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配信をしたら好きになられたかもしれない話

誰かと話したい、でも別に出会いや恋愛を最終的な目的にしていない、同性とも話したい。
そういった思いでとあるアプリを入れて音声配信を始めた。配信と言ってもそのとき思い付いた話題を使った雑談だし、私は聞いてる人にも喋ってもらう参加型にしている。
私のところは酔っ払いもいるが下ネタなどはなく、いつも来てくれる人たちはみんな平和を好む人たちなので「治安がいい」らしい。なので新規の人も聞いていってくれる。みんなが空気を良くしてくれていて助かっている。そして男女比は五分五分でありがたい。女性の配信は男性ばかりのところもあるらしい。

ある時
「オフ会をやらない?」という話になった。地理的に集まれそうな人たちはみんな男性だけどなんの抵抗もない。もう友達だと思ってるから。

そのなかに1人、猛烈に私を推してくれる人がいる。
最近配信中にその人が他のリスナーにDMで相談をしたと言っていたので「え!わたしには相談しないのに○○ちゃんには言うんだ?!」とふざけたところ、その配信の後に彼から「ネットでであった人に恋をした。リアルで会ったことないし遠距離だしこのままいるのもしんどい」と他のリスナーに送ったものと同じ相談内容が送られて来た。
ほー
なるほど.…
ネットで遠距離ね.…
.…ん?え?それ、相手わたしじゃない?
さすがの鈍感女でも分かる。
彼がオフ会の提案者であること。
初期に比べてわたしに対する態度が違うこと
「かわいい」「推し」と言ってくれる回数が増えたこと。
私が他の人(特に彼が知らない男性)と楽しく話しているとあからさまに不機嫌になること。なんなら怒っちゃうこと。
個別でのメッセージが増えたこと。

相手はわたしより6つ年下の男性である。
そして彼には離婚歴がある。21歳で結婚した元奥さんがわたしと同じ病気だったそうだ。面倒を見る覚悟はあったけど奥さんの態度に堪えきれなくなったらしい。病気も離婚原因のひとつである。それならわたしを好きになってはいけない。また傷付くと思うから。
(双極性障害であることは公表していない)
いつか、言わなきゃいけないときが来るのか。
そのアプリではご陽気おふざけお姉さんを貫き通すつもりなのに。

.…と思っていたら
私がいない時の他の人の配信で「このアプリで好きな人ができた」と白状したらしい。
誰とは言ってないけどおそらくもうみんなにもばれている。

取りあえず超鈍感で手に負えない人になりきるか、絶縁覚悟でほんとのことを言い合うか.…

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