。昨日より丸みがでたね。

彼女 若干、ミルキーだよね。

ゆーさん その感覚面白いな…。彼女、中国出身なんですよ。だから食文化の違いからか味覚の表現とかが少し違っていて、一緒に飲んでいると結構面白いんです。

彼女 例えば、みんなが「リンゴの香り」と言ったものが私には「白酒(パイチュウ)」だと思ったり、あとは「醤油みたい」と感じるお酒もあるのですが、日本の人はあんまり思わないみたいで。

ゆーさん でも、好みのお酒のタイプは似ています。僕、やっぱり「新政」(新政酒造)が好きなんですよ。レマコムを買ったのも新政がきっかけでした。そして彼女との出会いも新政でしたし……

彼女 え、「風の森」(油長酒造)じゃない?

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ゆーさん ……えっ?

彼女 最初に「風の森」一緒に飲んだでしょ?

ゆーさん ……あ、新政ですよ。新政……えーっと、ほら、新宿三丁目の

彼女 「日本酒スタンド酛」?

ゆーさん そうそう、そこでほら新政の話をして……

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彼女 うーん…

ゆーさん もちろんそのあとに「風の森」の話もしたけど……

彼女 ……うん、「仙禽」(せんきん)も、「風の森」も、いろいろ飲んだね。

ーーとにかくお酒がきっかけだったのですね。

彼女 私も日本酒が好きで少し勉強もしていたのですが、彼と話していて「すごく勉強熱心だな」って思って。2人とも「新政」が好きなのは本当ですよ。ご縁があって「新政」のお酒の会にも参加しました。

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(凌いだ)

レマコムは-2〜-3℃。新政の頒布会で購入を決定

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(ゆーさんのレマコム。パンパンです)

ゆーさん 横倒しにして、いっぱい積んでいます。設定温度は下が-2〜-3℃、上は-5~-8℃になっています。レマコムって冷却板が上にあるので上と下で温度差があるんですよ。
だから温度計は上下に設置して、両方確認するようにしています。

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ーー先程「レマコムのきっかけ」が新政と話されていましたね。どのようにして日本酒を飲むようになったのでしょうか?

ゆーさん 日本酒を飲むようになったのは、22歳くらいから。僕、それまで甘いお酒しか飲めなかったんですよ。カクテルみたいな。

だけど食事中に甘いお酒を飲むのもどうかと思ってきて、いろいろなお酒にチャレンジしたんですよ。それでまずハマったのが「風の森」。これは常にレマコムにあるようにしています。

飲み始めたころはお店でしか飲んでいなかったのですが、自分でお酒を買うようになって、お酒を集めるようになり、気が付いたら冷蔵庫がいっぱいになってしまいました。

彼女 (レマコムのある)今もそうでしょ笑

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(冷蔵庫も見せていただきました。たしかに)

好きなのは、やっぱり華やかなものが多いかな。風の森や新政は特に好きなので、見かけると買いたくなりますね。

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ゆーさん これが、僕がレマコムを買うきっかけになった「新政」です。2年前に新政の頒布会※に入ったのですが、その時のものです。

※頒布会 会員制の定期購入システム。新政酒造の頒布会は酒販店では入手困難な限定商品なども購入できるとあって人気。

頒布会で届いた限定酒には説明書きが付いていたのですが、そこに「飲みごろは2020年」ってあったんですね。そう書かれていたら、2020年まで保管したいじゃないですか。

ただでさえ冷蔵庫がいっぱいなのに、新政があって、さらに欲しいお酒が出てきて…となって、もうレマコムを買うことにしたんです。

やっぱり、僕凝り性なんですよね。こんな会を開きたい!といった目的は無く、特定のものを集めようとはしていないのですが、レマコムに隙間ができると、これも飲み比べてみたいと思ってつい欲しくなってしまうんです。

彼女 私もよく日本酒を買ってしまうので、うちの冷蔵庫に入りきらなくなったお酒を入れてもらったりもしていますよ。

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(新政グッズ。大切に保管しています)

僕が「家で日本酒の会」を開く理由

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ゆーさん 昨夜は日本酒の会の料理が残っていますので、おつまみにいかがですか? 自家製のローストタンです。

ーー自家製!すごいですね。

ゆーさん これもやっぱり、凝り性なんですよね。僕、それほど日本酒のイベントにはいかないのですが、代わりに友人を呼んで家で飲むことが多いんですよ。はじめは大学の後輩を呼んで、いいお酒を飲ませてあげたいなって思って。始めた当初はおつまみは持ち寄りだったのですが、今は自分で作ってやってます。

彼女 自分が作った料理を出したいんでしょう?

ゆーさん 笑 うん、まあそれもあります。やっぱり、喜んでもらえるとうれしいんですよ。お店で料理のペアリングなんかを体験すると「じゃあ自分の会ではどうしようか」と工夫したくなるんです。

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(こう、こう、と説明している躍動感あるシーン)

彼女 お酒弱いけどね笑 2合までだよねー。

ゆーさん 実は僕、全然お酒強くないんですよ。だから分別をつけないと、消費が追い付かず本当に増えていくばっかりで…。彼女の方が強くって笑
だからお店ではいろいろなお酒を飲んで、家では1本じっくり飲みたいもの、という風に分けています。

レマコム、2台目も必要?

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(思い出のお酒のラベルはアルバムに)

ゆーさん これは日本酒のラベルを集めたアルバム、今2冊目です。「こんなお酒飲んだなぁ」って思い出すのによくって。十四代、これを購入できた時にきちんと保管したいと思ったのもレマコムのきっかけになりました。

ーーこれからも、日本酒を集めていくのですか?

ゆーさん うーん、さっきも言いましたが、量を飲めないので、ちょっと考えないといけませんね。買うものと、外で飲むものを分けていかないと…。

日本酒を好きになったことで、いろいろな日本酒仲間ができて、それは本当によかったと思っているんですよ。最近も友達に言われたかな、レマコムを買って、お酒も増えて、彼女もできたなって。

でももう、さすがに入らなくなってきた…減らさないと

彼女 それより、もう一台買おうよ。

ーー大きなサイズにする…のではなく、もう一台?

ゆーさん ああ、それは管理する温度を変えたいんですよ。僕はまだやっていませんが、人によっては温度帯を変えて楽しんだりしていますからね。

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(明るいうちからどんどん飲む2人)

ーーゆーさん、本日は取材ありがとうございました。



彼女 今日は、これからどうする?

ゆーさん そうだね、ほら、あの店行こうか。

彼女 うん。(こちらをチラッと見て)えっと、今日も飲みにいってきます。


▼ゆーさんのレマコムはこちら


もちろん、お酒を飲みます。