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競う事は悪い事?

 最近インターネットのニュースで読んで、ええ本当かよそれと思ったのは運動会の話題である。

 ちょうど梅雨入り前の今位の時期が春の運動会の季節らしい。

 私の地域は秋に運動会を開くところがまだ多い。

 それはそれとして今の運動会では紅組と白組に分かれて勝負をするという概念が無いらしい。

 徒競走は順位はつけずにゴールするし、何より勝負事の要素が強い騎馬戦や棒倒しのような競技はそもそもプログラムから除外されているようである。

 その代わりにダンスなどのみんなが協力して行う競技がメインになっているとの事。

 そしてこれが一番びっくりしたのだが、応援をする時にフレーフレー自分!と掛け声をかけるらしい。

 個人個人の努力を尊重して運動会の醍醐味である勝負に勝つことの喜びや負けたことに対する悔しさとかを味わう事がないのだ。

 私が子どもの頃は足の速い子は同じ組のエースだったし、最終競技のリレーでは全生徒が熱狂して声をからさんばかりに応援をしたものである。

 とにかく燃える一日で運動が苦手だった私でもテンションが上がって自分の組の鉢巻きをキュッと締めて競技に参加していた。

 他には応援合戦も行われていないらしくこれではどこで盛りあがればいいのか子ども達も戸惑うだけであろう。

 実際に小学生のお子さんを持つお母さんの中には子どもが運動会がつまらないのでやりたがらないという意見もあり、そりゃそうだよなと共感する。

 運動会は勉強は苦手だが運動が大得意という子にしてみればハレの日であり気合の入り方も尋常ではなかった。
 
 そして棒倒しでは棒を倒すよりもいかに相手の組の気に入らないやつを蹴り飛ばしたり殴りかかったりするのがハイライトで私もボコボコにされたものである。

 でも興奮してアドレナリンが出ているのかちっとも痛くなくもっと来いよオラッ!と挑発するくらいだった。

 当然乱闘に発展するのである程度の所で屈強な体育教師が生徒を引っぺがして言う事を聞かない子には鉄拳制裁をしていた。

 当時はそれが当たり前だと思っていたし、勝負に勝つと心の底からよっしゃーと嬉しかったものである。

 競技に参加しない女子たちも熱狂しており一種のカオス状態だった。

 時代が違うので暴力的な事は避ける傾向にあるのは仕方がない部分もあると思うがフレーフレー自分!はどう考えても面白いのそれ?と思ってしまう。

 学生時代はそれで良くても社会に出たとたんに生存競争に巻き込まれることを考えるとある程度の耐性はつけておいた方がいいのかもなと感じる。

 赤勝て、白勝てと腹の底から大声で叫べた昭和のおじさんの独り言ですけどね。

 そんな事を考えながら昨日の晩御飯の話を少しだけ。

 昨日は日曜日だったので買い物には行かなかった。

 冷蔵庫にあるものでご飯。

 豚のロース肉があったのでこれをメインに。

 筋切りをして塩コショウをして小麦粉をはたいておく。

 後は焼くだけなのでその前に副菜を作る。

 トマトを輪切りにする。

 玉ねぎを薄切りに。

 ベーコンを細切りに。

 これを玉ねぎ、トマト、ベーコンの順にアルミホイルに並べて包んでトースターで焼く。

 豆腐は簡単に冷ややっこに。
 
 薬味にネギをどっさりと擦り下ろしたしょうがと鰹節をかけて一品。

 後は納豆があったのでこれも食べる。

 副菜が出そろったので豚肉を焼いていく。

 脂を薄く敷いたフライパンでしっかり中まで火を通す。

 味付けはウスターソースとケチャップ、醤油、砂糖一つまみでトンテキに。

 よし、何とか格好がついたなと思って妻を呼んでいただきます。

 ここの所お酒をよく飲んだのでしばらくは休肝日。

 いただきますをしてまずはトマトのホイル焼きから。

 ベーコンの塩気だけで味付けは十分。

 蒸し焼きトマトはホコホコの熱々でとってもジューシー。

 玉ねぎもしんなりして食べやすい。

 ベーコンも一緒に全部絡めて食べるとなかなかのお味。

 お次は冷ややっこを。

 ショウガの風味がとても爽やかでいい。

 喉越しのいい絹ごし豆腐なのでツルリといただける。

 ではメインのトンテキを食べる。

 しっかりした甘じょっぱいタレが良く絡んでご飯が欲しくなる。

 安い豚肉だが味付け次第で結構いけるなと思った。

 妻も気に入ったみたいでモリモリと食べていた。

 納豆も忘れずに食べて腸活にも余念がない。

 おかずは種類は多かったが量を調整したので丁度いいボリュームだった。

 ご馳走様をして片づけをして今開催中のAmazonのセール情報をチェックしていたら少し夜更かししてしまった。

 運動は超絶苦手だったが運動会のあの高揚感は決して嫌いじゃなかったと懐かしく思い出す。

 組体操は本当に命がけの八段ピラミッドの一番下だったなぁ。
  
 膝に小石が食い込んだ時の痛みは今でもはっきりと覚えている。

 今の子どもにそんな話をしたらあり得ないと絶句されるに違いないが。

 おじさん達の時代は何でもかんでも根性根性ド根性だったんだぜぇ。

 

 

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