珈琲と旅。時々文字。 https://lit.link/toh007jb

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旅をすること

帰りたいと思う場所がある一方で、いつも違う場所へ行きたいというのも本能なのかもしれない。 人格形成は遺伝的要因と環境的要因のふたつが大きく影響すると聞く。旅好きの祖母を持ったことで旅行の壮大さと身軽さ、隣人のような親近感を植え付けられてしまった現在の自分。 祖母は日本47都道府県はもちろんのこと、海外旅行では全大陸に足を踏み入れ、365日の内日本と、海外とで不在が多いことこの上ない。気付いたら2階にいない、それが祖母だ。( 我が家は1階が我々家族、2階が父方の祖父母の二世帯

    • 盛岡のすゝめ

      盛岡という街についての考察 昨今、なんだか話題となっている盛岡。 ある人からすると何もない街だというし、誰かにとっては心地よい街であるという。自分にとっての盛岡は、結局のところ日常を送るには良い街という位置付け。 街のあちらこちらに今に至るまでの歴史が残り、数多ある中から選べる個人店が溢れ、文明から近すぎず遠すぎずという距離感。 素敵な街の基準には散歩が楽しい風景がある。寺町通、紺屋町、鉈屋町、桜山商店街。見慣れた街でさえ、古びた看板や生活感あふれる私道、季節で咲く野花

      • 珈琲屋と、喫茶店と、カフェと。

        喫茶店、カフェ、珈琲屋。 他にも色々あると思う。似ているようで似ていない空間に、独断と偏見に満ちた区分があって何気ない会話にも違和感をもって生きている。 はじめて、喫茶店或いはカフェに訪れたのはいつだったか。一番新しい記憶にあるのは、小学生の頃。三者面談を一番最初に終えた後、向かうのは母が選んだお店たち。異空間が広がる純喫茶だとか、非日常的な飲み物が出てくるカフェだとか、珈琲を抽出する景色が美しいカウンターがある珈琲屋だとか。 最初は特別な一軒だけだったはずが、ハシゴを覚

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