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スイカがなかなか出来なぁい!

 昨日は久しぶりに夜更かしからの徹夜をしてしまった。

 原因は最近購入したゲームをプレイしていたからである。

 そのゲームとは今大ブレイク中のスイカゲームだ。

 一言でいえば落ち物パズルなのだが、一筋縄ではいかない。

 同じ果物を隣接させるとシンカして少し大きな果物に変化する。

 例えばイチゴとイチゴをくっつけるとブドウになって、ブドウとブドウをくっつけるとさらに大きな果物になるという仕組みで最終的に一番大きな果物であるスイカを作れば一気に高得点を稼ぐことが出来るというルールである。

 こう書くととてもシンプルな内容だが思わぬ連鎖や違う大きさの果物が隣接して行き詰ったりと余裕のある展開にはなかなかならない。

 ビギナーが目指す最初の壁は三千点台の得点を記録することである。

 スイカを作ることが出来ればそれほど困難な目標ではないが、この壁が異常に高い。

 ソフトを購入してから三日目になるが、大抵は二千点台前半でゲームオーバーになってしまう。

 それが悔しいのでもう一回、もう一回とプレイを重ねているうちに時間はあっという間に溶けていく。

 あまりにものめり込んでいる私の姿に妻が呆れていたので、やってみる?とゲーム機を渡すとあっという間に没入していた。
 
 その集中力たるや大したもので三時間くらいぶっつつけでプレイしていた。

 きりがないのである程度の所でやんわりとおしまいにしてもらったらまだやりたいぃと唸っていた。

 そんな夫婦ともども沼にハマってしまったゲームだが上には上がいるようでハイスコア9999点をたたき出しているプレイヤーがゴロゴロいる。

 参考にプレイ動画を観たいような気がするがそれをしてしまうと独自に攻略をする楽しみが大きく半減するのでグッとこらえている。

 これだけハマったパズルゲームはぷよぷよ以来である。

 スマートフォンに本家によく似た偽物アプリがあふれているが遊びやすさでは本物に軍配が上がる。

 このnoteを書いていても頭の中では次にリンゴとリンゴをくっつけてぇ…とイメージトレーニングに余念がない。

 しかもこのゲームのお値段は何と240円という破格の安さ。

 年末年始の長時間移動のお供にぜひともお勧めしたい傑作パズルゲームである。

 何だか褒めてばかりになったが夫婦で同じものを遊べるのは何とも楽しい。

 ここ数日頭を使い倒しているので脳年齢が若返るような気がする。

 いや、ここまでハマるゲームも珍しい。

 それはそれとして昨日の晩御飯はちゃんと作った。

 昨日はとても寒かったので煮物を仕込んだ。

 大根の皮を剥いて面取りをして隠し包丁を入れる。

 ジャガイモを四等分に切る。
 
 竹輪を斜め切り。

 大根を米を少し入れた鍋で下茹で。

 その間につゆを作る。

 昆布と鰹節で濃いめの出汁をしっかり取る。

 そこに醤油、みりん、酒、塩、砂糖を入れて飲むとやや薄いくらいのつゆを作る。

 大根の下茹でが終わったら鍋に他の具材と一緒に並べて煮込んでいく。
 
 沸騰したら火を弱めてコトコト。

 一時間おきに火を止めて味が染みるように待つ。

 これを三回くらい繰り返す。

 その間にもう一品作る。

 鶏むね肉をやや大ぶりな一口サイズに切り分ける。

 てんぷら粉を水で溶いてそこに胸肉をくぐらせて180℃の油で揚げ焼きにする。

 中までしっかり火が通ったらとり天の出来上がり。

 薬味にショウガと大根を摺り下ろす。
  
 麺つゆに醤油、砂糖、みりん、酒、水を加えて沸騰させて即席天つゆを作る。

 汁物は簡単に大根の皮のみそ汁。

 つまみははじき豆。

 居間に鍋を運んでいただきます。

 昨日のお酒は期間限定のビール。

 シャコッとプルタブを起こしてグラスにピッピッピャッ。

 では、と言いつつ乾杯。

 キューッと飲むとホップの香りが華やかで飲み口が軽い。

 ああ、この味を飲むと晩秋を感じるなぁと思いつつカパッ。

 二本目のビールを飲みつつ大根とちくわの煮物を食べる。

 アツアツの大根にカラシをチョンとつけてアムッ。

 ジュワッとつゆをたっぷり含んだ大根が口の中でほぐれる。

 むふぅ、これはいいぞぅと思いながらビールで追いかける。

 竹輪も食べてみるとふんわりと柔らかで優しい味わい。

 これはお酒だなと思って三杯目からは日本酒にチェンジ。
 
 ぬる燗につけた純米酒をツピッと飲んでジャガイモを食べる。

 ホクホクでこれも出汁が沁みていてなかなか楽しい。

 おっと、とり天が冷めてしまうと思いつつ天つゆにショウガと大根おろしを入れてパクリ。

 ムチッとした鶏むね肉の歯ごたえと天ぷらのサクサクした衣が相まって乙な味である。
 
 とり天はきのう何食べた?でシロさんが作っていたのをドラマで観たばかりだったので影響されてしまった。

 大分名物なので口にする機会は多いが自分で揚げるとまた格別である。

 妻も気に入ったようでモリモリ食べていた。

 煮物もよく売れて二人で半分以上食べた。
 
 残りは明日アレンジするねと言うと、ずばり○○でしょ?と言われて図星だったのでそれはどうでしょう~とはぐらかした。

 片づけをチャチャっとやってお風呂に入ってから、一回だけと思ってスイカゲームをプレイしたら冒頭に書いたように没頭してしまった。

 いかんなぁ、ほどほどにしないと明日に響くわ。

 それにしても母ちゃんにゲームを隠されない大人って素晴らしいなぁ。

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